神戸市灘区の分譲マンションで選ばれたアカシア無垢フローリング
リノベーションで「素材感」を重視した床材選び
今回ご紹介するのは、兵庫県神戸市灘区にある分譲マンションのリノベーション事例です。
採用された床材は、アカシア ユニ 無垢フローリング【ラスティック】15×90×1820mmの無塗装材です。マンションリノベーションでは、遮音や施工条件と並んで「空間の印象をどう作るか」が重要なテーマになりますが、今回は既製品の均一な床ではなく、天然木の個性を前面に出す選択がなされました。
アカシア特有の色ムラや杢目が、白を基調としたキッチンや内装と調和し、ナチュラルで温かみのある住空間を形づくっています。
アカシアがマンションリノベに向いている理由
アカシアは、比較的硬く寸法安定性にも優れた広葉樹で、マンションのような集合住宅でも扱いやすい樹種です。

ラスティックグレードを選ぶことで、節や色差といった自然な表情が床全体にリズムを生み、単調になりがちなマンション空間に奥行きを与えます。高級すぎず、かといって安っぽさもない絶妙なバランスが、アカシア無垢フローリングの大きな魅力です。
無垢フローリングを「無塗装」で納品するという選択
無塗装材だからこそできる自由な仕上げ
無垢フローリングは塗装済みで納品されるもの、というイメージを持たれる方も多いですが、実際には無塗装で納品するケースも少なくありません。

今回の現場では、施工後にお施主様ご自身が塗装を行うスタイルが選ばれました。無塗装材であれば、空間全体の色味やインテリアに合わせて塗料や仕上がりを自由に選ぶことができ、自分たちの暮らしに最適化した床をつくることができます。既製品では得られない「住まいに参加する感覚」も、この選択の大きな価値です。
入居前DIY塗装が理想的なタイミングである理由
無塗装の無垢フローリングは、施工後できるだけ早い段階で塗装することが望ましいとされています。

長期間無塗装のまま放置すると、埃や手垢が染み込みやすくなり、仕上がりにムラが出る原因になります。今回のように、施工後から入居までの期間を利用して塗装を行うことで、木の状態が最も良いタイミングで仕上げることができ、結果として美しく安定した床に仕上がります。
ワトコオイル W-11 ドリフトウッド仕上げの特徴
アカシアと相性の良い塗料選び
この現場で使用された塗料は、ワトコオイル W-11 ドリフトウッドです。
ワトコオイルは、木の内部に浸透して保護するタイプの自然塗料で、表面に厚い塗膜を作らないため、無垢材本来の手触りや質感を損なわない特徴があります。特にドリフトウッドは、グレー味を含んだ落ち着いた色調で、アカシアの持つ濃淡のある杢目と組み合わせることで、ナチュラルすぎず、かといって無機質にもならない「大人のヴィンテージ感」を演出できます。
塗装を通して深まる住まいへの愛着
お施主様ご自身が塗装に関わることで、床は単なる建材ではなく「自分たちで仕上げた住まいの一部」になります。

色の入り方や木目の表情を一枚一枚確認しながら仕上げる体験は、完成後の暮らしに対する愛着を大きく高めてくれます。無垢フローリングとDIY塗装の組み合わせは、手をかける贅沢を楽しみたい方にとって、非常に満足度の高い選択です。
無垢フローリング塗装前に知っておきたい判断基準
仕上げ方法によって変わる床の性格
無垢フローリングは、無塗装、自然塗料(オイル)、ウレタン塗装など、仕上げ方法によって見た目やメンテナンス性が大きく変わります。オイル仕上げは木の呼吸を妨げず、しっとりとした質感を保つ一方で、数年ごとのメンテナンスが前提となります。耐久性やメンテナンス性を優先する場合はウレタン塗装が向いていますが、素材感や経年変化を楽しみたい場合はオイル仕上げが適しています。どれが正解というよりも、暮らし方に合った選択をすることが重要です。
DIYでやるべき範囲とプロに任せる範囲
塗装はDIYでも十分に対応可能ですが、下地処理や塗料選びを誤ると仕上がりに大きな差が出ます。エコロキアでは、無塗装材を選ばれた場合、塗料の選定、塗布手順、乾燥時間、重ね塗りの注意点などを事前にしっかりご案内しています。自分でできる範囲と、事前に確認すべきポイントを整理することで、失敗のないDIY塗装が実現します。

