オーク(ナラ / 楢)無垢フローリングの魅力と課題
高級感あふれるオーク材の特長
オーク(ナラ / 楢)は、無垢フローリング材の中でも特に人気の高い樹種のひとつです。その理由は、重厚感と温かみを兼ね備えた美しい杢目(もくめ)、そして高い耐久性にあります。住宅だけでなく、商業施設やスタジオなど人が多く集まる場所でも採用されることが多いのが特徴です。
しかし、一度表面にダメージを受けたり、誤った施工方法で仕上げられたりすると、本来の魅力を十分に発揮できないことがあります。今回ご紹介する兵庫県神戸市兵庫区の株式会社デンソーテン様スタジオの事例も、その一例です。
タイルカーペット施工による問題点
ピールアップボンドが全面に塗布されていた床
当初、このオーク無垢フローリングは長年の使用で表面が傷んでいました。そのため一時的な対処として、上からタイルカーペットが施工されていたのですが、その際に使用されたのが「ピールアップボンド」です。

ピールアップボンドは一般的にカーペットやクッションフロアを固定するための接着剤ですが、木材との相性は良くありません。フローリングの表面全体に残留してしまうことで、再利用が難しくなる大きな原因となります。
補修工程の流れ
1. ピールアップボンドの剥離

まずは残留した接着剤を取り除く必要があります。今回使用したのは YAYOI製「TCリムーバー」。専用の剥離剤を塗布して糊をふやかし、スクレイパーで丁寧にこそぎ落としていきます。

この作業を行うことで表面にこびりついたボンドはおおむね除去できますが、木の杢目の奥まで浸透してしまった成分までは完全に取り切ることができません。

2. サンディングによる下地調整
次の工程はサンディング(研磨)です。ここで重要なのは「目詰まり」との戦いです。残留ボンドが研磨ペーパーに絡み、すぐに削りの効率が落ちてしまうため、根気よく少しずつ削り続ける必要があります。時間はかかりますが、この工程を丁寧に進めることで、ようやく美しい木肌が現れてきます。

3. 仕上げ塗装
素地が出てきた段階でサンディングシーラーを塗布し、その後ウレタン塗装で仕上げを行いました。これにより表面は均一で艶やかな仕上がりとなり、再びスタジオにふさわしい美しい床が蘇りました。

元々このオーク(ナラ / 楢)の無垢フローリングが痛んでいたため、上にタイルカーペットを張っていたそうで、その際にピールアップボンドが前面に塗られていました。

今回、オーク(ナラ / 楢)の無垢フローリングに戻すにあたり、先ずはこのピールアップボンドの剥離が必要で、TCリムーバーを塗布して、糊をふやかし、スクレイパーでこそぎ取る作業です。

この作業で表面に付着しているピールアップボンドはおおむね除去可能ですが、杢目に浸透した糊は除去しきれないため、サンディングを行います。
施工後の変化と無垢材の可能性
補修前はカーペットとボンドで覆われていたため、オーク材の存在感は失われていました。しかし研磨と再塗装を施した後の床は、オークらしい力強い杢目と自然な色合いを取り戻し、空間全体の雰囲気を大きく変えることに成功しました。

このように、無垢フローリングは一度ダメージを受けても適切なメンテナンスを行うことで、再び美しさを取り戻せるのが最大の魅力です。
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無垢フローリングやウッドデッキは、天然素材ならではの温もりを楽しめる一方で、メンテナンス方法に悩む方も多くいらっしゃいます。
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