無垢フローリングをご使用のお客様から、よくご質問いただくのがこちら。
「クイックルワイパーって使っても大丈夫ですか?」
この問いに対する答えは、「Yes」でもあり「No」でもあります。
つまり、使い方やシートの種類によっては使用可能ですが、注意すべき点があるというのがプロの立場からの正直な回答です。今回は、無垢フローリングとクイックルワイパー(フローリングワイパー)の相性、使用上の注意点、変色を防ぐコツ、そして代替手段まで、詳しく解説いたします。
クイックルワイパーが無垢フローリングにNGとされる理由とは?
原因は「タンニン」と「流動パラフィン」の化学反応
無垢フローリングの中には、タンニンという成分を多く含む樹種があります。
このタンニンが、クイックルワイパーなどに使われる「流動パラフィン」と呼ばれる成分と化学反応を起こすことで、木材表面が黒く変色する可能性があるのです。
※ 先ほどから「クイックルワイパー」…と書いておりますが、花王株式会社さんの商品名を名指ししているワケではなく、いわゆる「フローリングワイパー」や「科学モップ」の類です。
無垢フローリング全般にNGなの?
「白木床に使えません」の表示に注意
実際に、フローリングワイパーのパッケージには以下のような注意書きがあります。
<使えないもの>
白木床、石床、畳、壁紙、特殊な床(うるし、鏡面仕上げ等)

この「白木床」とは、無塗装の無垢材を指していると考えられますが、オイル仕上げのフローリングも同等に扱われると考えた方が安全です。つまり、「無垢材」であるかどうかではなく、「表面にどんな仕上げがされているか」がポイントなのです。
つまり無垢フローリングに限らず、表面に単板を貼った複合フローリングや三層フローリングなどでも無塗装、もしくはオイル仕上げのモノにはこの「白木床」には使用できないと書かれていれば使用できません。
ドライタイプなら使える?実はそれも注意が必要
流動パラフィン配合のシートは要注意
「ウェットタイプはダメでも、ドライタイプならいいのでは?」という声もよく聞きます。確かに、水分による反りやささくれを心配するウェットタイプより、ドライタイプの方がマシです。

しかし、ドライタイプの中にも「流動パラフィン」が含まれている製品は少なくありません。この成分は埃を吸着しやすくするために使われており、化粧品やベビーオイルにも含まれる安全なオイルではありますが、木材との相性には注意が必要です。
「ちょっと使っただけで変色」するわけではないが…
この流動パラフィンによる変色は、1回使っただけで目に見えるほど進行するわけではありません。
しかし、*掃除のたびに少しずつ成分が木材に蓄積し、ある日ふと見ると黒ずみが…というケースは少なくありません。
特に、シートを装着したままのワイパーを無垢フローリングの上に長時間放置することは避けましょう。湿気や圧力によって、シートの成分が直接木に染み込みやすくなり、変色を引き起こす可能性が高まります。
無垢フローリングに使えるワイパーシートは?
「流動パラフィン不使用」の表示を確認しよう
実は、ホームセンターやネット通販で探せば、流動パラフィンを使用していないフローリングシートもちゃんと販売されています。たとえば、「スコッチブライト」ブランドなどから出ている無添加・無香料タイプのドライシートは、無垢フローリングとの相性も良好です。

エコロキアはこのシートのメーカーであるスコッチブライトさんの回しモノでも、ましてや販売しているワケでもありませんが、無垢フローリングの美しさを保ちたい方には“成分チェック”をおすすめしています。
無垢フローリング掃除の基本:プロのおすすめ
- 普段の掃除は乾いたモップやマイクロファイバークロス
- 粘着成分入りのシートを使う場合は短時間で使用し、放置しない
- 成分に「流動パラフィン」が含まれていない製品を選ぶ
- オイル仕上げの床には水分を避け、適度な乾拭き+定期的な再塗装
無垢フローリングのメンテナンスは、エコロキアにお任せください!
エコロキアでは、無垢フローリングの販売だけでなく、補修・メンテナンス・再塗装・再研磨まで一貫してサポートしています。
「掃除の仕方が不安」
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