無垢材にこそ似合う、ワックスという選択肢
無垢フローリングの魅力は、何といっても木そのものの風合い。
その良さを最大限に引き出す塗装方法として、今回は「BRIWAX(ブライワックス)」を試してみました。

塗装対象は、言わずと知れた人気材種「ブラックウォルナット」。
深みのある色合いと美しい杢目が特徴の高級材に、ブライワックスを使うとどうなるのか?
その仕上がりや特徴、使用感などをレポートします。
BRIWAXとは?|天然素材ベースの伝統的ワックス
蜜蝋+カルナバロウで木の呼吸を妨げない
BRIWAXは、イギリス生まれの木部用ワックス。
蜜蝋とカルナバロウを主成分とした天然素材ベースのワックスで、無垢材の家具やフローリング、建具などの保護・仕上げに使われてきた伝統的な製品です。
表面に厚い膜を作るウレタン塗装と違い、木の呼吸を妨げず、自然な仕上がりになるのが特徴。
手間はかかるものの、DIY愛好家やナチュラル志向の方に根強い人気があります。
実際にブラックウォルナットに塗ってみた
塗布 → 30分乾燥 → たわしで磨くと自然な艶に
今回はサンプルのブラックウォルナット無垢材に、BRIWAX(クリア)を使用。
まずはウエスで均一に塗り込み、30分ほど乾燥させます。

そして、たわしやスチールウールで軽く擦ると、表面に自然な光沢が出てきます。今回はキッチンスポンジの硬い方の面でゴシゴシしてみました。

この艶感は、いかにもな「ピカピカ」ではなく、あくまで落ち着いたナチュラルな艶。古艶(ふるつや)とでも呼びたくなる、しっとりとした仕上がりに仕上がりました。

「濡れ色」はほとんど出ないので注意
ブラックウォルナット本来の深さを求めるなら別の塗料を
BRIWAXの大きな特徴として、「濡れ色」がほとんど出ないという点があります。これはつまり、オイル塗装のように木材の色がグッと深くなることはないということ。因みに自然塗料で塗装をしたブラックウォルナットと比較すると…

そのため、深いチョコレートブラウンのようなブラックウォルナット本来の色味を強調したい場合には、少し物足りなさを感じるかもしれません。逆に言えば、色をあまり濃くせず、さらっと仕上げたい方にはぴったりです。
まとめ|自然な光沢感を求めるならBRIWAXもアリ
BRIWAXは、
- 自然な艶感を好む方
- 木の呼吸を残したい方
- DIYや定期的なメンテナンスが苦にならない方
にとって、魅力的な選択肢となるワックスです。
ブラックウォルナットへの塗装では色の深みは控えめになるものの、その分さらりとした上品な印象になります。
無垢材の仕上げ方法は無限にありますが、その中でBRIWAXのような伝統的なワックス塗装は、素材を慈しむ気持ちを形にする方法のひとつかもしれません。
但し、BRIWAXはかなりツルツルな仕上がりになるため無垢フローリングなどではかなり危険なほどになりますので床材には…自己責任で。

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