木の温もりを“空間の質”として取り入れるという選択
無垢フローリングは、単に床材としての機能を満たすだけでなく住まい全体の空気感や居心地に大きく影響する素材です。
中でもアカシア材は、
- はっきりとした色幅
- 個性的な杢目
- 高い耐久性
を併せ持ち、「木の表情を楽しみたい」という方に選ばれることの多い樹種です。
今回は エコロキア が納品・施工を行ったアカシア 乱尺無垢フローリング(ラスティックグレード) の施工事例をもとに素材の特徴と仕上げに使用した自然塗料について詳しく解説します。
アカシア無垢フローリングの魅力
アカシア材の基本的な特徴
アカシアは広葉樹に分類される木材で無垢フローリングとしては硬く、耐久性が高いことが大きな特徴です。
色合いは黄褐色から濃いブラウンまで幅があり、1枚ごとに異なる表情を持つため、空間に自然な奥行きが生まれます。
また、比較的油分を含む性質があり湿度変化による反りや狂いが起こりにくい点も、住宅用フローリングとして評価されています。
ラスティックグレードならではの表情
今回採用したのは、節・白太・色ムラ・パテ補修跡などをあえて残したラスティックグレードのアカシア材です。
均一さよりも「木そのものの個性」を重視したグレードで、
- 表情が豊か
- 経年変化を楽しめる
- 小傷や生活痕が目立ちにくい
といった特徴があります。
日常生活の中で“きれいに使い続けなければならない床”ではなく使いながら味わいを増していく床として選ばれています。

施工事例の概要
採用したフローリング仕様
今回の施工では、以下の仕様を採用しました。
- 樹種:アカシア
- 仕様:乱尺無垢フローリング
- 幅:120mm
- グレード:ラスティック
- 仕上げ:自然塗料仕上げ
リビング・ダイニングに連続して張ることで乱尺特有のリズム感と、アカシア材の色幅が空間全体に広がっています。
施工時のポイント
素材選定の段階から、
「経年でどう変わっていくか」
「暮らしの中でどう付き合っていくか」
を重視して計画しました。
乱尺フローリングは張り方次第で印象が大きく変わるため現場では板の並びや色バランスを見ながら施工しています。

乱尺フローリングとは何か
乱尺タイプの定義
乱尺フローリングとは長さが一定でない複数の板材を組み合わせて施工する方法を指します。
長さをあえて揃えないことで、整いすぎない、自然な床の表情をつくることができます。
乱尺フローリングのメリット
乱尺タイプには、以下のような利点があります。
- デザイン性
規則的すぎないため、空間に自然な動きが生まれる - 素材ロスが少ない
木材を無駄なく使えるため、合理的 - 空間へのなじみやすさ
家具や建具との相性を選びにくい
特にラスティックグレードとの組み合わせでは無垢材らしさを最大限に引き出す施工方法といえます。

自然塗料「リボス アルドボス」による仕上げ
リボス アルドボスとは
仕上げには、ドイツ・リボス社の自然健康塗料アルドボス(ARDVOS No.266) を使用しました。
植物性オイルを主成分とする浸透型塗料で木材の内部に染み込みながら保護するのが特徴です。
アルドボス仕上げの特性
アルドボスで仕上げた無垢フローリングには、次のような特徴があります。
- 塗膜を作らない
木の質感をそのまま感じられる - 部分補修が可能
傷んだ部分だけをメンテナンスできる - 室内環境への配慮
化学物質を極力含まず、住環境にやさしい - 自然な撥水性
日常生活での汚れを防ぎやすい
無垢フローリングを「長く使い続ける」前提で考えると非常に理にかなった仕上げ方法です。

アカシア無垢フローリングを検討するなら
アカシア無垢フローリングは、
- 木の表情を楽しみたい
- 多少のラフさを許容できる
- 経年変化を前向きに受け入れられる
といった方に向いている素材です。
エコロキア ではアカシア材をベトナムやインドネシアから厳選して輸入し、販売だけでなく、施工・仕上げ・メンテナンスまで含めた相談に対応しています。
また、実際の質感を確認できるよう、アカシア無垢フローリングのカットサンプルも用意しています。
写真だけでは判断しにくい素材だからこそ手に取って検討することをおすすめしています。


