ケンパス

ケンパスの特徴

ケンパスは東南アジア原産の広葉樹で非常に高い硬度と耐摩耗性を持つことで知られています。
色味は赤褐色〜中濃色で、木理は比較的まっすぐ。

ケンパスの主な性質

  • 非常に高い硬度・耐摩耗性
  • 落ち着いた赤褐色系
  • 直線的で整った木目
  • 重量感があり、床として安定感が高い
  • 経年で色味と艶が落ち着く

「強いが荒くない」そのバランスが特徴です。

ケンパスが向いているケース・向かないケース

向いている

  • 家族の動きが多い住まい
  • 重い家具を置く予定がある
  • ペットや子どもがいる
  • 傷を過度に気にしたくない
  • 落ち着いた色味の床を求める

向いていない

  • 白っぽく軽い床を探している
  • 木目の個性を強く出したい
  • 柔らかい踏み心地を最優先したい
  • 北欧的な淡色インテリア

ケンパスの施工事例

ケンパスの床は最初から完成度を主張しません。
張りたての状態では、やや硬質で緊張感のある印象。

しかし、歩かれ、家具が置かれ、時間が積み重なることで、床全体が落ち着き、艶が揃ってくる。

ケンパスは使われることで“床らしくなる”素材です。

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よくある質問

Q
ケンパスは本当に傷がつきにくいですか?
A

はい。ケンパスは広葉樹の中でも非常に硬く、摩耗や衝撃に強い樹種です。椅子の引きずりや日常的な歩行による擦れ傷が入りにくく、無垢フローリングの中では安心感のある素材といえます。ただし無垢材のため、完全に傷がつかないわけではありません。

Q
色味にばらつきはありますか?
A

ありますが、極端ではありません。赤褐色を基調に、濃淡の違いが穏やかに現れます。使い込むことで全体の色味が馴染み、床としての一体感が出てきます。均一さよりも、時間による整いを楽しめる方に向いています。

Q
傷や凹みは目立ちますか?
A

はい。耐摩耗性が高く、生活動線が激しい環境でも使いやすい床材です。滑りにくい塗装を選ぶことで、ペットの足腰への配慮もしやすく、実用性を重視する家庭と相性が良い樹種です。

Q
経年変化はどのように進みますか?
A

施工直後は赤みがやや強く感じられることがありますが、年月とともに落ち着いた色調へ変化します。艶が均され、床全体に安定感のある表情が生まれます。派手な変化ではなく、静かに整っていくタイプの経年変化です。

Q
オークやアッシュとの違いは?
A

オークやナラに比べて、ケンパスはさらに硬度が高く、摩耗への耐性に優れています。一方で木目の主張は控えめで、見た目は落ち着いた印象です。見栄えよりも耐久性と安定感を重視する場合に選ばれる樹種です。

ケンパスのコラム

床の強さは誇示するものではありません。

日々、何事もなかったように受け止め続けること。
ケンパスはその役割を黙って果たす木です。