コラム無垢フローリング

ビッグファイブ性格診断でわかる!性格に合った無垢フローリングの選び方

コラム

無垢フローリング選びで後悔が生まれる原因は、「性能」や「価格」よりも、自分の性格とのミスマッチにあります。
床は毎日目に入り、足裏で触れ、空間の印象を無意識に決め続ける存在です。そのため、性格に合わない床は、知らないうちにストレスになります。
今回は、心理学で最も信頼性が高いとされるビッグファイブ性格診断をもとに、性格特性と無垢フローリングの相性を整理します。
まずは20問の簡易テストで、自分の傾向を確認してみてください。

ビッグファイブ性格診断とは何か

ビッグファイブ性格診断は、人の性格を以下の5つの特性で捉える理論です。

  • 外向性:刺激・社交性への反応
  • 情緒安定性:不安やストレスへの耐性
  • 誠実性:計画性・自己管理能力
  • 調和性:他者への共感・協調性
  • 開放性:新しい価値観や美意識への関心

重要なのは、高い・低いに優劣はないという点です。
向いている環境が違うだけで、住まい選びではこの違いが大きく影響します。

無垢フローリング選びのためのビッグファイブ性格診断テスト【20問】

回答方法

以下の各質問について、現在の自分にどれくらい当てはまるかを、次の5段階で回答してください。

  1. まったく当てはまらない
  2. あまり当てはまらない
  3. どちらともいえない
  4. 少し当てはまる
  5. とても当てはまる

外向性を測る質問

1.人と会う予定が続くと、むしろ元気になる

2.初対面の人とも比較的すぐに会話ができる

3.にぎやかな場所にいると気分が高まる

4.自宅でも家族や来客と過ごす時間が多い

情緒安定性を測る質問

1.予想外の出来事が起きても冷静でいられる

2.小さな失敗を長く引きずることは少ない

3.日常的に強い不安を感じることはあまりない

4.気分の浮き沈みは比較的少ない方だと思う

誠実性を測る質問

1.物事は事前に計画を立てて進めたい

2.約束や締切を守ることを重視している

3.生活空間は整理整頓されている方だ

4.長期的な視点で物を選ぶことが多い

調和性を測る質問

1.相手の立場や気持ちを考えて行動することが多い

2.人間関係で対立を避ける傾向がある

3.周囲から「穏やかだ」と言われることがある

4.家族や同居人が心地よく過ごせることを優先したい

開放性を測る質問

1.新しいデザインや考え方に興味を持ちやすい

2.アートや音楽、空間デザインに関心がある

3.人とは少し違う選択に魅力を感じる

4.変化や試行錯誤を楽しめるタイプだと思う

診断結果の出し方と考え方

各特性ごとに、該当する4問の合計点を出してください。
その合計を4で割り、平均点を算出します。

  • 1.0〜2.9:その特性は低め
  • 3.0〜3.9:平均的
  • 4.0〜5.0:高め

最も点数が高かった特性が、あなたの住環境に強く影響する性格傾向です。

性格特性別|最適な無垢フローリング樹種はこれ

外向性が高い人:アカシア

外向性が高い人は、人・音・光・出来事など、外部からの刺激によって気分やエネルギーが活性化する性格傾向を持っています。住まいにおいても「静かすぎる」「変化が少ない」空間では、知らず知らずのうちに物足りなさを感じやすくなります。
このタイプの人が無垢フローリング選びで失敗しやすいのは、「落ち着きそう」「無難そう」という理由だけで、表情の少ない床を選んでしまうケースです。最初は良く見えても、暮らしが始まると空間が単調に感じられ、結果として模様替えや家具で刺激を足そうとしがちです。

アカシアが外向性の高い人に向いている理由は、視覚的な情報量が豊かで、空間にリズムを生む点にあります。色の濃淡がはっきりしており、一本一本の表情が違うため、床そのものが「変化」を内包しています。
また、人の出入りが多い生活では、床に細かな傷や使用感が出やすくなりますが、アカシアはそれらが目立ちにくく、「生活の跡」として自然に馴染みます。変化をネガティブに捉えにくい外向性の性格と、経年変化を味として受け止めやすい樹種特性が、非常によく噛み合います。

情緒安定性が高めの人に合う樹種:オーク(ナラ / 楢)

情緒安定性が高めの人は、感情の起伏が比較的穏やかで、日常の出来事や環境の変化に対して過度に振り回されにくい性格傾向を持っています。多少の予想外の出来事があっても冷静に受け止め、自分なりに状況を整理できるため、住環境に対しても「刺激を極力排除したい」という強い欲求は持ちにくいのが特徴です。
その一方で、情緒安定性が高い人は、住まいに対して「安心できること」を当然の前提として捉え、その上で長く使えるかどうか、時間の経過に耐えられるかといった視点を重視する傾向があります。

こうした性格特性と相性が良い無垢フローリングの樹種がオークです。
オークは硬さと耐久性に優れ、世界中で長く床材として使われてきた実績があります。経年変化も予測しやすく、「どう変わっていくか」がある程度見通せるため、変化そのものを不安要素として感じにくい情緒安定性の高い人には、非常に扱いやすい素材です。

また、オークの杢目は比較的はっきりしていながらも、過度に暴れすぎることはなく、空間全体に安定感をもたらします。床が空間の土台としてしっかり機能することで、家具配置やインテリアのテイストを多少変えても受け止める余白が生まれます。
この「受け止めの広さ」は、環境変化に柔軟な情緒安定性の高い性格とよく一致します。

注意点として、オークは決して「刺激が少ない床」ではありません。はっきりとした存在感があるため、常に静寂だけを求める人には向きません。しかし、変化や存在感を過度なストレスとして感じない情緒安定性の高い人にとっては、オークは長く付き合える、信頼できる床材になります。
安心感の上に成り立つ安定した暮らしを望む人にとって、オークは性格特性と素材特性が自然に噛み合う選択肢と言えるでしょう。

誠実性が高い人:アッシュ(タモ)

誠実性が高い人は、物事を計画的に進め、ルールや秩序を重視する性格傾向を持っています。住まいづくりにおいても、「きちんと管理できるか」「後から判断に迷わないか」「長期的に見て合理的か」といった視点を自然に持ちやすく、感覚よりも納得できる理由を大切にします。
そのため、無垢フローリング選びでは、表情が強すぎたり、個体差が大きすぎる素材よりも、一定のルール性や予測可能性を感じられる樹種のほうが安心感を得やすくなります。

アッシュ(タモ)一枚もの無垢フローリング プレミアムグレードの均一で美しい木目

アッシュ(タモ)は、誠実性が高い人の思考と非常に相性が良い樹種です。
杢目はまっすぐで均一性が高く、床全体を見たときに「整っている」という印象を与えます。この視覚的な秩序は、計画的な性格の人にとって強い安心材料になります。
また、色味も比較的ニュートラルで、空間の設計意図が読み取りやすいため、家具配置やインテリアの方向性を論理的に組み立てやすいのも特徴です。

さらに、アッシュは硬さとしなやかさのバランスが良く、日常使いにおいて極端な癖が出にくい樹種です。経年変化も比較的穏やかで、「想定外の変化」が起こりにくい点は、先を見通して行動する誠実性の高い人にとって大きなメリットになります。
手入れについても、特別な扱いを要求されることが少なく、「決められたことをきちんと続ける」ことで状態を保ちやすい素材です。この管理のしやすさは、責任感の強い性格と非常によく噛み合います。

注意点として、アッシュは個性を強く主張する樹種ではありません。そのため、「床そのものに強いキャラクター性を求めたい人」には物足りなく感じることもあります。しかし、誠実性が高く、住まいを整った環境として維持したい人にとって、アッシュは感覚と理屈の両方で納得しやすい、非常に合理的な選択肢と言えるでしょう。

調和性が高い人に合う樹種:バーチ(カバ / 樺)

調和性が高い人は、人との関係性を大切にし、無意識のうちに「場の空気」を読んで行動する性格傾向を持っています。自分の好みや主張よりも、家族や同居人、来客が心地よく過ごせるかどうかを優先しやすく、住まいにおいても「誰かが違和感を覚えないか」「居心地を損なわないか」を基準に考えることが多いタイプです。
そのため、調和性が高い人が床選びで避けたいのは、評価が分かれやすい素材や、個性が前面に出すぎる樹種です。自分は好きでも、他の人が落ち着かない可能性があると感じると、無意識にストレスを抱えてしまいます。

バーチ(カバ/樺)が調和性の高い人に合う最大の理由は、主張しすぎず、空間全体を穏やかに整える力にあります。色味は明るく均一で、杢目も控えめなため、床そのものが空間の主役になることはありません。その分、家具や人の存在、暮らしの動きが自然と前に出てきます。
この「床が一歩引いて空間を支える」という性質は、周囲とのバランスを重視する性格と非常によく噛み合います。

また、バーチは年齢や性別、インテリアの好みによる評価の差が出にくい樹種です。ナチュラルで清潔感のある印象は、来客にも受け入れられやすく、「無難」というより「安心できる」床として機能します。調和性が高い人にとって、この“誰かのために気を使わなくていい状態”をつくれることは、精神的な負担を大きく減らしてくれます。

注意点として、バーチは床そのものに強いキャラクター性を求める人には物足りなく感じられる場合があります。しかし、調和性が高く、「住まいを共有する空間」として捉えている人にとっては、バーチは自己主張を抑えながらも、確かな安心感を提供してくれる樹種です。
空間の主役を「素材」ではなく「人」に置きたい人にとって、バーチは非常に理にかなった選択と言えるでしょう。

開放性が高い人:ブラックウォルナット

開放性が高い人は、新しい価値観や美意識に敏感で、「自分らしさ」や「表現」を住まいにも求める傾向があります。量産的で無難な空間では満足しにくく、どこかに思想や物語性を感じたいタイプです。
この性格特性の人が合わないのは、「説明できないが無難」という床材です。特徴が曖昧な素材は、すぐに飽きてしまうことがあります。

ブラックウォルナットは、開放性の高い人にとって非常に強い魅力を持つ樹種です。深い色合いと経年による変化は、空間に時間軸を与えます。
また、光の入り方や時間帯によって表情が変わるため、同じ空間でも見え方が一定ではありません。この「変化を楽しめる余地」が、創造性の高い性格と強く共鳴します。
ブラックウォルナットは万人受けする床ではありませんが、「自分が納得できる空間」を重視する人にとっては、住まい全体の軸になる存在になります。

診断はあくまでヒント。答えは暮らしの中にあります

今回ご紹介したビッグファイブ性格診断は、「この性格ならこの床が絶対正解」と決めつけるためのものではありません。あくまで、無垢フローリング選びを考えるうえでのひとつのヒントです。
気楽に診断してみて、「自分はこういう傾向があるのかもしれないな」と感じてもらえれば、それで十分です。

実際の床選びでは、性格特性だけでなく、

  • ご家族の人数や年齢構成
  • 小さなお子さんやペットの有無
  • 在宅時間の長さや生活リズム
  • 掃除やメンテナンスにかけられる余裕

といった現実的な生活スタイルが大きく影響します。

エコロキアでは、こうした背景を一つひとつお伺いしながら、「性格」「暮らし方」「素材の特性」をすり合わせて、無理のない樹種選びをご提案しています。診断結果をそのまま当てはめるのではなく、その人、その家族にとってちょうどいい落としどころを一緒に探す、というスタンスです。

もし今回の診断をきっかけに、「自分の場合はどれが合うんだろう?」と感じたら、ぜひ気軽にご相談ください。実際の生活を伺いながら、最適な無垢フローリングを一緒に考えていければと思います。

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