施工中に石膏ボードの粉が無垢フローリングに入ったら…

施工現場でよくあるトラブルのひとつに無垢フローリングの杢目に石膏ボードの粉が入ってしまうと云うものがあります。

本日はホワイトオーク 一枚もの無垢フローリングを納品させて頂きましたお施主様からご相談頂き神戸市中央区の現場にお邪魔しました。

石膏ボードの粉は非常に粒度が細かいため、ウレタン塗装で塗膜のある無垢フローリングでもなければ簡単に杢目の中に入ってしまいます。

今回納品させて頂きましたホワイトオークの無垢フローリングはオスモ フロアークリアーで仕上げているため、養生がない場所は石膏ボードの粉や埃、その他粉塵はしっかり杢目の中へ。

こうなってしまうと残念ながら水拭きしても、濡れている間は見えなくなりますが乾燥すると現れてきます。

何とか取ろうと躍起になって水浸しにしたり、スチームクリーナーを使ったり、ブラシで擦ったりすると無垢フローリングが傷むだけで、そんなコトはせずに先ずはエコロキアにご相談下さい。

今回の現場はハッキリ云って養生が不十分で、至るところで土足の足跡と石膏ボードの粉や木屑まみれ、そして床材に養生テープを直接貼ってしまい糊残りしてしまっているため、広範囲に研磨をして、全面塗装のやり直しが必要な末期症状。

そんなワケで本日は一部分デモンストレーションをさせて頂きました。

養生の仕方を見るとその施工業者さんが無垢フローリングの施工に慣れているかがよく分かります。

しっかり養生したつもりでも隙間が生じて今回のように石膏ボードの粉が入ったり、その部分だけ日焼けしてしまったり、テープの跡が出来てしまったり…

軽く削ったり、再塗装をしたりと簡単に対処できるコトもありますが、今回の場合のように広範囲に研磨をして再塗装しなければならないケースや、これから残った養生を撤去してみて日焼けの跡が顕著に出ていると研磨しても解消できないような可能性もあり、最悪の場合貼り替えなければならないような事態にもなりかねません。

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2021.10.16

職人さんが『無垢フローリングは面倒』と云うひとつかも知れませんが、引渡しまで汚れない、傷つかないように配慮するのは当然のことなので、無垢フローリングに限らず養生に気を付けて下さいね、

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