ポプラ | アスペンレジンテーブル・一枚板制作体験

肌触りにこだわったレジンテーブルづくり|エコロキアの新作制作記録

レジンテーブルの天板を電動サンダーで丁寧に研磨している様子。青みがかったレジン表面が白く曇り、加工途中であることがわかる。 ポプラ | アスペン
11月27日のNHK奈良「ならナビ」生放送出演に向けて、エコロキアの展示用レジンテーブルを制作中。受講者さんの作品ばかりが増えていたため、久々に自社用の新作づくりを再開。波打つエッジと、触り心地を追求した仕上げに挑戦しています。

NHK奈良「ならナビ」出演に向けた制作の背景

テレビ出演で伝えたいエコロキアのものづくり

11月27日にNHK奈良「ならナビ」の生放送でレジンテーブル制作体験ワークショップを取り上げていただくことになり、その準備としてエコロキアでも新作のレジンテーブル制作を再開しました。

普段は受講者さんの作品に囲まれて作業をしているため、展示会用の作品が不足していることに気づき、久しぶりに“エコロキアの作品”として胸を張れる一枚を作りたいと思ったのです。レジンテーブルは見た目の美しさだけでなく、触れた瞬間に感じる温度や滑らかさ、そして無垢材の持つ自然の質感がとても大切です。テレビを通じて伝えられるのは視覚情報ですが、制作の裏側にある「触り心地へのこだわり」や「手間を楽しむ姿勢」が画面越しにも伝わるよう、細部まで丁寧に仕上げていきます。

エコロキアが大切にしている“手をかける贅沢”

今回の作品づくりで意識しているのは、“不便を楽しむ”というエコロキアが掲げる世界観です。

レジンテーブルは決して簡単に完成するものではなく、乾燥・研磨・再研磨といった工程を何度も重ねる必要があります。ですが、その不便さこそが作品の表情を豊かにし、制作者の思いを宿らせてくれます。無垢材は一本一本違いがあり、レジンも気温や湿度によって硬化の具合が微妙に変化するため、いつも同じ仕上がりにはなりません。だからこそ、今回のテレビ出演と展示会では、手をかけて育てていくエコロキアらしいレジンテーブルの魅力をしっかりとお伝えしたいと考えています。

デザインコンセプトは“波打つエッジ”

四方を直線にしない自由曲線の魅力

一般的なレジンテーブルは四方をまっすぐ切り落としたシャープなデザインが多いですが、今回はあえて逆をいくデザインを採用しました。波打つような自由曲線をエッジに与えることで、無垢材の柔らかな表情が引き立ち、レジンとの境界が自然に馴染んでいきます。

レジン天板のエッジ部分を削り、青いレジンと木部が柔らかくつながり始めた様子を写したアップ写真。
今回は“触り心地の良いレジンテーブル”をテーマに制作中。
12月12日に開催される小野市「アルゴ」の展示会で、エコロキアのものづくりを体感していただけるよう、
視覚と触覚の両方で楽しめる作品へと仕上げていきます。

直線を避けることで視覚的な奥行きが生まれ、テーブル全体が手に吸いつくような印象を与えるのも特徴です。これはただの装飾ではなく、「触り心地をデザインする」という考え方の延長にあります。曲線があることで手のひらが沿いやすく、家具としての存在感がより濃くなるのです。

触覚をデザインするレジンテーブルの新しい試み

今回のレジンテーブルでは、触った瞬間の“気持ち良さ”をテーマにしています。無垢材が持つ温かさと、レジンのひんやりとした質感。この二つが違和感なくつながるよう、エッジ部分には特にこだわりを持って研磨を行っています。曲線部分はサンダーでは入りきらないため、手作業で少しずつ形を整えながら、指先で触れて確認し、納得のいくラインになるまで何度も削り込みを繰り返しています。触覚を中心に設計するレジンテーブルはまだ一般的ではありませんが、人が毎日触れる家具だからこそ、こうした細部のデザインが大切だと考えています。

研磨工程こそレジンテーブルの“顔”が決まる

レジンが白く曇る最初の段階が最も重要

レジンテーブルの研磨作業は、完成を左右する最も大切な工程です。最初はレジンが白く曇り、見た目だけでは仕上がりが想像できない段階ですが、この“曇った状態”をいかに均一にするかが後の透明感を決めるポイントになります。

レジンテーブルの側面を研磨し、レジンの下から木材の質感が少し現れている加工途中の天板。
四方をまっすぐ切り落とすのではなく、あえて凹凸を持たせて“波”のような動きをデザイン。
削り進めるたびに木目が少しずつ顔を出し、完成形へのイメージが浮かび上がってきます。

サンダーを当てる角度、力の入れ具合、番手の選び方など、すべてが密接に関係しています。特に今回は触り心地重視のデザインのため、表面の微細な凹凸を丁寧に取り除きながら研ぎ進める必要があります。粗研磨の精度が甘いと後の磨きでは取り返しがつかないため、最初の工程こそ最も集中するべき部分なのです。

無垢材とレジンの境界を丁寧に整える

波打つエッジは美しい反面、研磨の難易度が上がります。
レジンと木材の硬さはまったく異なるため、削れる量も違いが出ます。力を入れすぎると木の部分だけ深く削れてしまい、逆に弱すぎるとレジン部分が均一になりません。そこで、境界部分はサンダーと手研磨を組み合わせながら、慎重に整えていきます。何度も触れて確認しながら削っていくため時間はかかりますが、その手間こそが滑らかで自然な手触りを生む秘訣です。完成後に手でエッジを撫でたとき、レジンも木材もひとつの素材のように溶け合う──そんな一体感を目指しています。

作品づくりに宿る“エコロキアらしさ”

不便を楽しむ精神が作品に深みを与える

レジンも無垢材も、扱いが簡単な素材ではありません。
しかし「不便を楽しむ」精神で向き合うと、素材が持つクセや個性がむしろ魅力に変わります。今回の作品も、乾燥・研磨・調整の繰り返しで手間は多いものの、その過程で生まれる質感や表情は唯一無二です。

この“手間の積み重ね”がレジンテーブルの魅力であり、エコロキア独自の価値だと感じています。展示会でも、完成した作品だけでなく、その背景にある姿勢や考え方も含めてお届けできればと思っています。

受講者さんの作品から刺激を受けた制作再開

普段はレジンテーブル制作体験ワークショップの受講者さんが作った作品がアトリエに並んでいます。皆さんの挑戦的なデザインやアイデアに触れるたびに、“エコロキアも負けていられない”という気持ちが湧き、今回の制作再開にもつながりました。

La Médina Ashiyaに展示している過去作品とはまた違う、より自由で、より触覚に寄せたレジンテーブルをつくることで、受講者さんにも新しい刺激を届けられるのではないかと思っています。

5. 小野市「アルゴ」でのお披露目に向けて

展示会にふさわしい“体験を感じる一枚”を目指す

12月12日に小野市総合体育館「アルゴ」で行われる展示会では、今回制作している新作レジンテーブルを展示する予定です。ただの“完成品”ではなく、触った瞬間に制作の空気や素材の息づかいが伝わるような一枚を目指しています。
訪れた方が思わず手で撫でたくなるような肌触り、そして無垢材の温もりとレジンの透明感が心地よく混ざり合う作品に仕上げたいと思っています。

エコロキアのレジンテーブル制作体験にも興味を持ってもらうために

展示会は作品を見ていただくだけでなく、レジンテーブル制作体験ワークショップの魅力を伝える良い機会でもあります。実際に作品を目にしていただくことで、「自分でも作ってみたい」と感じてもらえるかもしれません。エコロキアでは初心者の方でも安心して参加できるよう、素材選びから仕上げまで丁寧にサポートしております。今回の展示作品が、誰かに新しい挑戦を促すきっかけになれば、それ以上に嬉しいことはありません。

触れてわかる、本物のレジンテーブルをつくってみませんか?

レジンテーブルは「見る楽しさ」だけでなく、「触れた瞬間の心地よさ」こそが魅力です。
エコロキアのレジンテーブル制作体験では、無垢材選びからレジン注入、研磨仕上げに至るまで、職人が丁寧にサポートしながら、あなただけの一枚を形にしていきます。
初心者の方でも安心してご参加いただけ、作品はそのままご自宅のテーブルとして永くお使い頂けます。
手間を楽しみながら、自分だけの“触り心地のいい家具”を作ってみませんか?
きっと忘れられない体験になります。

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