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【2026年4月までがひとつの分岐点】レジンテーブルの制作が難しくなる可能性について、正直にお伝えします

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今、レジン業界で何が起きているのか

中東情勢とレジン原料の関係

レジンテーブルに使用するエポキシ樹脂は、石油由来の原料をベースにしています。そのため、中東情勢、とくにホルムズ海峡周辺の動きは、実はダイレクトに影響してきます。

制作途中のレジンテーブルに透明なレジンをゆっくり流し込んでいる様子のクローズアップ

現在、レジンメーカー各社から以下のような情報が共有されています。

  • 原料の調達価格が急激に上昇
  • 一部原料で供給制限・減産の動き
  • 長期化による「原料の取り合い」状態

これは単なる値上げの話ではなく、「そもそも作れなくなる可能性」があるという点が重要です。

「価格」ではなく「供給」の問題に変わってきている

これまでの値上げ局面は、ある程度「高くても買えば手に入る」状況でした。
しかし今回の特徴はそこではありません。

  • 材料が入らない
  • 入っても数量制限がある
  • 納期が読めない

つまり、価格の問題から「供給そのものの問題」にフェーズが移ってきています。

エコロキアとしての現状と判断

現時点では制作は可能

2026年3月時点では、エコロキアとしてはレジンテーブルの制作は通常通り可能です。
在庫や仕入れルートも確保しています。

ただし、これはあくまで「今の話」です。

今後起こり得る現実的なリスク

メーカーからの通達内容を踏まえると、レジンの入荷制限、仕入価格の急騰、納期の大幅遅延、そして最悪の場合、一時的な制作停止の可能性は現実的に想定されます。

ここで大切なのは、「いつ起こるか分からない」という点です。

4月というひとつの目安について

なぜ“4月中の発注”をひとつの区切りと考えているのか

これは煽りではなく、実務的な判断です。

レジンテーブルは、木材選定、乾燥状態の確認、レジン注入、硬化、研磨…と工程に時間がかかるため、材料確保のタイミングが非常に重要です。

4月中にご発注いただければ、現在の供給状況で材料確保が可能なため、納期もある程度読め、価格も大きくブレにくいという状態で制作に入れます。逆に、それ以降は材料確保の可否が不透明のため、制作スケジュールが組めず、価格の確約が難しいという可能性が出てきます。

無垢フローリング・ウッドデッキにも同じ影響が出ています

すでに塗料・接着剤では影響が顕在化している

実はこの問題、レジンだけの話ではありません。無垢フローリングやウッドデッキに関わる資材でも、すでに影響が出始めています。

具体的には

  • 自然塗料の値上げ、もしくは供給遅延
  • ウレタン塗料の価格上昇
  • 接着剤(エポキシ・ウレタン系)の値上げ
  • 一部製品の入荷未定

といった状況です。
とくに接着剤や塗料は石油化学製品のため、原油価格や中東情勢の影響をダイレクトに受けます。つまり、レジンと同じ構造の問題がすでに現場レベルで起きています。

木材そのものも無関係ではない

「木は天然素材だから関係ない」と思われがちですが、実際はそうではありません。

木材価格には以下が大きく影響します。

  • 製材にかかる燃料コスト
  • 乾燥工程(キルンドライ)のエネルギー
  • 海外輸送コスト(コンテナ・船賃)
  • 国内配送コスト

これらはすべてエネルギー価格と連動しています。
そのため、輸入材(チーク、ウリン、メルバウなど)は値上がりしやすく、納期が読みにくくなり、コンテナ単位での仕入れリスクが上がるといった影響が今後出てくる可能性があります。

「材料がある前提」が崩れ始めている

これまでの建材業界は欲しいときに必要な分だけ、一定の価格で手に入るという前提で成り立っていました。しかし今はいつ入るか分からず、入っても数量制限があったり、価格が読めないという状態に変わりつつあります。

これはレジンテーブルだけでなくその他の建材すべてに共通する流れです。

エコロキアとしての現場感覚

現場にいる感覚としては、すでに「じわじわ来ている」という状態です。

  • 塗料は値上げ済み
  • 接着剤もじわじわ上昇
  • 一部資材は納期が不安定

まだ「完全に止まった」わけではありませんが確実に流れは変わっています。

よくある質問

Q
レジンの価格はどのくらい上がる可能性がありますか?
A

現時点では具体的な上昇率は断定できませんが、過去の原油高局面では10〜30%以上の上昇が発生しています。今回の特徴は価格だけでなく供給制限も絡んでいる点で、単純な値上げ以上に「入手できるかどうか」が問題になる可能性があります。そのため価格よりも納期や制作可否の方が影響としては大きくなると考えています。

Q
在庫があれば問題ないのではないですか?
A

短期的には問題ありませんが、レジンは一度に大量在庫を持つ商材ではありません。また制作案件ごとに必要量も大きく異なるため、在庫だけで長期間安定供給を維持するのは難しいのが実情です。さらに需要が集中すると一気に在庫が消化されるため、在庫の有無は長期的な安心材料にはなりにくいです。

Q
代替材料で対応することはできますか?
A

レジンテーブルの場合、透明度・強度・仕上がりの美しさが重要になるため、代替材料で同等の品質を出すのは難しいです。ウレタンやポリエステル樹脂などもありますが、用途や仕上がりが大きく異なります。そのため「レジンテーブル」としての品質を維持する場合、基本的にはエポキシ樹脂が前提になります。

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