白馬村滞在2日目。
朝目覚めると、窓の外には一面の銀世界が広がっていました。

神戸出身で普段は雪に馴染みのない私にとって、この景色は息を呑むほど美しく、そして非日常的です。
雪が降り積もる静寂の中に立ち、純白の風景を眺めていると、自分が別世界に迷い込んだような気さえします。
しかし、そんな幻想的な世界には厳しさも隠されているのだと、この日を通じて改めて実感しました。
雪道の運転に感じる怖さと現実
この日は地元のカフェでゆっくり過ごす予定だったので、車を出して白馬村内を移動しました。
しかし、慣れない雪道の運転に緊張しっぱなしで氷点下の路面は一筋縄ではいきません。
ハンドルを握る手は自然と力が入り、少しのカーブやブレーキ操作でも慎重にならざるを得ませんでした。

雪道を走るのは初めてではありませんが、白馬村ほど雪が深い地域で運転するのは過去2、3回の経験。
道端には雪の壁がそびえ立ち、路面の状態も場所によって異なるため、常に注意を払わなければいけません。
その一方で、降り積もった雪が太陽の光を反射し、山々が輝いて見える景色には心が躍りました。

怖さと美しさが入り混じる、不思議な感覚を味わいました。
カフェのオーナーとの会話から学ぶ雪国の現実
白馬村に訪れたら必ず訪れる地元のカフェに足を運びました。
店内はストーブの暖かさに包まれ、ほっと一息つける空間です。

オーナーもご出身は関西でこの白馬に移住された方で、白馬村の四季や暮らしについて深い知識を持っています。
「白馬村で何かビジネスを始めるなら、大雪の時期に一度来てみた方がいいですよ」と、以前オーナーからアドバイスを頂いていたので今回の訪問は非常に良い経験で、確かに思い描いていたビジョンの修正が出来ました。
「雪国の冬は幻想的なだけじゃなくて、厳しい現実もある。移動の大変さ、雪下ろしの苦労、電気やガスが止まるリスクなんかもね。でも、その厳しさを理解してこそ、この村の本当の魅力や可能性が見えてくるんです」
オーナーの話を聞いて、自然の美しさとともに、その厳しさも受け入れる覚悟が必要だと感じました。
雪がもたらす非日常感だけでなく、地域の人々がそれとどう向き合い、生活を築いているのか。そのリアルを体験することで、この地での仕事や暮らしがどんなものになるのか、より深く理解できる気がしました。
白馬村の冬がもたらす期待と課題
白馬村の冬は、美しさと厳しさが共存する世界です。
スキーリゾートとしてはもちろん、地域全体が雪によって形作られる独特の文化や生活スタイルがあることに気づかされました。
この地で長期的なビジネスを考えるなら、冬の雪の存在を踏まえて四季を通じた発想が不可欠です。

だからこそインバウンドで訪れるスキー客に向けたサービスだけでなく、オフシーズン時の登山客やハイキング客、サイクリスト、キャンパー、そして地元住民の暮らしを支えるアイデアや仕組みを考えることが重要だと思いました。
雪国で生きる力
雪道の運転や、地元の人々との交流を通じて感じたのは、「雪国で生きる力」というものです。
地元の人々は、雪の厳しさを嘆くだけでなく、それを受け入れ、工夫しながら日々を楽しんでいるように見えました。
以前、30歳代のころ新潟県十日町市の雪下ろしのボランティアに参加したことがあり、数日ではありますが雪国で生活する大変さを体感したものの、それをはるかに上回る魅力を感じ、今回この白馬村でも同様の魅力を感じているようで、この地が持つ自然の美しさだけでなく、人々の生き方や価値観にも深く惹かれているからだと改めて気づきました。
雪国ならではの厳しさと、それを乗り越える人々の知恵や工夫。
それこそが、白馬村の魅力の一部なのだと思います。
これからの目標
今回の滞在を通じて、白馬村でのビジネスや暮らしについての考えがさらに具体的になってきました。
まずは、自分自身がこの地の冬の厳しさをもっと知り、それに対処できる力を身につけること。
そのうえで、地元の人々と協力しながら、この地に根ざした価値を創造する方法を模索していきたいと考えています。
白馬村の冬は、私にとって未知の世界でありながら、同時に大きな可能性を秘めたフィールドでもあります。
これからも、この地を愛し、この地とともに成長していけるような未来を目指して、ひとつずつ歩みを進めていきたいと思います。
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