ノンビス工法のウッドデッキ
販売している僕がいくら「コレが良い!」と云ってもなかなか信じてもらえないかも知れませんが、施工もしている僕が云う言葉だと思って頂ければ幸いです。
昨日、大阪府某所でこのノンビス工法のメルバウを施工中の保育園があるとのコトで見学させて頂きました。
ノンビス工法のデッキとは
そもそもノンビス工法のデッキとはウッドデッキの表面にビス穴がない施工方法で、デッキ材の両サイドにクリップを付けるものや、裏側からビスを打つようなものなど様々なタイプがありますが、今回拝見させて頂いた施工方法は根太に黒い樹脂製のパーツをビス留めして、そのパーツにウッドデッキをはめ込んでいくタイプのもので、デッキ材の裏側には専用の溝が彫られています。

この溝が両サイドではなく裏側にあることで水が溜まらない点がポイントで、通常の脳天からビスを留める施工方法のように、ビス穴から割れが生じたり水が溜まって腐る原因にならないことがメリットです。
施工のポイント
この現場では鋼製ハット型の大引きを450mmピッチで並べておりましたが、これさえキッチリと水平を出して敷き並べることが出来れば、あとは床板をはめていく作業でこれは非常に速いです。

ラバーハンマーでカッチリ床板が入ったら、次の列の樹脂パーツをはめてコレを根太にビス打ち(ノンビス工法とは云いますが実際には見えないところでビスを打ちます)していくだけ。

通常のビス打ちの場合、
- 下穴をドリルで開ける
- ザグリ加工をする
- ビスを打つ
- ザグリ穴の毛羽立ち、ササクレを取る
…と云った工程が必要で、例えば根太ピッチが500mmで長さ4000mmのウッドデッキ1枚に付きビスが18か所、これが数百枚…と考えた場合、ビス打ちだけで結構大変な作業です。
ある程度大きな現場になればなるほどこのノンビス工法のメリットが活かされてくると云えるでしょう。
ノンビス工法のデメリット
正直、施工上に於いてはデメリットはほぼ無いかも知れませんが、敢えて挙げるなら、施工完了後に真ん中の1枚を交換する必要が生じたとき、脳天からビスを打っているのであれば簡単に取り外しが可能ですが、この工法の場合少しコツが必要で、出来ないワケではないです。
価格の面に関しては商品の㎡あたりの価格だけを見ると割高になってしまいますが、工期の短縮を加味するとそれほど高くないのではないかと思います。
また単純に製品としての美しさを考えるとこの価格差も納得いくのではないでしょうか。

あとは現時点で樹種の選択肢がパドウク(カリン / 花梨)とメルバウだけなので少ないのですが、まぁデッキ材は屋外で使用すれば年月が経つとどれも大差なくなるので、それほど問題はないかも知れません。
まとめ
ノンビス工法はまだまだ日本では認知度が低いのですが、今回見学させて頂いた保育園などであればビス穴からの割れによるササクレなどの心配もなく、非常に良いチョイスだと思います。
ウッドデッキの使用用途、費用対効果や耐用年数など様々な要因を検討した上でどんな樹種のどんなデッキ材を、どうやって施工するか…簡単なようで非常に難しいかも知れません。
ウッドデッキに迷ったらご相談下さいね。
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