【再生する木の美しさ】宝塚市マンションにて27年経過のオーク無垢フローリングを研磨再生しました
無垢フローリングの再生は「張り替え」ではなく「削る」という選択肢
本日より、兵庫県宝塚市にある築27年のマンションにて、オーク(ナラ / 楢)無垢フローリングの研磨再生工事がスタートしました。
近年では合板フローリングが主流になりつつありますが、無垢材であれば「貼り替える」のではなく「削って再生する」ことができるというのが最大の強みです。
このマンションの床も、施工当初はウレタン塗装が施されていましたが、27年の歳月とともに少しずつ劣化が進み、掃き出し窓の周辺やダイニングの下、キッチン付近などの塗膜が完全に摩耗している状態でした。
オーク(ナラ / 楢)無垢フローリング、27年の風格と可能性
表面劣化はしていても、内部の木はまだ生きている
無垢フローリングの醍醐味は、年月と共に風合いを深めていくこと。しかし、それは「味」になる部分と、「劣化」として現れる部分のバランスを見極める必要があるということでもあります。
今回の床も、表面の塗膜は摩耗していましたが、フローリング材自体に大きな反りや割れは見られず、研磨再生に最適な状態でした。
写真では、向かって右側が既存のウレタン塗装が残る状態、左側が研磨によって白木の美しさが蘇った状態。この違いは一目瞭然です。

今回の作業条件は「住みながらの再生工事」
3日間に分けて生活動線を確保しながら進行
今回のフローリング再生工事は、お施主様が住まわれたままの状態で実施。これが最大の難関でした。
- 1日目:リビング・ダイニングの半分を研磨 → オイル仕上げ
- 2日目:残り半分+廊下、動線の確保を計算しながら養生と作業
- 3日目:玄関・水回り付近、トイレの入口などへのアクセスを考慮しながら仕上げ
家具や荷物を一部ずつ移動させながら、空間を分割して養生 → 研磨 → 塗装 → 乾燥 → 再配置という工程を繰り返す必要があります。
まるでパズルのように空間を読み解く必要がある、高難度の作業といえるでしょう。
スタッフの熟練した技術が仕上がりに直結
このような制限付きの現場では、作業員の段取り力・判断力・丁寧さが問われます。今回担当したスタッフは、そうした要件をすべて満たしたプロフェッショナル。
研磨に使う機械の扱いから、塵の飛散を抑える養生の丁寧さ、塗装後の乾燥工程に至るまで、すべての工程で「安心」を感じさせる仕事ぶりでした。
オイル仕上げで、木の呼吸を活かす再生方法
再塗装はウレタンではなく、自然塗料によるオイル仕上げを選択
今回の研磨再生工事では、ウレタン塗装の再施工ではなく、オイル塗装による自然な仕上がりを選びました。ウレタン塗装のように表面を樹脂で覆うのではなく、木の内部に塗料を浸透させて仕上げることで、
- 木の呼吸を妨げない
- 経年変化が味わいとして現れる
- 傷やシミも味になる
- 将来の補修やメンテナンスが容易になる
といった無垢材本来の魅力を活かしたメンテナンスが可能になります。

木の肌ざわりと香りが、室内空間に新たな心地よさを与える
白木の状態に研磨されたオーク材に、オイル塗料を丁寧に擦り込むことで、自然なツヤと滑らかさを兼ね備えた質感が生まれます。
表面の肌ざわりが滑らかになるのはもちろん、木の香りが空間にふわりと広がるのも、再塗装ならではの魅力。古びてしまった無垢フローリングが、まるで新しい空間に生まれ変わったような印象をもたらしてくれます。
無垢フローリングは「貼り替える」より「活かす」時代へ
再生・補修・メンテナンスこそが無垢材の真価
今回のように、無垢フローリングは研磨と塗装で再生できる素材です。
これは、合板フローリングでは決して真似できない、無垢材だけが持つ大きなメリット。
- 10年後でも再塗装ができる
- 20年後でも研磨で新品同様にできる
- 割れやささくれも部分的に補修できる
このように、時間をかけて育てていける素材なのです。
エコロキアでは張り替えを勧める前に「再生」の可能性をご提案します
「床が古くなったから張り替えよう」と思う前に、ぜひ一度ご相談ください。既存の無垢フローリングを活かしながら、再生するという選択肢があるかもしれません。
無垢フローリングの研磨・再生・補修はエコロキアへご相談を
無垢材を知り尽くしたプロが対応します
エコロキアでは、無垢フローリングの輸入・販売だけでなく、研磨再生・補修・塗装・メンテナンスに至るまで、すべて一貫して対応しています。
今回のように、住みながらの作業にも対応可能。
現地調査も柔軟に行っておりますので、張り替える前に、まずは再生の可能性を探ってみませんか?
時間が刻んだ木の記憶を、もう一度暮らしの中に
- 27年前に施工されたオーク無垢フローリング
- 住みながらの研磨再生工事に対応
- 自然塗料オイル仕上げで本来の質感を復活
- 築年数を重ねたからこそ生まれる「深み」を再評価
無垢材は、使い捨てるものではなく、育てていくもの。
その価値に気づいたとき、リフォームは単なる「更新」ではなく、「再生」という豊かな選択肢になるのです。

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