クマル

クマルの特徴

クマルはマメ科に属する常緑広葉樹でイペ材に似た構造と比重の高さを持つことから、「ブラジリアンテック」や「トンカビーン」とも呼ばれるハードウッドです。

比重は高く硬さ・強度・耐久性もハードウッド上位。
腐朽菌・虫害への耐性が高く、屋外で長期間使える木材として実績があります。

クマルの主な性質

  • 非常に高い耐久性と耐腐朽性
  • 自然な油分・撥水性により屋外適性が高い
  • 色味に個体差(赤褐〜黄褐色)があり、表情豊か
  • 非常に重く硬い材質(施工性に注意)

ハードウッドとしてはトップクラスの総合性能を持つ素材です。

クマルが向いているケース・向かないケース

向いている

  • 耐久性を最優先したい
  • 公共施設・店舗・人通りが多い場所
  • 雨・湿気・紫外線・害虫に強い天然木を使いたい
  • 自然な木目表現を重視した外構デザイン

向いていない

  • 初期コストを抑えたい
  • DIYでの施工を完結したい
  • 軽量・柔らかい材が欲しい
  • 明るく軽やかな色味中心の空間

クマルの商品

クマルの施工事例

施工直後は赤褐色〜黄金褐色の重厚な色味が空間を引き締めました。
設置後、数年が経過すると紫外線や雨風により色味は次第に落ち着いてグレーへと変化します。
これは木材の劣化ではなく、クマル特有の経年変化表情として認識されています。

非常に硬い材であるため、下穴加工や工具選定など、施工技術が結果に大きく影響する点も特徴です。
これは、耐久性の高さゆえの職人技が必要な側面と言えます。

よくある質問

Q
クマルはどれくらい長持ちしますか?
A

クマルは、高い耐腐朽性と強度を持つハードウッドとして知られ、屋外で20年以上の使用実績があります。腐朽菌や白色腐朽菌に対しても強く、湿気や雨風が多い環境でも比較的長期間にわたり性能を維持できます。色味は経年で落ち着きますが、耐久性そのものは大きく損なわれません。

Q
イペ材との違いは何ですか?
A

クマルはイペに非常に似ていますが、産地や木目の出方、比重に若干の差があります。
一般的にはイペと同等クラスの耐久性と硬さを持ちながら、価格や表情の違いで選ばれることが多いです。また、色味のバラつきや木目の豊かさが好まれるケースもあります。どちらも高耐久材ですが、選択肢として比較検討する価値があります。

Q
施工時の注意点はありますか?
A

クマルは非常に硬く重い材のため、下穴加工や専用ビットの使用が推奨されます。
高密度の木材はビスや工具への負担が大きく、慣れていないと施工ミスや割れが発生することがあります。また、木材の特性上反りや色むらが出ることもあるため、複数本を比較しながらレイアウトすることが有効です。

Q
経年変化はありますか?
A

はい。屋外に露出することで、紫外線や雨水の影響を受け、シルバーグレーへと落ち着く傾向があります。これは木材表面の色調変化であり、耐久性や強度の低下を意味するものではありません。経年変化を抑えたい場合は、保護塗料を適宜塗布する選択肢もあります。

Q
素足で歩いても大丈夫ですか?
A

歩行自体は可能ですが、硬い材であるため、素足での長時間使用は足裏の印象がやや硬く感じられることがあります。ただし、経年によって割れやささくれが発生している場合は足裏を傷つけてしまう恐れがあるので注意が必要です。
また真夏の直射日光下では、どの木材でも表面温度は上がるため、使用時の熱対策(シェード等)があると快適です。

Q
クマルは灰汁(タンニン)が出ますか?
A

はい。クマルはタンニン成分を多く含むため、施工後しばらくの間、雨水とともに褐色の灰汁が流れ出ることがあります。
これは木材の劣化ではなく、耐久性に関与する成分が表面に現れる現象です。コンクリートやタイルに触れる位置では一時的に着色する場合があるため、排水方向や取り合いを考慮した施工が重要になります。時間の経過とともに灰汁の発生量は落ち着き、恒常的に出続けるものではありません。

クマルのコラム

クマルは屋外の厳しい環境条件をクリアしながら時間とともに落ち着いた表情へと変わっていきます。

耐久性を求めながらも色味や木目の個性を楽しむ。
その両方を叶える選択肢としてクマルは多くの現場で評価されてきました。