幅広無垢フローリングとは?
標準幅と幅広タイプの違い
無垢フローリングは一般的に90mm前後の幅が主流ですが、近年は120mm、150mm、さらには180mm以上の幅広タイプが人気を集めています。
幅広タイプは板の一枚あたりの面積が大きいため、施工後の床面に力強さと迫力を与え、空間全体の印象を一気に変える効果があります。
採用される樹種
幅広タイプでよく選ばれるのは以下のような樹種です。
- オーク(ナラ/楢)
- チーク
- パイン
- スギ
幅広ならではの木目がダイナミックに表現され、存在感のある空間づくりに最適です。
幅広無垢フローリングのメリット
1. 高級感と迫力ある仕上がり
幅が広いことで、木目の表情が大きく、自然素材ならではの存在感が引き立ちます。
ホテルライクなインテリアや北欧・ナチュラルモダンな住宅でも人気が高く、オークやウォルナットなどの広葉樹と相性抜群です。
2. 空間を広く見せる効果
幅広のフローリングは、一枚あたりの幅が広いため目地の数が少なく、視覚的にすっきりとした印象を与えます。
特にリビングやワンルームなど、広さを演出したい空間に効果的。家具を置いても床面の流れが途切れず、ゆとりを感じる空間になります。

自然光を受けて柔らかく反射する艶が心地よい空間を演出。
3. メンテナンス性の良さ
目地が少ない分、ゴミやホコリが溜まりにくく、掃除がしやすいという実用的なメリットもあります。また、オイル仕上げを選べば、傷や汚れも部分補修で簡単にメンテナンスが可能です。
幅広フローリングのデメリットと注意点
1. 反りや伸縮が大きくなる可能性
無垢材は湿度変化により伸縮しますが、幅が広くなるほど反りやすい傾向にあります。これを抑えるために、乾燥工程がしっかりと管理された材を選ぶ、もしくは単板張りの複合フローリングにすることが重要です。
2. 施工技術が必要
幅広材は通常のフローリングよりも施工に技術を要します。適切な下地処理やスペーサーの調整を行いながら、職人の経験が試される場面も少なくありません。
3. 価格が高め
幅広材は製材時に歩留まりが悪く、大径木からしか取れないため、どうしてもコストが上がります。しかし、その分唯一無二の迫力を得られるため、投資する価値のある選択肢といえます。
標準幅無垢フローリングのメリット
1. 安定性が高く扱いやすい
幅が90mm前後の標準幅タイプは、湿度変化による伸縮が少なく、反りにくいのが特徴。日本の気候でも安定して使用でき、施工もしやすいためコストを抑えることができます。
2. 木目のリズム感が美しい
標準幅は目地が多くなる分、細やかなリズム感が生まれ、繊細で上品な印象を与えます。ナチュラルや北欧スタイル、和モダンなど幅広いインテリアに馴染みやすいデザインです。

スタンダードながら無垢材らしい温もりをしっかり感じられる仕上がりです。
3. コストパフォーマンスが高い
歩留まりが良いため、同じ樹種でも幅広材より価格が抑えられる傾向にあります。リフォームやDIYなど、コストを意識したい場合にも適した選択です。
4. 施工の自由度が高い
細幅材は曲面や小スペースでも柔軟に施工できるのが強みです。ヘリンボーンや市松貼りなど、デザイン貼りにも対応しやすい点が人気の理由です。
標準幅無垢フローリングのデメリット
1. 床目地が多く見える
目地が多い分、掃除の手間や埃の溜まりやすさを感じる場合があります。
また、空間によってはやや細かく見える印象を与えるため、広がり感を求める場合は幅広材が向いています。
2. シンプルさや迫力に欠ける場合も
幅広タイプに比べると、木の存在感は控えめ。
ただし、家具やインテリアとのバランスを考えれば、程よい落ち着きと軽やかさを演出できるメリットにもなります。
エコロキアでおすすめする幅広無垢フローリング
オーク(ナラ/楢)ユニ150mm幅
エコロキアでは特に人気のあるオーク材を、150mmの幅広タイプでご提案しています。リボス社の自然塗料「カルデット」#270-062(ウォルナット色)を塗布した事例では、木の質感を活かしながら上品な空間に仕上がりました。
アッシュの幅広タイプ
上品な色合いと力強い木目が特徴。幅広で仕上げることで、ラグジュアリーな空間を演出できます。
無料カットサンプルのご案内
幅広フローリングをご検討中の方には、無料のカットサンプルをご用意しています。実際の色味や質感を手に取って確かめていただくことで、理想の床選びにつながります。
幅広フローリングで叶える理想の暮らし
幅広タイプは単なる「床材」ではなく、空間そのものの価値を引き上げる大きな要素です。ナチュラルで迫力ある床は、日常に贅沢さと落ち着きを与えてくれます。
無垢材ならではの香りや肌触り、経年変化の美しさを、ぜひ幅広フローリングで体験してみてください。




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