パウロニア(キリ / 桐)

色々とデメリットもあれど…桐の無垢フローリングはオススメ!

パウロニア(キリ / 桐)

よく売れている…とは云えませんが個人的には非常に魅力を感じている桐の無垢フローリング。

特にアカシアやオーク(ナラ / 楢)のように仕入れの際の苦労話や思い入れがあるワケでもなく、印象に残る施工現場があったワケでもありませんが、よくよく調べてみるとなかなか高スペックな樹種です。

まぁタイトルにも書いた通り決して100点満点と云う木材ではありませんが、桐の無垢フローリングの良い点を先に挙げておくと、

桐無垢フローリングのメリット

桐の一枚もの 無垢フローリングとしては比較的リーズナブル

オーク(ナラ / 楢)やブラックウォルナットなど同じ広葉樹の中では一枚ものとして価格は結構抑えられております。

桐は軽くて施工性に優れる

桐の気乾比重は約0.29、ブラックウォルナットで約0.63ぐらいなので、同じ面積の無垢フローリングでも重さは倍以上に違ってきます。
そのため運ぶのも取り廻すのも楽ですし、切ったり、加工したりすることも非常に容易です。

桐は空気を多く含んでいるため冷たくなりにくい

気乾比重が小さいと柔らかく空気をを置く含んでおり、その分熱の伝導率が悪くなるため床下が冷えても冷気が伝わりにくい性質があります。

桐は抗菌性が高い

昨今特に気になる抗菌ですが、桐にはタンニン、パウロニン、セサミンなどの天然成分が含まれており、カビ類、ブドウ球菌、大腸菌といった細菌類の増殖を抑制する作用があります。

桐は防虫性が高い

前述したようにタンニンなどは防虫効果が高いと云われており、またほとんどの木材が弱酸性(pH4.0~7.0)なのに対して桐は非常に珍しく弱アルカリ性(pH7.0~7.5)となっており、多くの虫が酸性を好むため虫が付きにくいと云われています。

桐は難燃性が高い

まぁそもそも家が火事になってしまっては無垢フローリングはどうしようもありませんが、スギなどが180〜240℃くらいで着火するのに対し、桐の着火点は270℃くらいで、耐火温度は450℃とも云われています。

このように桐には非常にメリットがたくさんあり古来より大切な衣類や書物などを保管するために桐箪笥が用いられてきた理由がお分かり頂けるでしょう。

…とここまで聞くとなかなか桐の無垢フローリングって良いかもと思われる方もいるでしょうが、デメリットもちゃんとご説明しておかなければいけません。

桐無垢フローリングのデメリット

桐は柔らかく傷つきやすい

桐は極端に柔らかいためギュッと親指の爪を立てればそれだけでも凹みます。
そして上記の写真のように桐は「プレミアム」グレードのため良くも悪くもスッキリと奇麗な表面で傷や汚れはやや目立ちます。
「傷や凹みも家の歴史!」と思える方か、小傷はサンドペーパー、凹みはアイロン、大きな傷はパテ補修…とDIYでできる方であれば問題なしです。

桐は変色する

メリットの欄でも書きましたが桐はタンニンを含んでおり、更に弱アルカリ性のため化学変化を起こし、ふいに黒ずんできます。
折角の白い美しい表情に突如シミが現れるため驚かれる方も多く、桐箪笥の場合ならば専門の洗い業者さんに送って漂白して貰う方法があるそうですが、無垢フローリングは外して送るワケにはいきません。
「シミも家の歴史!」と思える方か、あらかじめ濃い目の着色塗装をするか…ですが、基本的にアルカリ性によるタンニンの変色のため、レモン汁などの酸性で中和させれば少しマシになります。

…とまぁ細かいコトを気にしない方か、DIYでチャレンジ精神のある方向けの少々エッジの効いた樹種ではありますが、桐の無垢フローリングの数あるメリットを考えると充分検討の余地はあるのではないでしょうか。

無料カットサンプルなどをご用意しておりますのでチョッピリ気になる方は是非お問合せ下さいね。