兵庫県北部には、まだ多くの人が知らない自然の名所が数多く残っています。
その中でも、以前から一度見てみたいと思っていたのが 国指定天然記念物「糸井の大カツラ」 です。
ここ最近忙しくて「あなたの町の大きな木」巡りをストップしておりましたが、私用で竹田城の近くまで行ったのでぜひ行ってみようと車で向かいました。
宍粟市から朝来市方面へ山道を進み、クマ注意の看板を横目に林道を進むことしばらく。

入山の際は鈴などを携帯してくださいという注意書き。ちょっと緊張しながらの山道でした。
「糸井の大カツラ 2.2km」という案内看板を見つけたときは、「あと少しだ」と少し胸が高鳴りました。

しかし、その先で待っていたのは想定外の光景でした。
大きな木が電線ごと道路に倒れ込み、完全に通行不能。

残念ながら今回は断念することになりましたが、むしろ「次こそは見たい」という気持ちは強くなるばかり。
次回は もっと小さな車で再挑戦 しようと思っています。
糸井の大カツラとは?兵庫県を代表する巨木
国指定天然記念物の巨大カツラ
糸井の大カツラは、兵庫県朝来市にある 国指定天然記念物の巨木です。
カツラの木は日本各地の山地に自生していますが、その中でも糸井の大カツラは特に巨大で、古くから地域の象徴として知られてきました。
幹の太さ、樹齢、そして独特の樹形は圧倒的で、訪れた人の多くが「想像以上だった」と驚くと言われています。
春の新緑、夏の深い緑、秋の黄金色の紅葉と、季節によって表情を変えるのも魅力のひとつです。
ただし、この木を見るためには観光地のような整備された道を歩くわけではなく、山の自然に近い環境を進む必要があります。
そのため、訪れる際には 自然に対する敬意と準備 が必要になります。
兵庫県北部に残る本物の自然
宍粟市や朝来市周辺は、都市部とはまったく違う自然環境が残る地域です。
林道を車で進むと、携帯の電波が弱くなる場所も多く、山の静けさを強く感じます。
今回の道中でも、クマ注意の看板や倒木など、自然の厳しさを感じる場面がいくつもありました。
観光地として整備された場所では味わえない、本物の山の空気 がそこにはあります。
ある意味では不便な場所ですが、だからこそ残っている自然でもあります。
こういう場所にこそ、日本の本当の魅力があるのかもしれません。
なぜ今回は辿り着けなかったのか
倒木による通行止め
今回断念することになった最大の理由は倒木による通行不能でした。

糸井の大カツラを目指して進んでいましたが、大きな木が道路に倒れ込み通行不能に。
山道を進んでいると、突然視界に入ったのは、道路に倒れ込んだ大きな木。
枝や幹が完全に道路を塞いでおり、車ではどうやっても通れない状態でした。
山ではこうした倒木は珍しいことではありません。
強風や雪、経年劣化などが原因で木が倒れることはよくあります。
舗装された道路とは違い、林道ではすぐに復旧されないことも多く、訪れるタイミングによっては今回のように進めないこともあります。
大きな車では厳しい山道
もう一つ感じたのは山道の狭さでした。
林道は基本的に幅が狭く、対向車が来るとすれ違うのも難しい場所が多くあります。
また、枝が垂れ下がっていたり、路面が荒れている場所もあり、大きな車では少し不安を感じる道でした。
次回は 小回りの利くコンパクトな車で再挑戦する予定です。
山道では車のサイズも重要なポイントになると実感しました。
次回リベンジするための準備
小さな車でアクセスする
林道を走る場合、車のサイズは想像以上に重要です。
大きな車でも走れないわけではありませんが、
- すれ違い
- 切り返し
- 枝との接触
などを考えると、小さな車の方が安心です。次回はコンパクトカーで再訪する予定です。
クマ対策は必須
今回の道中で印象に残ったのが ツキノワグマ注意の看板でした。
この地域は実際にクマの生息地であり、入山する際には
- 鈴
- ラジオ
- 音を出すもの
を持つことが推奨されています。
人の存在を知らせることで、クマとの遭遇リスクを下げることができます。
自然の中に入る以上、人間が気をつける必要があります。
「辿り着けなかった旅」もまた楽しい
今回の旅は目的地に辿り着くことができませんでした。
普通なら「失敗した」と思うところかもしれません。
しかし、個人的には こういう旅も悪くないと感じています。
倒木に出会い、クマの看板に少し緊張し「次はどうやって行こうか」と考える。
予定通りにいかないからこそ、記憶に残ることもあります。
これはある意味、エコロキアのコンセプトでもある「不便を楽しむ」 という感覚に少し似ているかもしれません。
便利で何でも簡単にできる時代ですが、少し遠回りする旅も、なかなか面白いものです。
次は必ず 糸井の大カツラに辿り着く旅 をしてみたいと思います。

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