昨日はレジンテーブル制作体験ワークショップの第3回目の受講者様がアトリエにお越しになりました。

いつものように、参加者の皆さんがそれぞれの作品作りに集中し、レジンを流し込む音、研磨する手の動き、そしてバーナーで気泡を消す真剣な表情が並ぶ光景。

そんな中、ふわっと広がる香ばしい香り。そう、この日は参加者の舞さんがコーヒーの焙煎体験会を開いてくれました。
カセットコンロ、やかん、焙煎器を持ち込み、本格的なコーヒー焙煎を実演。

いつものワークショップとはまた違った、心温まる体験が待っていました。
焙煎の香りがワークショップを包む
舞さんが持ってきてくれたのは、グアテマラ産の生豆。普段はすでに焙煎された豆を使うことがほとんどですが、今回は生の状態から焙煎していくという本格的なプロセスを体験することに。
カセットコンロの火をつけ、焙煎器の中に生豆を投入。
シャカシャカトンと一定のリズムで振り続ける舞さん。
「焙煎って、思ってたよりも地道な作業ですね…」
そう、コーヒー豆の焙煎は、ただ火にかければいいわけではないようで、自分でも時々焙煎しますが思っている以上に余熱で焙煎が進んでしまい苦みが強くなります。
火加減、振り方、豆の音の変化を聞き分けながら焙煎のタイミングを見極めて、
「最初は青臭いんですけど、しばらくするとポップコーンみたいな弾ける音がして、そこからどんどん香ばしい香りに変わっていきますよ!」
まるで職人のような手つきで舞さんが焙煎を進めると、室内にどんどん芳醇なコーヒーの香りが広がっていきます。木材の香りとコーヒーの香ばしさが混ざり合い、なんとも不思議で贅沢な空間に。
「不便を楽しむ」時間
レジンテーブルの制作は、ひとつひとつの工程をじっくり楽しみながら進めるDIY体験です。この日、コーヒーの焙煎もまた、そんな「手間を楽しむ」体験でした。
舞さん曰く、
「同じ豆を使っても、火加減や焙煎の仕方で味が全然違うんですよ」
さらに、焙煎中の精神状態によっても味が変わるそうです。
…ということは、今日の僕が焙煎したのコーヒーは苦すぎるのでは…と不安になりましたが舞さんのアドバイスを受けながら、手網焙煎器を振り続けと最初は青臭かった豆が、やがて軽く焦げたような香ばしい香りに変化していきます。
シャカシャカトン、シャカシャカトン。
やがて焙煎が完了。同じ豆を同じタイミングで焙煎しても確かに焙煎した人によって火加減や振り方が異なるからか随分違いが出ました。

手前が僕が焙煎したコーヒー豆。やはり精神状態が影響しているのかかなり黒光り。
自分で焙煎したコーヒーの味は…?
淹れたてのコーヒーをひと口。
「あ、美味しい!」
焙煎中は少し焦がしてしまったかと思ったけれど、仕上がりはいい感じのビターなテイスト。苦味の奥にほんのり甘みも感じます。市販のコーヒーとは違い、自分で焙煎したという特別感が味わいに深みを加えているのかな。
レジンテーブル作りも、コーヒー焙煎も、どちらも手間がかかります。でも、その手間こそが「不便を楽しむ」贅沢な時間なのだと実感しました。
レジンとコーヒー、手間をかける楽しみ
ワークショップの合間に楽しんだ焙煎体験。レジンテーブルもコーヒーも、手間暇かけて作るからこそ愛着が湧きます。焙煎の火加減ひとつで味が変わるように、レジンの流し方やカラーの入れるタイミング、研磨の仕方でテーブルの仕上がりも変わる。
どちらも、「自分だけのもの」を生み出す工程そのものが楽しいのです。
レジンテーブルの制作体験ワークショップが、まさかの「コーヒー焙煎体験付き」になるとは思いませんでしたが、これがまた最高にマッチしていました。
焙煎したてのコーヒーを片手に、自分の手で磨き上げたレジンテーブルを見る。そこには、手間をかけたからこそ生まれる「美しさ」と「美味しさ」があります。
次回のワークショップでも、皆様とこんな風に「手間を楽しむ時間」を共有できたらいいなと思います。

レジンもコーヒーも、手をかけるほど面白い!
そんな体験を一緒に楽しめるこのワークショップ、ますます深みを増してきた気がします。レジンテーブルとコーヒー焙煎、一見関係なさそうですが、どちらも「手間をかける楽しみ」が詰まっています。
この体験、クセになりそう。
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