ウッドデッキ施工に欠かせない基礎「束」とは
ウッドデッキを施工する際に、最初に行うのが「束(つか)」を立てる作業です。束はデッキ全体を支える重要な部分であり、この上に「大引き」「根太」を組み合わせ、その上に床板を貼り付けることでウッドデッキが完成します。
しかし、この束を設置する際に最も重要なのが 「水平をしっかりと出すこと」 です。基礎部分で水平がずれてしまうと、仕上がりの美しさだけでなく、使用中の安定性にも影響します。
従来の束石施工の課題
束石と角材を使う一般的な方法
従来は、地面に束石を置き、その上に角材を立てて高さを調整する方法が一般的でした。
水平出しに時間がかかる理由
この施工方法では、地面の凹凸や水勾配に対応するために、角材を少しずつカットしたり、束石を掘り下げたりと細かい作業が必要になります。
- 束石の高さを1つずつ調整する必要がある
- 微妙な誤差を角材の切断で修正する手間がかかる
- DIY初心者には難易度が高く、施工時間も長引く
こうした理由から、従来の方法は「時間がかかる」「正確な水平を出すのが難しい」という課題がありました。
高さ調整ができる便利アイテム「マルチポスト」
マルチポストとは
マルチポストは、樹脂製の支持脚(束)で、回転させるだけで高さをミリ単位で調整できる便利なアイテムです。

水平調整が簡単になる仕組み
角材のカットや束石の調整を必要とせず、マルチポストを設置して高さを回すだけで簡単に水平を合わせることが可能です。
これにより、従来方法に比べて 施工時間を大幅に短縮 でき、誰でも精度の高い施工を実現できます。
マルチポストを使うメリット
施工効率の向上
角材をカットする必要がなく、短時間で施工が完了します。DIY初心者でも扱いやすく、プロにとっては工期短縮につながります。
水平精度が高い
細かい調整が容易で、仕上がりの美しさと安定性を確保できます。
豊富なサイズ展開
マルチポストには複数のサイズがあり、現場の条件に合わせて選ぶことができます。複数種類を組み合わせれば、どんな地面にも対応可能です。
コストパフォーマンス
一見すると角材施工よりコストは上がりますが、施工時間の短縮や安定した仕上がりを考慮すると十分に費用対効果があります。
傾斜や水勾配に強い!「傾斜プレート」オプション

傾斜プレートの役割
マルチポストには、オプションで「傾斜プレート(スペーサー)」があります。これは、水勾配や傾斜のある地面に設置する際に活躍するパーツです。
水勾配を解決する施工法
従来なら角材を斜めにカットして対応していた部分も、傾斜プレートを組み合わせれば簡単に補正でき、安定した施工が可能になります。結果として、屋外の庭や屋上など、水はけを意識した現場でもスムーズな施工が実現できます。
DIYでもプロ施工でも活躍するマルチポスト
DIYユーザーにおすすめの理由
- 角材カットが不要
- 水平調整が簡単
- 失敗しにくく、安心して作業できる
初めてのウッドデッキ施工でも、完成度の高い仕上がりを目指せます。
プロ施工でのメリット
- 現場の効率化
- 大規模案件でも工期短縮
- 高い精度を維持できる
マルチポストは、DIYからプロ施工まで幅広く対応できる汎用性の高い資材です。
実際の使用イメージ
実際に現場で使ってみると、マルチポストは設置が非常にスムーズです。複数サイズを組み合わせることで高低差のある土地にも対応でき、傾斜プレートを利用すれば排水勾配がある場所でも安心して施工できます。

施工後は見た目の仕上がりもきれいで、デッキの安定性も抜群です。プロの現場からDIY愛好者まで「もっと早く導入すればよかった」との声をいただいています。
マルチポストでウッドデッキ施工はもっと快適に
ウッドデッキの基礎工事において、最も大変なのが水平調整です。従来の束石+角材施工では時間と手間がかかりましたが、マルチポストを使えば簡単に解決できます。
- 高さ調整が簡単
- 水平を確実に出せる
- 施工時間を大幅短縮
- 傾斜プレートで水勾配にも対応
DIY初心者からプロ施工まで、幅広い現場で活躍できるマルチポスト。これからウッドデッキ施工を検討する方には、ぜひおすすめしたいアイテムです。
マルチポストはDIYでの施工からプロの施工まで幅広く活躍しており、角材を使う場合と比較すると若干コストは上がりますが、施工時間の短縮としっかりと水平を出すことを考えるとこちらの方が断然オススメです。
詳しい施工方法などはご相談下さいね。


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