お役立ち情報

無垢フローリングが変色!?漆喰壁との組み合わせで起こるトラブルとその解決法

エコロキアの更新情報をメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

251人の購読者に加わりましょう
お役立ち情報

自然素材の温もりを感じられる無垢フローリングと、調湿・抗菌・デザイン性に優れた漆喰壁。どちらも人気の高い内装材ですが、実はこの組み合わせによって「変色トラブル」が起きることがあるのをご存知でしょうか?

この記事では、その原因から具体的な対処法、そして未然に防ぐためのポイントまで、わかりやすくご紹介します。

アルカリ性による変色とは?

漆喰は強アルカリ性の自然素材

漆喰は石灰を主原料とする左官材で、pH10以上の強アルカリ性です。自然素材であるがゆえに、安心・安全というイメージが強い一方、施工後や乾燥時に出る粉塵が周囲に影響を与えることがあります。

木に含まれる“タンニン”と化学反応を起こす

無垢フローリングには「タンニン」と呼ばれるポリフェノール成分が含まれており、これはアルカリ性の物質と反応することで黒ずみや斑点が生じることがあります。

特に漆喰の粉塵がフローリングに付着したまま湿気を吸収すると、表面が黒っぽく変色するトラブルが発生するケースがあります。

実際に起こるトラブル例

  • 漆喰施工後、床面に黒ずみが浮き出た
  • 壁際のフローリングにまだらな模様が出た
  • 漆喰の削り粉が施工中に床に落ちてしまった

どれも施工中の粉塵や残留物が原因となることが多く、乾いた直後には気付かなくても、数日〜数週間後に徐々に変色が進むこともあります。

トラブルが起きた場合の対処法

酢で中和する応急処置

軽度の変色には、酢を使った中和処理が効果的です。

方法:

  1. 酢と水を1:1の割合で混ぜた溶液を用意する
  2. 柔らかい布に含ませて、変色部分をやさしく拭く
  3. その後、乾いた布でしっかり水分を拭き取る
  4. 自然乾燥またはドライヤーで乾かす

酢の酸性が、アルカリ性で変色した部分を中和することで、色味をある程度戻すことができます。

サンディング(研磨)による補修

もし酢では改善されない場合、サンドペーパー(#180〜#240)を使って変色部分を軽く削り落とす方法があります。

  • 木目に沿って優しく研磨
  • 研磨後はオイルやワックスで再仕上げ
  • 周囲の色味と馴染ませるように調整

※削りすぎると段差や色ムラの原因になるため、慎重に作業を行いましょう。

広範囲な変色は専門業者に相談を

変色範囲が広かったり、複数箇所に及ぶ場合は、無理に自己対応せず専門業者に依頼するのが安全です。フローリングの張り替えではなく、「表面の削り直し」や「部分補修」で済むことも多いので、まずは相談してみるのがおすすめです。

トラブルを防ぐための予防策

施工時の養生を徹底する

漆喰を施工する際は、フローリングの養生を徹底することがもっとも重要です。

  • 養生シートや不織布でしっかりカバー
  • 施工中だけでなく、完全乾燥まで剥がさない
  • 特に壁際の立ち上がり部分に注意

粉塵をこまめに清掃する

漆喰施工後、しばらくは粉塵が空気中に舞いやすい状態が続きます。こまめに掃除機をかけたり、柔らかいモップで拭き取ることで、床面への付着を防ぎます。

湿度管理を意識する

湿気は変色の引き金になるため、湿度コントロールも大切です。

  • 施工後しばらくは除湿機の併用を推奨
  • 結露や水分が床に残らないよう注意
  • 通気性を確保して湿気をこもらせない

無垢材と漆喰は、使い方次第で最高の組み合わせになる

無垢フローリングと漆喰壁は、どちらも自然素材であり、美しさと機能性を兼ね備えた素晴らしい建材です。
それだけに、「素材の性質を正しく理解し、相性を考慮した施工とメンテナンス」を行うことが大切です。

正しい知識と適切なケアがあれば、両者の組み合わせは唯一無二の空間を演出する最高のパートナーとなってくれるはずです。

木と漆喰、自然素材を美しく共存させるために

無垢フローリングと漆喰壁。それぞれが持つ魅力を活かすには、素材の性質を理解し、ちょっとした注意と手間をかけることが大切です。

アルカリによる変色は予防も対処も可能です。正しく付き合えば、自然素材同士が生み出す心地よい空間は、何年経っても色あせることはありません。

これから住まいづくりやリノベーションを検討される方は、無垢材と漆喰を“安心して美しく共存させる”ための知識として、ぜひ今回の内容をお役立てください。

  • 無垢フローリングはアルカリ性物質で変色することがある
  • 漆喰壁は強アルカリ性であり、粉塵が原因となる場合が多い
  • 酢や研磨による対処法があるが、広範囲な場合は専門業者に相談を
  • 予防として養生、清掃、湿度管理が重要

エコロキアでは、無垢材と自然素材の魅力を活かした空間づくりを提案しています。施工でお困りのことがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。




エコロキア株式会社とは

無垢フローリング、ウッドデッキ、羽目板、天井材、レジンテーブルなど天然木を用いた建材を中心に「生涯愛し続けられるもの」をコンセプトにセレクトした商品の輸入、販売、補修、メンテナンスを専門で行っております。
「木のコト」ならエコロキアに訊いてみたら何とかなるんじゃないかな…と皆様に思って頂けるように様々な木に触れて日々学んでおります。

会社名エコロキア株式会社
住所〒658-0027 兵庫県神戸市東灘区青木5-11-8
TEL078-862-9936
FAX078-862-9946
営業時間A.M.9:00~P.M.6:00
定休日日・祝
公式サイトhttps://ecoloquia.co.jp/
エコロキア家具https://furniture.ecoloquia.co.jp/
楽天市場店https://www.rakuten.ne.jp/gold/ecoloquia/
Amazon店https://www.amazon.co.jp/ecoloquia





効率化や自動化がもてはやされる現代。
しかし一見ムダに見えることや手間の中にこそ人生を楽しむためのエッセンスが詰まっている。
エコロキアはそう考えています。


「手はかかるが愛着がある…」
「思い入れが芽生えてしまって手放せない…」


五感をそなえた生身の人間が日々の暮らしを深く味わうこと。
これこそ人類共通の幸福ではないでしょうか。
エコロキアはそんな人生を味わい尽くす至上の喜びを追求します。







エコロキアの使命はお一人おひとりの人生を豊かに彩る本物の自然素材や、オンリーワンの商品をご提案すること。
天然木ならではの、味のある杢目のカッコよさ、足裏に温かみを感じる、やさしい肌当たり。
時を経るごとに美しく変化し、場になじんでいく移ろい。
本物に囲まれて暮らす日々は、人生を豊かに彩ります。






私たちは、モノとの出会いにときめく人の琴線、モノを慈しむ心を尊重します。
「ときめきは、モノとの偶然の出会いから生まれる。」
モノをただ使うだけじゃない。その一つひとつに触れるたび、心が躍る。私たちは、あなたの「ときめき」と「慈しむ心」を大切にします。



私たちは、お客様のこだわりや偏愛、マニア志向を尊重し、一緒に楽しみます。
「あなたの偏愛が、私たちの喜びです。」
何かに夢中になる姿は、いつだって美しい。好きなものに囲まれているときのあの瞬間を、私たちは一緒に楽しみたい。



私たちは、ヒトやモノの数だけストーリーがあると信じ、一つひとつの物語を紐解きます。 「モノには語るべき物語がある。」
そのモノが生まれた背景や、その手に渡るまでのドラマ。そのウンチクを語り合うことで、新しい発見があると信じています。ヒトもモノも、みんなストーリーテラー。


ショールーム来店予約

エコロキアのショールームは完全予約制となっております。下記フォームよりご予約頂くか078-862-9936までお電話下さい。
ショールームでは様々な無垢フローリング、羽目板、ウッドデッキをはじめレジンテーブルのデザイン見本もご用意しておりますので是非ご予約の上お越し下さい。
また施工、補修やメンテナンスに関してもご相談承っておりますのでお気軽にお尋ね下さい。



パートナー募集

天然木の建材、インテリア、エクステリアから木のおもちゃや雑貨などこだわりのある商品を弊社の楽天市場店やAmazon店で通信販売させて下さい。
また無垢フローリングやウッドデッキ、一枚板の天板やレジンテーブルをはじめ弊社で取り扱っている天然木の商品を販売したい方、施工、補修、メンテナンスのお仕事をしたい方、法人、個人は問いません。
弊社はまだまだ小さな会社ですが目標は日本全国、そして世界中の「木」を取り扱えるチームを作りたいと思っており、皆様のチカラをお借りさせて頂ければと思います。ご興味のある方は是非ご連絡下さいませ。


コメント