神戸市須磨区で無垢フローリングへの張り替え工事スタート
神戸市須磨区の分譲マンションで、本日より無垢フローリングへの張り替えを含むリフォーム工事を開始いたしました。
この工事では、リビングダイニング(LD)と隣接する和室を一体化し、より広く、より明るい開放感のある空間へと仕上げていきます。

施工に使用するのは、奈良県吉野産の杉・上小節グレードの無垢フローリングです。柔らかな足触りと美しい木肌、そして心地よい香りが特徴の国産材で、住まいの空気感を一変させてくれます。
なお、エコロキアでは基本的に建材の販売をメイン業務としており、古くなった無垢フローリングの研磨や再塗装といったメンテナンス工事以外は、原則として自社施工は行っておりません。
しかし、今回のように無垢フローリングやウッドデッキなど、当社が扱う製品やコンクリート直貼りやダンスフロアなどの特殊な床工事についてはご希望があれば施工対応も可能です。
暮らしを広げる、間取り変更をともなうフローリングリフォーム
和室の畳と壁を取り払い、広々とした空間に
従来の和室は6畳の独立した空間でしたが、今回はその間仕切り壁と畳を撤去し、LDKと一続きのフローリング空間へと変更します。
壁を取り払うことで自然光の入り方も変わり、部屋全体がより明るく、風通しの良い印象へと生まれ変わります。
吉野杉の無垢フローリングが暮らしを変える
今回使用する奈良県産の吉野杉・上小節グレードは、節が少なく、目合いの美しい選別材です。
国産材ならではの柔らかさと温かみがあり、赤身と白太のバランスも整っており、ナチュラルながら洗練された雰囲気を空間に与えてくれます。
また、調湿作用や抗菌性も期待できるため、自然素材による健康的な住環境を整えるには理想的な選択肢です。
遮音性能L-40をクリアするための下地構造
マンションリフォームには遮音性能の確保が必須
多くの分譲マンションでは、階下への音の伝播を防ぐために「遮音性能に関する規定」が設けられています。今回の物件でも、L-40等級以上の遮音性能が求められており、これを満たすために工法にも工夫が必要です。

乾式二重床を活かし、YPE支持脚で安定施工
幸いにも、今回のマンションは関西では珍しい乾式二重床構造を採用していたため、この既存構造を活かす形で下地施工を行います。下地に採用するのは万協フロアのYPE支持脚。高さ調整が自在で、安定性と遮音性を兼ね備えた下地構成が可能になります。
二重床+支持脚によるフローティング構造は、重量衝撃音の低減に非常に有効であり、L-40等級の基準もクリア可能です。
初日は解体作業からスタート
床材と畳、そして間仕切り壁の撤去
本日は、以下のような工程で解体作業を進めていきました。
- 既存フローリング材の撤去
- 和室の畳と下地の取り外し
- 間仕切り壁の解体処理
特に間仕切り壁は建物構造への影響も考慮しつつ、慎重に作業を行います。

また、共用部の養生や廃材搬出ルートへの配慮も徹底し、居住中の他住戸にも影響が出ないよう配慮した施工を行っています。
自然素材+遮音=理想の住空間
無垢材の温もりと自然の香りに包まれながらも、しっかりと遮音性も確保された住まい。それが今回のリフォーム工事のゴールです。
リビングが拡張されることにより、家具のレイアウトにも自由度が生まれ、生活導線にも大きな変化が期待できます。
また、吉野杉特有の柔らかく心地よい肌触りは、お子様や高齢者のいるご家庭にも安心です。
無垢フローリングリフォームをお考えの方へ
エコロキアでは、基本的に建材の販売を専門としておりますが、今回のように床材選びから下地設計、施工方法のご相談までトータルでサポートすることも可能です。
特に、無垢材特有の性質を理解したうえでのアドバイスや、マンション特有の遮音規定への対応にも対応しております。
素材・構造・快適性にこだわるリフォームを
今回の工事は、以下のようなポイントをバランス良く実現するリフォームです。
- 国産の美しい吉野杉による無垢フローリング
- 和室との一体化による開放感のある空間
- マンション規定をクリアするL-40対応の遮音構造
- 丁寧な施工と居住者への配慮
お客様の「こんな暮らしにしたい」という想いを形にできるよう、引き続き丁寧に作業を進めてまいります。
今後の進捗もぜひご覧ください。


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