羽目板・無垢の壁材の選び方ガイド|空間との距離感から考える

リビング天井に使用されたアガチス無垢羽目板(酸化鉄仕上げ)
リビングの天井にアガチス羽目板を施工。スポットライトや間接照明と調和し、無垢材ならではの豊かな風合いを強調します。

羽目板・無垢壁材を選ぶ前に知っておいてほしいこと

羽目板や無垢の壁材は床材と違って踏まれることはありません。
そのため、強度や硬さよりも、見え方・触れ方・経年の出方が重要になります。
一方で、

  • 反りやすい
  • 割れやすい
  • 扱いが難しそう

といった不安を持たれることも多い素材です。
実際には、樹種・厚み・施工方法を整理すれば、必要以上に構える素材ではありません。

大切なのは「どこに」「どんな距離感で」使うかを最初に決めておくことです。

羽目板・無垢壁材が向いているケース・向かないケース

羽目板・無垢壁材が向いているケース

  • 空間に温度感を持たせたい
  • 白い壁だけでは少し物足りない
  • 時間とともに馴染む素材が好き
  • 一部の壁だけ印象を変えたい

羽目板は空間を支配する素材ではありません。
でも、背景として入ることで部屋全体の雰囲気を底上げします。
「主役にしない使い方」ができると、とても扱いやすい素材です。

羽目板・無垢壁材が向いていないかもしれないケース

  • 一切の変化を許容したくない
  • 色ムラや木目の個体差が気になる
  • 均一な仕上がりを最優先したい

無垢の壁材はどうしても木の個性が出ます。
そこを「味」と受け取れるか、「ムラ」と感じてしまうかで満足度は大きく変わります。

羽目板・無垢の壁材の商品

サイプレス(ヒノキ / 桧)

シダー(スギ / ヒノキ)

レッドシダー(ベイスギ / 米杉)

羽目板・壁材のコラムについて

羽目板や無垢壁材は使い方次第で「やりすぎ」にも「物足りない」にもなります。
このコラムでは、

  • 全面張りと部分使いの違い
  • 縦張り・横張りで変わる印象
  • 照明との相性
  • 後から後悔しにくい使い方

など現場で見てきた判断ポイントを読み物としてまとめています。
迷ったときの整理材料としてご覧ください。

ご相談から発注までの流れ

1)無料カットサンプルを請求する

羽目板や壁材は写真だけでは判断が難しい素材です。
木目の出方、表面の質感、板の厚みや重さは、実物を見ることで初めて分かります。

無料カットサンプルで、空間に合いそうかどうかを確認していただけます。

2)樹種・仕様を相談する(無料)

壁材は使う「場所」と「量」で印象が大きく変わります。

  • 全面か、一部か
  • 視線が集まる壁か
  • 床や天井との関係

こうした条件を整理しながら使いすぎないための相談も行います。

3)数量・仕様を確定し、見積を確認する

仕様が固まった段階で、

  • 予算
  • 納期
  • 施工方法

を含めて最終確認を行います。
無理に範囲を広げる提案はしません。
必要な分だけ、が基本です。

4)発注・納品へ

内容に納得いただけたら正式発注となります。
納品後も、

  • 施工時の注意点
  • 将来的な張り替えや補修

について、必要に応じてサポートします。

対応エリア

羽目板・壁材の販売は全国対応

羽目板・無垢壁材は全国への販売に対応しています。
関西圏については、対面でのご相談やサンプル確認も可能です。

施工については、地域や内容によって対応方法が異なるため、まずは素材選定までのサポートを基本としています。

よくある質問

Q
羽目板と無垢壁材の違いは何ですか?
A

羽目板は無垢材を壁用に加工した「形状の呼び方」で、無垢壁材の一種です。実際には、板幅・厚み・実加工(本実・目透かしなど)によって見え方や施工方法が変わります。素材としての違いよりも、「どう見せたい壁か」によって選ぶことが重要です。

Q
無垢の壁は反ったり割れたりしませんか?
A

無垢材の壁は、環境によって多少の動きは出ます。ただし、適切な樹種選び・含水率管理・施工方法を守れば、生活に支障が出るほどの反りや割れはほとんど起こりません。動く前提で納めることが、無垢壁材では重要です。

Q
羽目板は全面張りにしても大丈夫ですか?
A

全面張りも可能ですが、空間が重くなりやすいため注意が必要です。特に天井高さや採光条件によっては圧迫感が出ることがあります。壁の一面や腰壁として使う方が、無垢材の良さを活かしやすいケースも多く見られます。

Q
羽目板は縦張りと横張りで何が変わりますか?
A

縦張りは天井を高く見せ、すっきりした印象になります。横張りは空間に広がりや落ち着きを与えます。どちらが正解というより、部屋の形状や視線の流れに合わせて選ぶことが大切です。照明との相性も影響します。

Q
無垢壁材のお手入れは必要ですか?
A

基本的に特別なメンテナンスは不要です。ホコリを払う、乾拭きする程度で十分です。汚れが気になる場合も、軽い研磨や部分補修が可能なのが無垢材の利点です。ビニールクロスのような張り替え前提とは考え方が異なります。

Q
キッチンや水回りに無垢の壁材は使えますか?
A

使用は可能ですが、場所と範囲を選ぶ必要があります。直接水がかかる場所や油汚れが多い壁には不向きです。一方で、少し離れた壁面や腰壁として使う分には問題ありません。用途整理が重要な素材です。

Q
床材と同じ樹種を壁に使った方が良いですか?
A

必ずしも同じ樹種である必要はありません。床と壁を同材にすると統一感は出ますが、あえて違う樹種を使うことで空間に奥行きが出ることもあります。全体のバランスを見て判断するのがおすすめです。

Q
無垢壁材は賃貸住宅でも使えますか?
A

条件付きで可能です。原状回復が必要な場合は、下地を工夫したり、部分使いに留めることで対応できます。全面施工よりもアクセントウォールとしての採用が現実的です。事前の計画が重要になります。

Q
羽目板に塗装は必要ですか?
A

無塗装でも使用できますが、見た目や汚れ対策を考えると自然塗料での仕上げをおすすめするケースが多いです。塗装によって色味が落ち着き、経年変化も穏やかになります。用途に応じて選択します。

Q
羽目板・無垢壁材はどんな人に向いていますか?
A

空間の変化を楽しめる方、素材の個体差を「味」と受け取れる方に向いています。一方で、均一な仕上がりや変化しない壁を求める場合は不向きです。好みがはっきり分かれる素材だからこそ、事前確認が大切です。