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木のうんちく-第4回「竹は木ではなく草」

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竹といえば、日本庭園や茶道の世界、さらには竹細工や筍料理など、日本文化に深く根付いた存在です。
その立ち姿や硬さから、多くの人が「竹は木の仲間」と思い込んでいるかもしれません。
しかし、実は竹は「木」ではなく「草」に分類されます。
無垢フローリングの中にもバンブー(タケ / 竹)がシレッと入ってはおりますが、そもそも無垢ではないのでこのあたりの分類はもっと正確にしなければ誤解を招いてしまいますね。

竹が草である理由

竹は植物学的にはイネ科の植物に属します。
同じイネ科には、その名の通り「稲」、「麦」、「トウモロコシ」などがあります。
これらはすべて「草本植物(そうほんしょくぶつ)」と呼ばれるカテゴリーに含まれ、竹も例外ではありません。
植物学的に「木」と「草」を分ける基準は、主に以下のような点にあります。

1. 木と草の違い

  • 木本植物(木)
    木本植物(もくほんしょくぶつ)は、幹が成長する過程で「二次成長」と呼ばれる変化を経て、幹が太く硬くなります。
    これは木部や樹皮の層を厚くしていくためで、長い寿命を持ちます。
  • 草本植物(草)
    一方、草本植物は成長しても二次成長を行わず、幹や茎が比較的柔らかいのが特徴です。
    寿命が短いものが多いですが、竹のように例外的に硬い茎を持ち、長期間生存する草本植物も存在します。

竹は、草本植物でありながら木のように硬い茎(竹筒)を持つため、見た目が木に似ているのです。

2. 竹の成長速度と構造

竹は非常に速く成長する植物として知られています。
一日で数十センチから1メートル以上伸びることも珍しくありません。

これは竹が二次成長を行わず、細胞分裂の速度で高さを稼ぐからです。
また、竹の茎は内部が中空であり、この構造も「草」であることを示しています。木は年輪を作りながら内部に層を重ねますが、竹にはそのような成長の仕方はありません。

竹が「草」であることの意味

竹が草であることは、竹の生態や利用法、さらには文化的な意味合いにも大きく影響を与えています。

1. 驚異的な再生力

竹は地下茎を通じて繁殖します。
切り倒されても、地下茎が生きていれば再び芽を出し、成長を始めます。

この再生力は木にはない特徴であり、竹が草であることの強みとも云えます。
この特性により、竹林は他の植物が入り込むのを防ぎ、持続的に利用可能な資源となっています。

2. 持続可能な資源

竹が草であることは、その利用にも大きな影響を与えています。
成長速度が速いため、伐採しても短期間で再生可能で、木材の代替資源として注目されています。

竹は建材や家具、日用品だけでなく、環境に優しい製品(竹ストロー、竹歯ブラシなど)としても活用されています。

3. 文化的な象徴性

まぁ少々こじつけではありますが、竹が草であることは、そのしなやかさや柔軟性と結びついて、日本文化にも影響を与えています。
竹はしなやかで折れにくく、逆境にも耐える象徴として俳句や日本文学、さらには茶道や武道の精神にも深く根付いています。
竹が草であるという事実は、この柔軟性や再生力と通じる部分が多いといえます。

建材としての竹

竹は、成長が速く再生可能な資源として、環境に優しい建材として注目されています。
エコロキアでもフローリングや壁材としてバンブー(タケ / 竹)の製品を取り扱っております。

他の無垢フローリングやウッドデッキに用いられる木材と比べて伐採から再生までの期間が短いため、持続可能な資源としてのポテンシャルが高いのが特徴です。
さらに、竹は軽量でありながら高い強度を持ち、耐震性にも優れています。
この特性を活かした竹の建築技術は、エコ建築の分野で急速に発展しています。

未来の建築業界では、竹を使用した住宅や公共施設の増加が予想されます。
特に、二酸化炭素排出量削減を求めるグローバルな潮流の中で、竹は「カーボンニュートラル素材」として需要を拡大させるでしょう。
さらに、3Dプリンティング技術や複合材料技術との融合により、竹の新たな可能性が切り拓かれています。
竹は、自然と調和した未来の建築を象徴する素材として、人々の暮らしをより持続可能なものへと導くでしょう。




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