コラムフローリング・床材

奈良県吉野郡吉野町へ|吉野杉と向き合うための製材所訪問記

コラム

ゴールデンウィーク期間の動き方

運送混雑を避けて直接引き取りへ

ゴールデンウィーク期間に入ると、木材の配送は想像以上に混雑します。
路線便の遅延や積み残しが発生しやすく、納期が読めなくなるため、今回は運送に頼らず、奈良県吉野郡吉野町の製材所まで直接引き取りに向かう判断をしました。時間と手間はかかりますが、確実に材を受け取るためには、こうした判断が必要になる場面も少なくありません。

直行直帰という選択

あいにくの雨模様に加え、コロナ禍という状況もあり、今回は目的の製材所へ直行し、用件のみを済ませる行程となりました。
本来であれば、吉野町ならではの食や立ち寄りたい場所も多くありますが、今は無理に行動範囲を広げるべきではないと判断しました。

吉野町という場所と仕事の関係

吉野杉・吉野桧との長い付き合い

仕事柄、吉野杉や吉野桧を取り扱っていることもあり、吉野町はこれまで何度も訪れてきた土地です。山の空気や町の雰囲気、製材所の音や匂いは、何度訪れても身が引き締まる感覚があります。好きな店や、改めてゆっくり訪れたい場所も多いだけに、今回は最低限の行動にとどめたことが少し心残りでもあります。

滞在できないもどかしさ

本当は一泊して、もう少し腰を据えて話をしたいところですが、今回は日帰りでの行程です。こうした判断を積み重ねながら、今の状況に合わせた仕事の進め方を模索しているのが正直なところです。

製材所での目的と新商品の打合せ

杉の無垢フローリングの引き取り

今回の主な目的は、丸岡材木店さんで用意していただいた杉の無垢フローリング材の引き取りです。
実際に材を目で見て、手で触れて確認できるのは、直接訪問する大きなメリットです。木材は写真や数値だけでは分からない要素が多く、最終的な判断は現場で行うことが欠かせません。

吉野杉を使った新商品の構想

引き取りとあわせて、吉野杉を使った新商品の打合せも行いました。
本来であれば、時間をかけて丁々発止、膝を突き合わせて意見を交わしたいところですが、今回は短時間で要点を確認する形になりました。それでも、顔を合わせて話すことで得られる情報や感覚は、オンラインのやり取りとはやはり違います。

コロナ禍で変わった仕事の距離感

淡白になりがちなコミュニケーション

コロナ禍以降、仕事のやり取りはどうしても効率重視になり、コミュニケーションが淡白になりがちです。必要な情報はやり取りできても、「その先」の雑談や試行錯誤の時間が削られていると感じる場面も増えました。

それでも続く素材との対話

そんな中でも、実際に現地に足を運び、素材と向き合う時間は変わらず大切にしたいと考えています。新商品の開発は、効率だけでは進みません。木を前にして、どう使うか、どう伝えるかを考える時間そのものが、仕事の本質だと感じています。

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