スギ

侮れない!中国産の柳杉 無垢フローリング

スギ

スギとはヒノキ科スギ亜科スギ属の常緑針葉樹で日本の固有種です。
北は北海道から南は屋久島まで生育しており、エコロキアでも取り扱っております奈良県産の吉野杉や高知県産の土佐杉をはじめ、天竜杉、飫肥杉、北山杉、秋田杉、屋久杉など各地のブランドがあります。

本日ご紹介するのは日本の秋田杉の種を四川省や浙江省など中国南部で植林した「柳杉(ヤナギスギ / リュウスギ)」と云うもので、その魅力をご紹介致します。

先ず国産杉と比較して、色調や質感はそれ程変わりませんが、大きな違いはふたつ。

  1. 非常に軽い
  2. 埋木(うめき)がない
  3. 価格が安い

1と2はメリットでもあり、デメリットでもある部分ですが、先ずは「軽い」と云うメリットは材の中に空気をより多く含んでいるたとめ、寒い時期、冷たくなりにくく暖かい足触りです。そしてデメリットは柔らかいため傷つきやすいと云えます。

次に埋木がないと云う点でのメリットはデザイン的に好ましいです。


埋木とは上記の国産杉の写真のように割れた節や穴が開いてしまっている部分、死節などをあらかじめ枝などで埋めたもので、杉や桧の無垢フローリング、羽目板を販売していてお客様より「埋木が眼みたいで気持ちが悪い」と云われるコトが時々あります。

正直、個人的にもあまり好みではないので、むしろ埋木のない柳杉は好感が持てます。
まぁこれは個人的な感覚なので皆様に当てはまることではありませんが、デメリットの部分では多少割れた節など、ノルディックパイン程度に入ります。

そして最後に価格の面ですが、国産杉も産地や工場によって安価なものもありますが、価格と加工精度、そしてちゃんと段ボール梱包と考えると価格的なアドバンテージはあります。
加工精度に関しては針葉樹無垢フローリングとして申し分のない精度が出ており、販売しているのにこんなコトを云うのも何ですが、ノルディックパインのようなヨーロッパ向けの商品と比較すると雲泥の差です。

「杉は国産に限る!」と云いたいところですが、価格や加工精度のバランスを考えると、国産杉やノルディックパインなどを検討中の方は柳杉の無垢フローリングも比較対象に加えても良いのではないかと思いますよ。

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