賃貸物件の悩み「冷たいタイル床」を解消する方法
大阪市中央区の賃貸マンションにて、料理教室として活用予定のお部屋のリフォームをご依頼いただきました。お客様のお悩みは「冬場のタイル床がとても冷たく、長時間のレッスンには不向き」という点でした。

タイルは掃除がしやすく衛生的というメリットがある一方で、冬の寒さをダイレクトに伝えるため、快適性に欠けてしまうのです。



この課題を解決するために選ばれたのが、バーチ(カバ / 樺)一枚もの複合フローリング【プレミアムグレード】自然塗料仕上げです。複合フローリングでありながら床暖房にも対応し、温もりのある木の質感を味わえる点が最大の魅力です。
バーチ(カバ / 樺)複合フローリングの特長
バーチ材は明るく優しい色合いと、繊細で美しい杢目が特徴です。清潔感があり、空間を広く見せる効果があるため、料理教室やサロンなど人が集まる場所に最適です。
また、今回採用した複合フローリングは寸法精度が高く、施工後の仕上がりが非常に美しいのも特長。さらに床暖房対応であるため、冬場でも足元から心地よい暖かさを実感できます。
自然塗料で仕上げているため木本来の質感を損なわず、使い込むごとに経年変化を楽しめるのも無垢系フローリングならではの魅力です。
「張って剝がせる両面テープ」を用いた施工方法
賃貸物件では「原状回復」が大きな課題となります。通常のフローリング施工では接着剤や釘を使用しますが、それでは退去時に元に戻すことができません。

そこで採用したのが、「張って剝がせる両面テープ施工」です。このテープは片面が接着、もう片面が粘着という特殊構造を持っており、施工時はしっかり固定されるのに撤去時は簡単に剝がせる優れものです。

- 片面は接着、もう片面は粘着という特殊な構造
- タイル床のような平滑な下地にも強力にグリップ
- 剝がすときも床を傷めないため賃貸物件に最適



タイル床のような平滑な下地にも強力にグリップするため、今回のようなマンションのリフォームに非常に有効な工法となります。ちなみにこちらの特殊な「張って剥がせる両面テープ」は受注生産品となります。

施工手順の流れ
- テープの準備
まずはフローリング材の裏面に、適切な間隔で「張って剝がせる両面テープ」を貼り付けます。施工面積に応じてテープをカットしながら進めます。 - 基準となる一列目を敷く
最初の一列を真っ直ぐに敷き並べることが仕上がりを左右します。ここでの精度が後の施工全体の完成度に直結します。 - 順に並べていく
テープを貼ったフローリング材を少しずつ並べていくことで、施工が進みます。両面テープが強力に固定するためズレもなく安定します。 - 部屋全体に敷き詰める
半分以上進むと部屋全体の印象が大きく変わり、冷たいタイルから木の温もりが広がる空間へと変貌します。 - 最終調整と仕上げ
部屋の隅やキッチン横など細かい部分を調整しながら、全体を美しく整えて完成です。
施工後の変化

施工前と比べて、室内は驚くほど快適になりました。
- 足元の冷たさが解消され、長時間の料理教室でも快適
- 木の温もりと明るさにより、空間が広く清潔に見える
- 原状回復可能な工法で、賃貸マンションでも安心
バーチ材の柔らかな色合いと自然塗料による質感が、空間に上質な雰囲気を与え、訪れる方にも好印象を与える仕上がりになりました。



今回の施工物件概要

- 所在地:大阪府大阪市中央区
- 物件名:賃貸マンション
- 樹種:バーチ(カバ / 樺)
- 形状:一枚もの 複合フローリング
- グレード:プレミアム
- サイズ:12×120×909(mm)
- 塗装:自然塗料(透明つや消しオイル仕上げ)
- 施工方法:張って剝がせる両面テープ施工
エコロキアがご提案するフローリングリフォームの価値
無垢や複合フローリングの施工は、単なる「床の張替え」ではなく、暮らしの質を変えるリフォームです。特に賃貸物件の場合、床材一つで「快適さ」や「印象」が大きく変わり、結果として入居希望者の増加や長期入居にもつながります。

エコロキアでは、施工方法からメンテナンス方法まで一気通貫でサポートしており、ただ商品を納品するだけでなく「その後の暮らし」に寄り添うご提案を大切にしています。



