ここ数年、インテリアトレンドの主役だった「グレージュ」や「クールグレー」の床材。その都会的でスタイリッシュな印象は一世を風靡しました。
しかし2025年、無垢フローリングの世界では自然な暖色系が再び注目を集めています。まるで陽だまりのようにやさしく、経年変化も美しい——そんなフローリングが、住宅から店舗まで幅広く採用され始めているのです。
今回は、そんな“暖色系”の魅力と、エコロキアがおすすめする具体的な無垢フローリングの樹種をご紹介します。
なぜ今、暖色系が人気なのか?
時代背景を読み解くと、暖色系フローリングが求められる理由は以下のように整理できます。
「癒し」や「やさしさ」へのニーズ
パンデミック以降、暮らしの中に“安心感”や“自然とのつながり”を求める方が増えました。無垢フローリングの中でも、オークのナチュラルカラーやメープルのクリーミーな色合いは、視覚的にもリラックス効果があり、居心地のよい空間を演出してくれます。

グレートーンの飽和
近年は「グレー調の床に黒いスチール脚の家具、白い壁」という組み合わせが多く見られましたが、似たような空間が増えたことで差別化が難しくなりつつあるのも事実。

一方、蜂蜜色やミディアムブラウンのフローリングは空間にあたたかさと奥行きを与え、個性を出しやすいという利点があります。
自然な暖色系の代表的な無垢材
では実際に、どのような樹種が「自然な暖色系」として注目されているのでしょうか?以下、エコロキアのラインナップからおすすめの樹種をご紹介します。
1. オーク(ナラ / 楢)
- 色調:やや赤みのある淡いベージュ〜蜂蜜色
- 特長:堅牢で安定性に優れ、経年変化も穏やか
- スタイル:北欧・和モダン・ブルックリンにも
特におすすめなのは、オイル仕上げのオーク。光を柔らかく反射し、ぬくもりある質感が際立ちます。
2. アッシュ(タモ)
- 色調:白太から明るい黄色がかったブラウン
- 特長:はっきりとした木目が美しく、和室にも洋室にも合う
- スタイル:和モダン・ジャパニーズナチュラル
タモ材は、「明るいけれど白すぎない」という絶妙なバランス感が魅力。オークよりもやや軽やかな印象で、畳や障子との相性も抜群です。
3. メープル(ハードメープル)
- 色調:淡いクリーム〜黄白色
- 特長:滑らかな肌触りと均質な木目、明るく優しい空間を演出
- スタイル:北欧・ナチュラル・シンプルモダン
無垢材の中でも明度が高く、圧迫感がないため、狭小住宅や天井の低い空間でも広く見せられる効果があります。
4. チェスナット(栗)
- 色調:明るめの褐色、落ち着いた茶系
- 特長:タンニンを多く含み、防虫性に優れる。硬くて耐久性も◎
- スタイル:和風・古民家・アジアン
栗材は日本家屋にも昔から使われてきた木材。濃淡のバランスが絶妙で、オイル仕上げでより深みのある色合いへ変化します。
塗装仕上げで色味を調整するという選択肢
自然な暖色系の色味をより深めたい場合には、塗装仕上げの選定も重要です。
エコロキアでは、以下のような塗料を使った施工事例があります:
- リボス社カルデット「ウォルナット」色(オーク材との相性◎)
- オスモカラー「チーク」仕上げ(アッシュ材などをより深く)
塗装することで紫外線から守る効果もあり、経年変化を穏やかにする役割も担ってくれます。
今こそ、“あたたかい木”を選ぼう
「冷たいグレーから、あたたかい木へ。」
このトレンドは一過性ではなく、ライフスタイルの変化に寄り添った本質的な価値観の転換と言えるでしょう。
無垢フローリングの暖色系は、見た目の美しさだけでなく、触感・経年変化・空間へのなじみやすさといった要素でも優れています。




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