イチイの輪切り、たっぷり入荷しました
イチイ(オンコ)は、緻密でしなやかな材質と赤褐色の心材が美しい日本の針葉樹。
今回、レジン作品づくりに最適な輪切りの丸太スライスを多数入荷しました。写真のとおり、赤褐色の心材とクリーム色の辺材のコントラスト、そして同心円状に浮かぶやさしい杢目が魅力です。自然乾燥の過程で生まれた割れや空洞も、レジンを流し込むと表情に変わります。

当店のレジンテーブル制作体験ワークショップでは、ラウンドテーブルの“主役”として中央に埋め込んだり、アクセントとして散らしたりと、自由度の高いデザインが可能です。
どんな作品に向いている?
- ラウンドテーブルのセンターピース:透明や海色のレジンと合わせると、年輪が水面に浮かぶように映えます。
- サイドテーブル天板:一枚でも存在感十分。脚はアイアンや木の三脚など好相性。
- 掛け時計:ムーブメント用の穴開けと数字の焼き印だけで完成度の高い一点物に。
- コースター/鍋敷き:薄めスライスはコースターに、厚めは鍋敷きやポットスタンドに。
- ランプ台:空洞や割れにレジンを入れて光を透過させると幻想的。
サイズ・デザインのバリエーション
- 直径:おおむね10〜50cm前後(不定形含む)
- 厚み:30mm程度(用途に合わせて選べます)
- 表情:割れ・節・空洞あり/なし、年輪の詰み具合、色味の濃淡など多彩
丸の“定番スライス”に加えて、樹形そのままの不定形スライスもご用意。テーブルの中に丸・楕円・自由形を組み合わせると、流れのあるレイアウトが作れます。
レジンテーブル制作体験での活かし方
レイアウトの考え方
- 一点主役型:中央に大ぶりの一枚、周囲に小ぶりを添える。
- リズム配置型:大小の丸を川の流れのように斜め配置。
- 群島レイアウト:不定形を島に見立て、透明/ブルー系レジンで“水域”を演出。
事前準備(ワークショップ当日に行います)
- 含水率の確認:乾燥が甘いと気泡や割れの原因。疑わしいものは軽くオーブン乾燥。
- 気泡防止のシーリング:表裏と木口(年輪端面)を薄くエポキシでシールしてから本注型。
- 割れの処理:大きなクラックは“見せ割れ”。透明レジンや着色レジンであえて強調すると美しい。
- 浮き止め:注型時に木が浮かないよう、仮固定や重しで押さえます。
配色のコツ
- 透明クリア:杢目を最大限に活かしたいときの基本。
- ターコイズ/海色:不定形スライスは“入江”の表現に最適。白い波レジンとも好相性。
- アンバー/スモーク:アンティーク調。真鍮金具や黒アイアン脚に映えます。
仕上げ・メンテナンスのポイント
研磨
- 目違いをならし、#80 → #120 → #180 → #240…→#10000を目安に段階研磨。輪切りは木口面が多いため、低番手でしっかりフラットにしてから番手を上げるのがコツ。
塗装
- オイルフィニッシュ:イチイの艶と色気がしっとり出ます。マット志向ならワックス併用。
- ウレタン/2液クリア:コースターや鍋敷きなど耐水・耐熱性を重視する用途に。
- レジン一体研磨:テーブルトップはレジンと木を面一に研ぎ出すと手触りが格段に良くなります。
日常のお手入れ
- 乾拭きが基本。水拭きは固く絞って短時間で。熱い鍋は鍋敷きを使用。オイル仕上げは年1回の再塗装で艶が戻ります。
作品例のアイデア集
コースター/鍋敷き
- 割れを活かすラインレジン:クラックにだけ着色レジンを流し、線描のような表現に。
- 樹種ミックス:イチイとウォールナットやモンキーポッドのスライスを交互に並べてトレイに。
サイドテーブル
- 三脚アイアン+円形天板:直径28〜35cm程度の複数枚を“寄木風”に配置して一体注型。
- アンビエント照明:空洞部に透過レジン、天板裏からLEDでほのかに発光。
掛け時計
- バーインデックス:真鍮ピンを12本打つだけで北欧調。
- レジンインレイの数字:テンプレートを使い、0–9を浅彫り→着色レジンで埋める。
安心して扱うための注意点
イチイは緻密で加工性が良い反面、粉塵が細かい材です。切削・研磨時は防塵マスクを着用し、作業後は手洗い・清掃を徹底してください。割れ・空洞のあるスライスは補強(裏当てや薄いガラスクロス+エポキシ)を施すと耐久性が上がります。

在庫・お持ち込み・ご予約について
- サイズ指定や表情指定(割れあり/なし、色味、厚み)も可能な範囲で承ります。
- お持ち込み材の注型もご相談ください(事前乾燥・含水率次第で可否判断)。
- レジンテーブル制作体験ワークショップは、ラウンドテーブルをはじめ、トレーやボードづくりも対応しています。日程・空き状況はお気軽にお問い合わせください。
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