オーク無垢フローリングが選ばれ続ける理由
失敗しにくい安心感があり、耐久性・安定性に優れている
オーク無垢フローリングが長年多くの住まいで採用されてきた背景には、“扱いやすさ”と“安定性”があります。適度な硬さを持つため傷がつきにくく、家具の移動や日常の歩行でも大きなダメージを受けにくい特徴があります。さらに、木材の伸縮が比較的穏やかで反りや隙間が生じにくいため、長く使うほど安心感が増す床材です。

特に、日本のように四季があり湿度変化が激しい環境では、木材の動きが大きく出やすいですが、オークはその点で扱いやすく、施工後のトラブルが少ない木として信頼されています。工務店や設計士がオークを積極的に提案するのも、施工経験が豊富で実績が積み重なっているためです。“選んで間違いがない”という確かな安心感が、多くのユーザーから支持される理由となっています。
インテリアとの相性が抜群で、どんな住宅にも馴染む万能な色味とデザイン性
オーク無垢フローリングの人気が高い理由のひとつが、空間になじみやすい色味と風合いです。黄白色の落ち着いた色調は、北欧、ナチュラル、和モダン、ブルックリンスタイルなど、幅広いインテリアと調和します。主張しすぎず、かといって平凡にもならない絶妙な存在感を持っており、どの世代・どの住宅でも採用しやすい点が大きな魅力です。
また、オーク特有の「虎斑(とらふ)」と呼ばれる杢目は光によって表情が変わり、部屋の雰囲気を上品に引き上げてくれます。家具メーカーでもオーク材が多用されているため、ダイニングセットやテレビボードと質感を合わせやすく、全体的な統一感を演出しやすいという利点があります。住まいに溶け込みながらも、しっかり空間を支える。それがオークが多くの家庭で選ばれる理由です。
それでも私が「タモ(アッシュ)」を推したくなる理由
凛とした美しい木目が空間を上質にし、オークとは違う魅力を持っている
タモ(アッシュ)は、黄白色系の無垢フローリングの中でも特に木目が美しい木です。まっすぐで力強い木目がはっきりしており、床に張ったときに空間が引き締まり、洗練された印象になります。オークの柔らかな表情とは異なり、タモはどこか凛とした透明感があり、上品さと清潔感を兼ね備えた独特の雰囲気があります。

和モダンや北欧など、静かで落ち着いたデザインを好む方には特に相性がよく、床を単なる下地ではなく“空間の主役”として見せたいときに非常に効果的です。実際、家具材としても世界的に評価されており、タモのダイニングテーブルや椅子は高級家具としても人気があります。床と家具を同じ素材で揃えると、住まい全体の統一感が驚くほど美しく整います。
タモは反りにくく耐久性にも優れる“隠れた実力派の木”
タモは床材として高い強度を持ち、衝撃にも強く、長年使ってもへたりにくい特徴があります。無垢フローリングでは、湿度変化による反りや隙間が問題になることが多いですが、タモは比較的動きが安定しており管理がしやすい素材です。ペットや小さなお子様がいる家庭でも安心して使える点も魅力のひとつです。
にもかかわらず、一般的な知名度ではオークに及ばないため“選択肢に上がりにくい木”でもあります。しかし、タモを実際に触れた人の多くは「この木目の美しさが好き」と感じる傾向が強く、空間に個性と深みを出したい方にはぜひ知ってほしい木材です。過小評価されているからこそ、私自身は積極的におすすめしたくなる存在です。
チェスナット(栗)を推したくなる理由
日本の伝統を支えてきた耐久性の高さと、経年変化の美しさ
栗(チェスナット)は古くから日本の建築で構造材として使用されてきた歴史がある木で、その理由は“水に強く腐りにくい”という優れた耐久性にあります。タンニンが豊富に含まれているため虫害にも強く、無垢フローリングとして長期間安心して使用できる素材です。

また、使い込むほどに深みを増す経年変化は栗ならではの醍醐味です。最初は明るい色味ですが、時間の経過とともにしっとりとした飴色に変化し、住まいの歴史とともに美しさが積み重なっていきます。無垢材本来の温かみを楽しみたい方、本物志向の方には特におすすめの樹種です。
節の表情が美しく、空間に自然な温かみと力強さを与えてくれる
栗材は節のバランスが良く、優しい表情を持つ点が大きな特徴です。節が多すぎると荒々しい印象になり、少なすぎると単調に感じられますが、栗はその中間に位置する絶妙な風合いを持っています。和モダンから北欧、カントリー調まで幅広いデザインに馴染む柔軟さも魅力です。
光が当たる角度によって生まれる陰影も美しく、空間に“静かな存在感”を与えてくれる素材です。オークよりも柔らかく優しい印象を求める場合や、自然素材の風合いをより強く感じたい場合には、栗が最適な選択肢になります。
オークが選ばれ続ける背景には“情報量”と“施工実績”がある
施工事例が圧倒的に多く、安心して選びやすい素材
オークは流通量が多く、施工事例も豊富で、実際に仕上がりを確認しやすい木材です。多くの工務店や設計士がオークを扱い慣れているため、安心して採用しやすい状況が整っています。初めて無垢フローリングを選ぶ方にとっても分かりやすく、検討しやすい樹種と言えます。
人気があるから選ばれる…しかし最適な樹種は人によって異なる

オークは万能で扱いやすい木ですが、だからといってすべての住まいに対して“最適な木”というわけではありません。求める雰囲気、木目の好み、生活スタイルによって最適な木材は大きく変わります。タモや栗のように、実は暮らしにより寄り添ってくれる木も存在します。
オークは優等生。しかしタモと栗には“味わい深い魅力”がある
人気だけでなく、自分の暮らしに合う木を選ぶことが大切
オークは確かに優れた無垢フローリングで、どの家庭にもおすすめできる万能材です。しかし、タモには凛とした木目の美しさがあり、栗には耐久性と経年変化の魅力があります。どの木にも「その木にしかない良さ」があります。人気に左右されず、あなたの暮らしに寄り添う1枚を選ぶことが、満足度の高い住まいづくりの第一歩です。
よくある質問
- Qオーク(ナラ / 楢)とタモ(アッシュ)と栗(チェスナット)、どれを選べばいいですか?
- A
それぞれに特徴があり、色味や木目の好み・生活スタイルで選択が変わります。
オークは万能で扱いやすく、タモは木目の美しさが際立ち、栗は耐久性と経年変化が魅力です。迷った場合はサンプル請求がおすすめです。
- Q黄白色系のフローリングでも樹種によって見た目は変わりますか?
- A
大きく変わります。タモは木目が強く、オークは虎斑が出ることもあり、栗は表情が豊かです。同じ色味でも仕上がりの印象は大きく異なるため、実物サンプルで比較することをおすすめします。
- Qプレミアム(節なし)・ラスティック(節あり)などグレードはどう選べばいいですか?
- A
空間の雰囲気で選ぶのが最適です。
節あり=自然素材らしい温かみ
節なし=上品で落ち着いた印象
オークやアッシュは節が美しいため、あえて節ありを選ぶ方も多いです。
- Qどれくらいの量を注文すればいいですか?予備は必要ですか?
- A
通常は施工面積+5〜10%の予備材を確保します。無垢材は一枚ずつ個性があるため、施工時に選別を行うことがあります。特にタモや栗のように木目の表情が強い樹種は、余裕を持った数量をおすすめします。
- Qペットがいても無垢フローリングは使えますか?
- A
樹種によっては傷がつきやすいものもありますが、表面の仕上げを工夫することで安心して使用できます。ノンスリップ仕上げや硬めの樹種(栗など)を選ぶことで快適な環境になります。


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