木材に含まれるタンニンはアルカリ性に触れることによって変色します。
これは無垢フローリングに限らず単板張りの複合フローリングでも突板フローリングでも同様で、タンニンを多く含む樹種、オーク(ナラ / 楢)、チェスナット(クリ / 栗)、杉などはアルカリ性に触れると変色してしまうのでカビキラーやセスキ炭酸ソーダ、重曹などでの清掃、漆喰壁、タイルの目地などは要注意です。
どんな風に変色するのか実験をしましたのでご紹介。
準備したのは吉野杉の赤身の部分の無垢フローリング。
この吉野杉の無垢フローリングは無塗装状態でしたのでオスモ フロアークリアーを塗布してしっかりプロテクト。
オスモを塗布後24時間以上経過して塗装が乾燥したら用意するのはカビハイター。
容赦なくカビハイターを吹き付けると…
僅か3分もしないうちに黒く変色。
オスモでしっかりプロテクトしていても残念ながら効果なし。
まぁオイル仕上げを剥離するのに使用する「ステントル」を使用しますが、これもアルカリ性なので当然と云えば当然。
カビハイターを噴き付けて5分ほど経過したので拭き取ると焦げたように変色しています。
10分ほど経過するとブラウンからブラックに変化してまるで焼杉のよう。
さて、ここからこの変色を元に戻すにはどうすれば良いか試行錯誤。
先ずは#60の粗目の紙やすりでチャレンジ。
シミの半分を削ってみましたが結構深くまで変色しています。
写真では判りにくいかもしれませんが結構凹むぐらい削っていますが奇麗にはなりません。
次はアルカリ性を中和させるためにポッカレモンをかけてみることに。
赤ワインのシミを白ワインで拭くとシミが消える的な感じでしょうか。
酸性のものであればお酢でも良いかもしれません。
レモン汁をかけると数分で黒かったシミが薄くなってきます。
30分ほど放置するとあれほど黒かった変色シミが見事に消えました…がシミだった部分の色調が濃くなった感じ。
1時間程化すると色調が濃くなった部分は随分薄くなってきたような気はしますがまだその部分は濡れ感があり「元通り」とは云えません。
もう少し時間が経過すると更に薄くなるかも…なのであと24時間ほど経過したら改めてご紹介しますね。
そんなワケで結果は明日へ続く…
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