ウッドデッキの表面仕上げの状態にはいくつかあり、S4Sは表裏と両サイドの4面をプレナー(かんな)で仕上げた状態で、E4Eその4角を面取りした状態を指します。
大体のウッドデッキはハードウッド、ソフトウッドともにS4Sで且つE4Eなのですが、表1面に滑り止め加工として凹凸を施したモノがRIB(リブ)加工です。

もう少し詳しく解説すると、ウッドデッキの「RIB加工」とは、木材の表面に一定間隔で溝や凹凸を付ける加工のことを指します。
因みに「RIB」という言葉は、英語の「rib(肋骨)」に由来し、溝や突起が平行に並んでいる様子が肋骨を連想させることから名付けられています。
この加工は、見た目のデザイン性を向上させるだけでなく、機能性や安全性の向上を目的としています。
RIB加工の特徴と目的
RIB加工は、木材の表面に規則的な溝や突起を施すことで、滑り止め効果やデザイン性を高める方法です。
加工の深さや幅は用途やデザインに応じて異なりますが、一般的には以下の目的があります。
滑り止め効果
ウッドデッキは雨や湿気によって表面が滑りやすくなることがあります。
RIB加工の溝があることで、雨水が溝にたまりにくくなり、表面に水が広がるのを防ぎます。
また、靴底や裸足との摩擦が増えるため、滑りにくくなり、安全性が向上します。
排水性の向上
溝があることで、雨や雪が表面にたまりにくくなり、スムーズに水を排出することができます。
これにより、デッキの乾燥が早まり、カビや苔の発生を防ぐ効果も期待できます。
但しデッキ材が反っていたり、傾いていたりすると逆に水が溜まる恐れがあるので施工時に注意が必要です。
デザイン性の向上
ウッドデッキの表面に規則的なリブが入ることで、見た目に高級感やスタイリッシュさを加えることができます。
特にモダンな建築や庭のデザインと相性が良いとされています。
耐久性の向上
リブ加工された木材は表面積が増えるため、熱や湿気の影響を分散しやすく、木材自体の劣化を遅らせる効果があります。また、木材が反りにくくなるという利点もあります。
RIB加工が施されるウッドデッキ材の種類
在庫品としてはRIB加工はセランガン バツの20×105と人工木のみとなっておりますがどの樹種にも別途加工は可能ですのでご相談下さいね。
天然木材
セランガンバツは在庫品としてRIB加工品がありますが別途どんな樹種にでも加工は可能です。
過去に花梨のノンビスウッドデッキで車椅子用のスロープを作った現場でも別途RIB加工を施しました。
外部用のウッドデッキだけではなく、屋内用の無垢フローリングにもこのような加工をすることは可能なので階段の段板などに施しても良いかもしれません。
(2) 人工木材(樹脂木材)
人工木材は、木粉と樹脂を混合した素材で、耐久性やメンテナンス性が高く、片面がRIB加工となっています。
色や形状を自由に設計できるため、モダンなデザインのデッキに多く用いられます。
RIB加工のメリットとデメリット
メリット
- 安全性:滑りにくいため、小さな子供や高齢者がいる家庭でも安心です。
- 見た目の良さ:規則的な模様が視覚的なアクセントを与えます。
- 耐候性:水の排出や乾燥を促進し、木材の耐久性が向上します。
デメリット
- コスト:RIB加工には追加の加工工程が必要なため、コストが上昇します。セランガンバツは在庫品としてRIB加工品があるためコストアップになりません。
- 清掃の手間:溝部分にゴミや汚れが溜まりやすいため、定期的な清掃が必要です。
- 表面の摩耗:使用頻度が高い場合、リブ部分が摩耗し、効果が薄れることがあります。
RIB加工のメンテナンス
RIB加工されたウッドデッキは、定期的なメンテナンスを行うことで、長期間にわたり美しさと機能を維持できます。
逆にいうと汚れが溜まりやすく、施工方法によっては水が溜まりやすくなってしまうのでメンテナンスは欠かせません。
清掃
- ブラシやデッキ用クリーナーを使用して、溝部分にたまった汚れや苔を除去します。
- 高圧洗浄機を使用すると効率的に清掃できますが、木材が傷つかないよう注意が必要です。
防腐処理
- 天然木材の場合、屋外用の塗料を定期的に塗布することで耐久性を高めます。
- あらかじめウッドデッキで表面だけに防腐処理が施されたものは、後からRIB加工を施すと防腐されていない箇所が表面に出てしまうため注意が必要です。
まとめ
ウッドデッキのRIB加工は、安全性や機能性、デザイン性を高めるための有効な手法です。滑り止め効果や排水性に優れ、特に雨が多い日本の気候には適しています。
こちらの樹種はセランガン バツで、裏面は通常のプレナー仕上げになっているため場所によって使い分けてデザインするコトも可能です。

ウッドデッキは塗装の仕方によっても変わりますが雨の日に滑ると云うお話を時々聞きます。
塗料でノンスリップ塗装をすることも可能ですが、やはりこのRIB加工が施していると安心感がアップしますし、デザイン的にも高級感がアップするのでオススメです。



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