無垢フローリングやウッドデッキ、一枚板、レジンテーブルなど『木の仕事』に携わり、隣の人間国宝さんにも取り上げて頂いて、そこそこ『木』には詳しい方だと自負しておりましたが、まさに井の中の蛙で、まだまだ素人、甚だしいと思い知りました。
この2日間、レジンテーブルの入庫で検品と引き取りを兼ねて岐阜、愛知、三重と出張し、その合間に製材所、木工所、突板屋さんを訪れました。

製材所ではホオノキのベンチを作成するため、フリッチをどう製材するか、柾目、板目でどのように反りが出て、板を真っ直ぐに取るにはどの程度の厚みになるかなど教えて頂きました。
基本的に製材後の商品を扱っているので、製材される前に関する知識がまだまだ乏しく、樹種や乾燥の度合いなど学びたいコトがたくさん。
そんな製材所で倉庫の奥には無尽蔵に積まれた製材前の一枚板が大量にあり、更に樹齢1800年以上の屋久杉もゴロゴロと。

お宝の山をひとつひとつ見て行きたいところでしたが、膨大な量だったのでまたの機会にさせて頂き、次は木工所へ。
こちらでも一枚板のテーブルの打合せだったのですが、造作全般にできるとのコトで木製のテーブル脚を注文。

大体の樹種で制作可能とのコトで、写真はオークでしたが今回はクスノキで発注。
そんな木工所でも無造作に花梨やブビンガなどの一枚板が積まれており、こちらも宝の山。
圧倒されて写真を撮るのをスッカリ忘れてしまいましたが、大量に欄間があり、社寺仏閣には風景が彫られた欄間はおかしくて、基本的には松などの植物が彫られたモノを使うそうで、そんなルールを全く知りませんでした。
そして最後に突板屋さんへ。

ヨーロッパを中心に様々な突板を取り揃えており、正直半分以上知らない樹種で、無垢フローリングやウッドデッキに用いられている樹種なんでホントごく一部に過ぎないのだなぁ…と改めて実感しました。

イタリアのウォルナットには濃淡3色あり、普段アメリカン ブラック ウォルナットにしか触れていなかったのでその色調の美しさにウットリしたり、一度脱色してから色を入れる技術や、突板を挽く際に通常は木を煮て柔らかくなったところを薄く挽くのですが、こちらでは生木の含水率で煮ずに挽く技術など、もう目から鱗で全樹種学びたいコトだらけ。
そんな中、日本の神代スギなどと同様に4800年埋まっていたオークを見させて頂きました。

着色ではなくこの色です。
素手で触れて良いのかも不安になる程美しく、こんなモノが世の中に商品としてあり、例えばキッチンや造作家具の化粧として使えると云うコトすら知りませんでした。

厚みが0.6mmで畏れ多くもフローリングとして使えるか尋ねたところ、基本的には摩耗する場所はお断りしているとのコト。
しかし、表面のコーティング次第では…とのコトなので、ひょっとしたらしっかり塗膜を張って、ガラスコーティングなどを施せば…とここから先も学ぶコトがたくさんです。
『木』に携わる仕事は山で木を切る人から、造園する人、製材する人、家具職人、楽器職人、古材屋さん、もちろん自動車のパネルや家具など大量生産品を企画する人や生産する人など様々な分野があり、それぞれ扱う樹種が違っていたり、独自のノウハウがあったりとその奥の深さを改めて実感しました。
『木のことならエコロキアにお任せ』と胸を張って云えるように頑張ります。
コメント