コラム

無理矢理ヴィンテージ加工した吉野杉 無垢フローリングが1年半経過したら…

コラム

2019年の初めに大阪市西区にある賃貸マンションにご採用頂きました奈良県産吉野杉の無垢フローリング。

真っ白な壁に自然塗料(透明つや消しオイル仕上げ)のナチュラルな装いは和洋を問わず温かみのある過ごしやすい空間になっておりましたが、2021年に最初のご入居者様が退去された際に誤って樹脂ワックスを塗布してしまい大変なコトに。

折角の無垢フローリングがガビガビになってしまい、この状況を張り替えずに打破するためにワックス剝離剤を用いたのですが、スギに含まれるタンニンとアルカリは反応すると黒くなるためまぁ無理矢理ヴィンテージ風にすることで次のご入居者様を迎えることができました。

あれから2年半が経過して、ご退去されたとのことで本日原状回復の確認に訪れました。

樹脂ワックスの剥離液を塗布した直後はタガヤサンのように白黒濃淡がハッキリしておりましたが全体的に馴染んで非常に良い感じになっております。

落ち着いた色調で汚れも目立ちにくくなかなか良い感じではないでしょうか。

このアルカリ性による反応を利用したアンティーク加工はスギだけではなくオーク(ナラ / 楢)やチェスナット(クリ / 栗)などのタンニンを多量に含んだ樹種には有効的で着色塗装とはまた違ったナチュラルなエイジングを求めるならお勧めです。

今回の退去されたご入居者様は非常に奇麗にお使いでしたので部分的に補修をして次は自然塗料(透明つや消しオイル仕上げ)を塗装して仕上げたいと思います。

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