エコロキアのヘリンボーン無垢フローリング|空間のリズムから考える床

ヘリンボーン無垢フローリングの特徴

ヘリンボーンとは、フローリング材をV字(矢羽根)状に組み上げていく貼り方を指します。
直線的なフローリングとは異なり、床全体にリズムと方向性が生まれるのが最大の特徴です。

無垢材でヘリンボーンを行う場合、

  • 材料精度
  • 下地精度
  • 施工技術

のいずれが欠けても、美しく仕上げることはできません。

見た目の華やかさとは裏腹に、非常に繊細で、難易度の高い施工方法です。

ヘリンボーンの種類について

イタリアンヘリンボーン

イタリアンヘリンボーンは、最も一般的な直角タイプのヘリンボーンです。
板を90度で組むため、リズムがはっきりしており、空間に動きが生まれます。
一方で、視線を強く引くため、空間が狭い場合や家具が多い場合は、やや主張が強くなることもあります。
モダンな空間や、床をデザインの主役にしたい場合に向いています。

フレンチヘリンボーン

フレンチヘリンボーンは、板の先端を45度で合わせる組み方です。
直角タイプに比べて線が柔らかく、上品で落ち着いた印象になります。
クラシックな建築や、静かな空間との相性が良く、「ヘリンボーンにしたいが、派手にはしたくない」という方に選ばれることが多いタイプです。
ただし、材料加工と施工精度が求められるため事前の設計と準備が重要になります。

ハンガリアンヘリンボーン

ハンガリアンヘリンボーンは、鈍角でV字に組む構成です。
線の流れが強く、奥行き感や方向性をはっきりと演出できます。
廊下や縦長の空間では特に効果的ですが、空間全体とのバランスを誤ると、落ち着かない印象になることもあります。
エコロキアでは「形が格好いいから」ではなく、その空間に方向性を与える必要があるかどうかを基準に提案します。

ヘリンボーンの商品

オーク(ナラ / 楢)

ヘリンボーンと空間の相性

ヘリンボーンが向いている空間

ヘリンボーンは、次のような空間と相性が良い床です。

  • リビングやダイニングなど「見せ場」にしたい空間
  • 店舗・サロン・ショールームなど印象を重視する場所
  • 天井が高い、または空間に奥行きを出したい部屋
  • ブルックリン・フレンチ・クラシック系のインテリア

床に動きが出るため、家具が少なくても空間が成立するというメリットもあります。

ヘリンボーンが向いていないケース

一方で、以下のような場合は慎重な判断が必要です。

  • とにかくコストを抑えたい
  • 施工日数を最短にしたい
  • 下地の精度に不安がある
  • 将来DIYで貼り替えたい

ヘリンボーンは「材料費+施工費+手間」すべてがかかる床です。
「何となくオシャレだから」という理由だけで選ぶと、後悔につながることもあります。

ヘリンボーン 無垢フローリング 施工事例

DIYショップ施工事例|アカシア ヘリンボーン無垢フローリング

神戸市東灘区DIYショップのアカシアヘリンボーン無垢フローリング施工後の完成全景

兵庫県神戸市東灘区にあるDIYショップの施工事例です。元々は業務用洗濯機などを置く倉庫兼駐車場だった空間をリノベーションし、無垢フローリングの中でも人気の「アカシア ヘリンボーン」を採用いただきました。

夏休みの家族制作体験|世界にひとつの一枚

オーク無垢フローリングと大きな窓があるキッチンダイニング

兵庫県尼崎市で行われた一戸建てリノベーションにて、オーク(ナラ / 楢)無垢材を使用したヘリンボーンフローリングが採用されました。
仕上げには自然塗料のヴィンテージブラウンオイルを使用し、空間全体を味わい深いブルックリンスタイルへと導いています。

よくある質問

Q
ヘリンボーンは普通のフローリングより費用が高くなりますか?
A

はい、一般的には高くなります。
理由は、材料加工と施工工程が増えるためです。ヘリンボーンは板を一定の角度で揃えながら組むため、直貼りや乱尺貼りに比べて施工精度が求められます。
また、加工精度が低い材料では美しく仕上がらないため、使用できるフローリングも限られます。ただし、空間の印象を床だけで大きく変えられるため、壁や家具にコストをかけなくても成立するケースも多く、トータルで見ると納得できる選択になることも少なくありません。

Q
ヘリンボーンは傷が目立ちやすいですか?
A

いいえ、一概に目立ちやすいわけではありません。
ヘリンボーンは木目の向きが交互に変わるため、一直線に貼った床よりも傷や摩耗が分散されやすい特徴があります。特に無垢フローリングの場合、経年変化とともに表情が深まり、細かな傷は「味」として馴染んでいきます。ただし、濃色系や光沢の強い仕上げでは傷が目立ちやすくなるため、樹種選びと塗装方法が重要になります。

Q
将来、研磨や張り替えはできますか?
A

無垢フローリングであれば、研磨による再生が可能です。
ヘリンボーンだから特別に研磨できない、ということはありません。ただし、板の向きに沿って研磨をするため、通常の一直線に貼った床よりも施工時間を要します。適切な厚みと施工がされていれば、通常の無垢フローリングと同様に研磨・再塗装が可能で、長く使い続ける前提の床として成立します。将来のメンテナンスを考えることも、ヘリンボーン選びの重要なポイントです。