エコロキアの無垢フローリングは、天然木の風合いや質感をそのまま楽しめる床材として多くのお客様にご愛用頂いております。しかし、床暖房との組み合わせにおいては、木材特有の性質が影響を及ぼすため、注意が必要です。
今回は床暖房対応無垢フローリングと通常の無垢フローリングの違い、そして床暖房対応フローリングの試験方法について詳しく解説します。
そもそも無垢フローリングとは
今更ですが無垢フローリングとは、一本の木から切り出した自然な状態の木材を使用した床材を指します。そのため、木目や色合いが一枚一枚異なり、独特の風合いを持っています。また、年月とともに色や質感が変化し、経年変化を楽しむことができるのも魅力の一つです。
通常の無垢フローリングの特性
通常の無垢フローリングは、以下のような特性を持っています。
- 湿度や温度変化による収縮・膨張
天然木は湿度や温度の変化に敏感で、季節や環境の変化に伴い、収縮や膨張を繰り返します。これにより、反りや割れ、隙間が生じる可能性があります。 - 高い含水率
加工時の含水率が高いため、乾燥が不十分な場合、設置後にさらに収縮し、隙間や反りが発生するリスクがあります。 - 熱への弱さ
高温環境下では、木材が乾燥しすぎて割れや反りが生じやすくなります。
床暖房対応無垢フローリングの特性
床暖房対応無垢フローリングは、通常の無垢フローリングとは異なる加工や処理が施されています。主な特性は以下の通りです。
- 低い含水率:床暖房対応のフローリングは、木材の含水率を通常品よりも低く設定しています。これにより、温度変化による収縮や膨張を最小限に抑え、反りや割れを防止します。
- 裏面の加工(スリット加工):木材の裏面に溝(スリット)を入れることで、熱による変形を抑制し、安定性を高めています。
- 適切な樹種の選定:床暖房に適した樹種を選ぶことで、熱や乾燥による影響を受けにくくしています。
床暖房対応無垢フローリングの試験方法
床暖房対応無垢フローリングが適切に機能するかを確認するためには、以下のような試験が行われます。
- 長期耐久試験
床暖房を設置した環境で、無垢フローリングを長期間使用し、反りや割れ、隙間の発生状況を観察します。これにより、床暖房使用時の木材の変化を確認します。 - 含水率測定
加工前後の木材の含水率を測定し、適切な範囲内に収まっているかを確認します。 - 温度変化試験
床暖房を作動させ、一定の温度変化を加えた際の木材の挙動を観察し、収縮や膨張の度合いを測定します。 - 裏面加工の効果検証
スリット加工などの裏面加工が、木材の変形抑制にどの程度効果があるかを試験します。
適切な無垢フローリングを選ぼう
床暖房と無垢フローリングの組み合わせは、快適な室内環境を提供しますが、木材の特性を十分に理解し、適切な製品を選ぶことが重要です。

床暖房対応無垢フローリングは、含水率の管理や裏面加工など、特別な処理が施されており、通常の無垢フローリングとは異なる特性を持っています。導入を検討する際は、これらの違いを理解し、信頼性の高い製品を選ぶことで、長く快適に使用することができるでしょう。
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