コラムフローリング・床材施工・納品事例

劣化したオークの複合フローリングを再生|研磨と再塗装で蘇る床の施工事例

紫外線と経年劣化によりウレタン塗膜が白化し傷んだオークの複合フローリング表面 コラム
長年の紫外線と日常使用により、ウレタン塗膜が分解・白化したオークの複合フローリング。表層単板は健全で、研磨再生が可能な状態でした。

紫外線や日常生活による摩耗で傷み、白っぽく粉を吹いたような状態になったフローリング。
「張り替えしかない」と思われがちですが、実は条件さえ合えば再生できる床は少なくありません。今回ご紹介するのは、オークの複合フローリングのウレタン塗膜を研磨で除去し、再塗装によって美しく仕上げた施工事例です。
エコロキアが手がける床再生サービス「ムクリペ」の考え方とあわせて、詳しく解説します。

施工事例の概要|紫外線と生活傷で劣化したオーク床

紫外線による色ムラと塗膜劣化

今回の床は、長年の使用により日当たりの良い部分を中心に紫外線劣化が進行していました。
ウレタン塗装の表面が分解され、ツヤが消え、ところどころ白化している状態です。これはオークに限らず、ウレタン塗装されたフローリングで非常によく見られる症状で、掃除やワックスでは改善しません。

日常生活による細かな傷の蓄積

さらに、椅子の引きずりや歩行による細かな擦り傷が全面に入り、床全体がくすんだ印象になっていました。
こうした傷は一本一本は浅くても、積み重なることで床の美しさを大きく損ないます。しかし、これは「寿命」ではなく、「塗膜の寿命」であることがほとんどです。

なぜ張り替えずに再生できたのか

表層単板2mm以上が再生の条件

今回の複合フローリングは、表層のオーク単板が2mm以上確保されていました。
この厚みがあれば、無垢フローリングと同様に研磨による再生が可能です。逆に、表層が0.3〜0.5mm程度の薄い突板フローリングでは研磨ができず、再生は困難になります。

「複合=削れない」は誤解

「複合フローリングは削れない」という認識は、実はかなり大雑把なものです。
重要なのは構造と単板の厚み。エコロキアでは、床材の種類を見極めたうえで「削れる床」「削れない床」を判断しています。今回のように条件を満たしていれば、張り替えよりも合理的で美しい選択肢として再生が可能です。

施工内容|ウレタン塗膜を研磨で完全除去

劣化した塗膜は「剥がす」のではなく「削る」

劣化したウレタン塗膜は、薬品などで溶かすのではなく、研磨によって物理的に除去します。

色ムラと塗膜劣化が目立つオーク複合フローリングの研磨中の状態
日当たりの良い部分を中心に色ムラが発生。これは木材の劣化ではなく、ウレタン塗膜の寿命による典型的な症状です。

表面だけを軽く削るのではなく、古い塗膜を完全に落とし、オーク本来の木肌が現れるところまで丁寧に研磨を行います。この工程が仕上がりの良し悪しを大きく左右します。

木目とヘリンボーン意匠を活かす研磨

今回の床はデザイン張りの意匠が特徴的でした。
そのため、均一に削るだけでなく、木目の流れや光の反射を意識した研磨を行っています。研磨の粗さを段階的に変えながら、傷を消しつつ、オークらしい表情を引き出すことを重視しました。

再塗装による仕上げ|床は「塗って終わり」ではない

再塗装で得られる均一な美しさ

研磨後の床に再塗装を行うことで、紫外線による色ムラや白化は完全にリセットされます。

研磨再生により空間全体が明るくなったオーク複合フローリングの施工事例
床を張り替えることなく再生することで、空間全体が明るく、落ち着いた印象に。表層単板が2mm以上あれば、複合フローリングでも再生は可能です。

今回も、施工前とは別の空間のような均一で落ち着いた表情に生まれ変わりました。新品同様とは違いますが、「使い込まれたオークの良さ」が際立つ仕上がりです。

生活を前提にした塗装選定

エコロキアでは、見た目だけでなく生活のしやすさも重視しています。耐久性、補修のしやすさ、将来の再研磨まで見据えた塗装選びを行い、「今きれい」だけで終わらない床を目指しています。
床は暮らしの道具であり、使い捨てではありません。

劣化した床は「交換」ではなく「再生」という選択肢を

張り替えよりも合理的なケースが多い

床の張り替えは、費用・工期・廃材の発生など、負担が大きい工事です。
一方、今回のように研磨再生が可能な床であれば、コストを抑えつつ、空間の質を大きく向上させることができます。特にオークなどの良質な床材ほど、再生の価値は高まります。

再塗装後に木目と意匠が際立つオークのフローリング
研磨によってオーク本来の木目が現れ、デザイン張りの意匠も美しく際立ちます。無垢フローリングに近い質感が蘇りました。

ムクリペが目指す床再生の考え方

エコロキアの「ムクリペ」は、単なるリフォームではありません。
「床材の寿命を正しく見極め、使えるものは最大限活かす」
それがムクリペの基本思想です。無垢フローリングだけでなく、条件を満たす複合フローリングも再生対象として、全国対応で床の悩みに向き合っています。

床材の劣化でお悩みの方へ|エコロキアのムクリペにご相談ください

フローリングの劣化を見て、「もう限界」「張り替えしかない」と感じている方は少なくありません。しかし、その床は本当に寿命でしょうか。表層単板が2mm以上あれば、無垢フローリング同様に研磨して再生できる可能性があります。

・白っぽくなってきた
・ツヤが消えた
・傷が目立つ
・床だけが古く見える

そんなお悩みがあれば、一度エコロキアのムクリペにご相談ください。
床を「交換」する前に、「再生」という選択肢を、プロの視点でご提案します。

その床は、まだ「直せる」かもしれません。

フローリングが白っぽくなってきた、傷や色ムラが気になる、張り替えしかないと思っている――
そんな床でも、表層単板が2mm以上あれば、研磨によって再生できる可能性があります。
無垢フローリングはもちろん、条件を満たした複合フローリングも対象です。
エコロキアの「ムクリペ」は、床を売り替えるためのサービスではありません。
「本当に張り替えが必要かどうか」を、プロの目で判断するための相談窓口です。
写真1枚からでも構いません。
床の劣化でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

よくある質問

Q
無垢フローリングと複合フローリングで仕上がりは変わりますか?
A

仕上がりの方向性はほぼ同じですが、無垢フローリングの方が研磨回数に余裕があるという違いがあります。複合フローリングでも条件を満たしていれば、見た目や質感は十分に改善できます。

Q
研磨すると床が薄くなってしまいませんか?
A

適切な研磨であれば、必要以上に薄くなることはありません。
ムクリペでは、床材の構造を確認したうえで、最低限の研磨量で仕上げることを基本としています。

Q
新品のフローリングのようになりますか?
A

工場で作られた新品と同じにはなりませんが、
木本来の表情やぬくもりが蘇り、空間の印象は大きく変わります。
「新品に戻す」より「気持ちよく使い続ける」ための再生です。

Q
張り替えと比べて費用はどのくらい違いますか?
A

床の条件によりますが、多くの場合は張り替えよりも半額以下の費用を抑えられます。
また、解体や廃材処分が不要な点も、再生の大きなメリットです

Q
まず何を相談すればいいですか?
A

床全体、もしくは劣化が気になる部分の写真を1〜2枚送っていただければ十分です。
「この床、削れる?」というご相談だけでも歓迎しています。

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