無垢フローリングの塗装は大きく分けて自然塗料やオイルステインなどのオイル仕上げと樹脂を塗るウレタン仕上げに分かれます。
題名にも書きましたが天然木の「ナチュラル」な素材を求めて無垢フローリングを選ぶ方の多くがオイル仕上げを好み、ウレタン仕上げは「せっかくの無垢フローリングに勿体ない」と云われ不人気です。
実際にエコロキアで販売している無垢フローリングの仕上げは99%がオイル仕上げで、ウレタン仕上げは滅多にオーダーがありません。
さて、では何故ウレタン塗料はこんなにも不人気なのか。
ケミカルだから天然木を愛する人に敬遠されることも一因ですが、ウレタン塗料は大きく誤解されています。
『ウレタン塗料は木の表面に樹脂の膜を作り、木の触り心地がなく、ツルツル、テカテカと光沢があり無垢フローリングらしさが損なわれる』
…と思われがちで、確かに無垢フローリングのウレタン塗装品の殆どがその通りです。
木部用塗料には木に染み込む「浸透系」、木の表面に膜を張る「造膜系」に分かれ、ウレタン塗装の殆どが後者の「造膜系」で塗装されています。
しかし実際にはウレタン塗料にも「浸透系」のものもあり、水性ウレタンであれば嫌な臭いも少なく、仕上がりはオイル仕上げと区別がつかないほどのものもあります。
天然木の持つ肌触りがあり、嫌らしいツヤや臭いもないのであれば後は用途です。
今回は土足のカフェに使用するとのことで、水や汚れに強く、滑りにくく、そして天然木の魅力を損なわない…と云うコトでフレッシュ アクアF ノンスリップ フラット 全艶消し ソフトグリップをチョイス。

あらかじめサンディングシーラーで下地処理をして、トップコートにこれを塗装しますが、塗料の色としてはクリアでニュートラル(あまり木の色が濡れ色にならない)なので、あまり塗装をした感じが出ません。

塗った直後は当然テカリがありますが、全艶消しなので暫くするとテカリはなくなります。
今回は土足のカフェですが、例えば幼稚園や保育園、老人福祉施設など滑って転ばないようにこう云った塗料は非常に優れており、体育館のノンスリップ塗料ほどギュッとグリップするワケではないので日常安心して使えるグリップ感です。
ウレタン=悪と云うワケではなく、塗料も様々なものがあるので用途に応じて使い分けていく必要があり、自然塗料でも万能と云うものはないのです。
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