今回は、一戸建て住宅のパイン(マツ / 松)の無垢フローリングを研磨し、美しく甦らせた施工事例をご紹介します。
この住宅の所有者さまは、長年住んでいた家を引っ越し後に賃貸物件として貸し出すため、内装の一部をリノベーションすることに決めました。
中でも、経年劣化が目立っていた無垢フローリングの修復は、家全体の印象を大きく変えるための重要なポイントでした。
パイン(マツ / 松)の無垢フローリングの魅力と課題
無垢フローリングは天然木そのものを使用しているため、独特の温かみとふたつとない美しい杢目が特徴です。
その中でもパイン(マツ / 松)の無垢材は、柔らかく温かみのある色合いが魅力で、時間が経つにつれて自然な風合いが増していきます。
しかし、日々の生活や長年の使用によって、傷や汚れが目立ち、全体的にくすんでしまうことがあります。
今回の現場でも、フローリング表面には多数の傷があり、特に部屋の中央部分にはDIYで補修を試みたパテの跡が見られました。

また、日当たりの良い場所と影になっている部分では色ムラが生じており、全体的に古びた印象を与えていました。
これでは新たな借主さまに魅力を感じてもらうことが難しいため、無垢フローリングを研磨し、新品のような美しさを取り戻すことが求められました。
施工の流れ
1. 現状確認と準備
まず最初に行ったのは、フローリングの状態を詳しく確認することです。
今回のフローリングは無垢材のため、表面を削ることで新しい木肌を露出させることが可能でした。
実際に訪れてみると「無垢じゃない!」ということが時々あるので、お見積り前にまず現調は非常に重要です。
今回はお施主様がご退去された後の施工だったため家具移動などはなく、養生をして簡易清掃後に作業開始です。
2. 研磨作業
次に、フロアサンダーを使用して無垢フローリングを研磨します。







最初は粗めのサンドペーパーを使用し、傷や凹みの深い部分を平らに整えます。
その後、徐々に目の細かいサンドペーパーに切り替え、表面を滑らかに仕上げていきます。
この作業は、無垢フローリング全体を均一に削ることが重要です。
傷や汚れに集中して一箇所だけ削りすぎると、見た目や触り心地に違和感が出てしまうため、職人の技術が試される工程でもあります。
また、角や壁際などの細かい部分は専用のサンダーや手作業で丁寧に仕上げました。
3. 仕上げと保護
研磨作業が完了すると、木材本来の美しい杢目が再び姿を現しました。
今回は無塗装の状態でお引渡しとなりましたが、必要に応じて自然塗料をベースにしたオイル仕上げやウレタン塗装、必要に応じてノンスリップ仕上げなども可能です。
施工後の変化
リノベーション後、パイン(マツ / 松)の無垢フローリングはまるで新品のように美しく生まれ変わりました。
長年の傷や汚れは完全に消え、パイン(マツ / 松)特有の柔らかな杢目が際立っています。

賃貸物件としてこの家を訪れる人にとって、最初に目に入るフローリングの状態は大きな印象を与えます。
今回のリノベーションにより、この物件が借主さまにとって「ここに住みたい」と思える魅力的な空間になったと確信しています。
所有者さまの感想
施工後、所有者さまからは次のような感想をいただきました。
「無垢松材のささくれで困っていたところ、研磨対応頂ける当社を知りました。電話で問い合わせたところ、早速社長さんが現場確認してくださり、速やかに施工頂けました。
仕上がりもまっさらでも、焼けてるでもなくいい感じです。
上張りしかないかと考えていたので、たいへん助かりました。」
松の無垢フローリングを選ぶ理由
今回の施工を通じて改めて感じたのは、パイン(マツ / 松)無垢フローリングの魅力です。
松材は比較的柔らかいため、傷がつきやすいという側面もありますが、適切なメンテナンスを施せば何度でも美しさを取り戻せます。
この「再生可能性」こそが、無垢材の最大の強みと言えるでしょう。
最後に
無垢フローリングのリノベーションは、物件の価値を高めるだけでなく、住む人の暮らしにも温かさと快適さを与えるものです。
賃貸物件でも持ち家でも、無垢フローリングが本来持つ美しさを活かしながら、大切にメンテナンスを続けていくことをおすすめします。
今回のような施工をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
木のぬくもりをもう一度感じられる空間作りのお手伝いをいたします。
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