
濃い色の無垢フローリングは、単に色味の濃さだけではなく、空間をどう締めるかで選ばれます。
ジャトバ(Jatoba)は濃い褐色と明確な木目、そして何より強度と耐久性で知られる樹種。
踏みしめるたび床に確かな存在感と落ち着きが宿ります。
その強さが、住まい全体に静かな“重心”を与える力強い床材です。
ジャトバの特徴
ジャトバは南米原産の広葉樹で主にブラジルを中心に伐採・流通します。
学名は Hymenaea courbaril。
硬さ・耐久性・密度の高さから古くからフローリングや造作用途に使われてきました。
ジャトバ無垢フローリングの主な性質
- 非常に高い硬度・耐摩耗性
- 重量感のある材質
- 赤褐色〜濃褐色の深い色味
- 木目は直線〜さざ波状で表情に奥行き
- 比重が高く、踏み応えのある床
硬さや重さは「使ううちに味になる」タイプではなく最初から強さがある床です。
ジャトバが向いているケース・向かないケース
向いている
- 傷・摩耗を極力抑えたい
- 人の往来が多いリビング・玄関・店舗
- 重厚感のあるインテリア
- 床と家具のコントラストを楽しみたい
- 経年変化より安定性を重視したい
向いていない
- 明るい空間を最優先したい
- 柔らかさ・足触りのやさしさを求める
- DIY施工を主体とする
- 温かみのある床を希望している方
ジャトバの商品
乱尺 無垢フローリング
よくある質問
- Qジャトバはどれくらい硬いですか?
- A
ジャトバは、天然木フローリングの中でも極めて高い硬度を持つ樹種です。
Janka硬度(木材の硬さの指標)では、オークやメープルをはるかに超える数値となり、日常生活での摩耗やへこみに対して強い耐性を示します。硬いゆえに、椅子の脚や家具移動での傷が入りにくく、「床に気を遣いにくい」床として評価されます。
- Q色味の変化はどうなりますか?
- A
ジャトバは濃い褐色〜赤褐色の色味が特徴ですが、経年では紫外線や光の影響で少し色味が落ち着きます。
ただし、急激に明るくなることはなく、濃色の印象を保ちながら穏やかに深みが出る傾向です。濃色フローリングの中でも安定感のある変化の仕方で、完成時の印象を長期間楽しめます。
- Q傷や凹みは目立ちますか?
- A
硬さがあるため、日常生活での凹みや擦り傷は入りにくい部類ですが、色が濃い分、稀に浅い擦り傷が白っぽく見えることがあります。
ただし、目立つ頻度自体は低く、全体の印象を大きく崩しにくいのが特徴です。家具下の滑り止めやラグ併用で補完することも有効です。
- Qダークカラーで暗く見えませんか?
- A
濃色材は、一般的に光を吸収するため、空間が暗く見える傾向があります。
これは素材の性質ですが、明るい壁・照明計画・家具の色バランスによってコントラストを作ることで、重厚感を活かしながら暗さを抑えることができます。濃色を「どう見せるか」の設計がカギです。
- Q無垢フローリング初心者でも扱えますか?
- A
硬さや密度が高いため、伸縮や経年変化は比較的穏やかですが、施工時の取り扱いには注意が必要です。含水率管理や下地の平滑性が仕上がりに影響します。無垢材の特性・濃色床の扱いを理解したうえで使えば、初心者でも問題なく取り入れられる樹種です。
ジャトバのコラム
濃色で硬質な床はただそこにあるだけで空間の重心を下げます。
それは落ち着きという方向への演出です。
家具や光、色のコントラストがより際立ち、空間全体が一段深くなる。
ジャトバは、その“芯”をつくる床材です。
床が、空間の核になる選択
ジャトバの無垢フローリングは豊かな色と確かな強さで住まいを支える床になります。
派手さではなく、存在感を静かに保つ床を求める方へ。

