「あなたの街の大きな木」と云う題名で各地の巨樹巨木をご紹介しておりますが、本日ご紹介するのは「大きい」と云ったククリではなく、「珍しい」と云ったジャンルです。
滋賀県湖南市の南西部、標高226.6mの美松山(びしょうざん)の一部に自生しているアカマツの変種たちで、マツの木に詳しい人でなければ何が珍しいのか実際に訪れてもポカンとしてしまうでしょう。

パノラマで撮影してみましたがまぁこんな感じ。
実際、僕自身のも訪れてみてどう云うコト?…と思いましたが、何と国指定天然記念物に登録されているぐらい珍しいらしいです。












斜面に約200本、大小様々なマツが自生しており、このマツたちには主幹がなく、1本の根から枝が地表近くで放射状に分かれおり、「傘松」と呼ばれるように樹形は傘を逆さにしたような不思議なカタチをしています。
また更にこの傘松の樹形も4型式に分類されるらしく調べだすと奥の深いモノです。

このような形状のマツは世界でもこの平松のウツクシマツ自生地だけだそうで、以前ご紹介した重五郎梅や日置のハダカガヤのように意外と地味に珍しいものが身近にあるものです。

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