ウッドデッキ 樹種比較

オーストラリアの固有種であるジャラ（ユーカリ属）に似ていることから、アマゾン ジャラの名前で知られており、その名の通りジャラのような赤褐色で非常に美しい樹種です。
しかし対候性は低く、紫外線による色褪せが速いため、ジャラオイルなどの塗装がおすすめです。

イペに少し木肌が似ており、耐久性、耐水性も高く、重厚感がありイペの代替品として利用されています。
色調はおおむね濃茶ですが別名「イペシャンパン」と呼ばれるように黄色や赤色など色差があり、その美しさと反りや割れが少ないことから無垢フローリングとしても利用されています。

多くのハードウッドが濃色なのに対して、淡いクリーム色の色調は非常に希少で、紫外線による色の変化も少なく、塗装のノリも良い樹種です。
他のハードウッドよりも比重が軽いため加工性も良く、木肌は滑らかで光沢があり、ササクレにくいため素足での使用も可能です。

その優れた耐久性、防腐、防虫効果、そして何より木肌の美しさから「女王」の異名を持ち、最上級のハードウッドとして非常に人気の高い樹種です。
しかし近年乱獲が続き、供給が非常に不安定で入手困難材となっており、価格は異常なほど高騰しています。

ハードウッドの中では加工性が良く、ササクレにくいため素足での使用が可能で、灰汁も出にくく、サイズ展開も豊富、そして価格も抑えられている樹種なので非常に人気があります。
欠点は材面にインクをこぼしたような黒いシミが出ることと、反りが発生しやすいため3000mm以上の長尺は施工が難しい場合があります。

数あるデッキ材の中で耐久性、施工性、価格等、最も標準的でサイズ展開も豊富なため、ある意味セランガン バツを選んでおけば間違いないと云える樹種です。
日焼け、乾燥によってササクレが発生しやすいので屋外木部用塗料を塗装しておくことをお勧めします。

イペをハードウッドの「女王」だとするとウリンが「王様」と云っても過言ではありません。
優れた耐久性、防腐、防虫効果、寸法安定性など全てに於いて一級品で、産地もマレーシアを中心とした東南アジアのため、南米のイペと比較して供給が安定しております。

成長が非常に遅く、太くならない木のため密度が高く、日本の桧とは比べ物にならないほどの強靭さを誇り、オーストラリアでは古くから住宅用材として重宝されています。
シロアリにも強く、加工性にも優れているためDIYでの施工にも最適です。

国産のスギ材に保存処理剤を注入処理後に高分子化され、腐朽菌による木材成分の分解を困難にし、木材そのものが腐りにくくなるという特徴を持っており、割れにくく、抜群の寸法安定性を有しています。
またエコアコールウッドは無毒性で、環境にやさしい保存処理木材ですのでご安心下さい。

ルチアウッドは木材と再生プラスチックを主原料とした人工木で、留め金具を使用した、間接ビス止め工法のため、表面にビス穴がなくスッキリとしたデザインの施工が可能です。
鋼製束や大引き、根太、留具、エンドキャップなど専用の部材が揃っており、カラーも3色ラインナップしております。