ウッドデッキの施工やメンテナンスで「絶対にしてはいけないこと」を詳しく解説します。具体的な理由や背景を挙げながら説明しますので、実践の際に参考にしてください。
施工時のNG行為
適切な下地を準備しない
地面に直接設置する
地面に直接ウッドデッキを設置すると、湿気が常に木材に影響を与えます。
湿気は腐朽菌やカビを引き寄せるだけでなく、木材を軟化させる原因となります。また、地面と密接すると通気が遮断されるため、木材内部に水分がこもりやすくなります。

対策: 必ずコンクリート基礎や束石を使用し、デッキ下に十分な空間を確保してください。
水はけを無視する
水平な設計の問題
水はけが悪い場合、雨水がデッキ表面に溜まり、乾燥するまでに時間がかかります。この湿気が木材の寿命を縮めるほか、滑りやすくなる危険性も生じます。

対策: デッキ表面に1~2%(1mに対して1~2cm)程度の緩やかな勾配をつけ、水が自然に流れる設計にすること。
適切なネジや金具を使わない
鉄製や亜鉛メッキの金具のリスク
屋外で使用する金具が錆びると、錆が木材に染み込み、腐敗の原因になります。また、錆びた金具は強度が低下し、木材を固定する力が弱まります。
対策: ステンレス製や防錆処理済みの金具を選びましょう。特に沿岸部では塩害に強い金具が必須です。
木材の乾燥状態を確認しない
乾燥が不十分な木材を使う影響
含水率が高い木材は、施工後に乾燥する過程で縮んでしまい、反りや割れ、隙間が発生します。このため、寸法が狂いやすく、施工後の安定性が低下します。
対策: 含水率が20%以下の木材を選びましょう。また、施工前に木材を1~2週間程度、現場の環境で馴染ませることが効果的です。エコロキアでは特に含水率に関して厳しくチェックしておりますのでご安心くださいね。
メンテナンス時のNG行為
高圧洗浄機を乱用する
木材表面の損傷
高圧洗浄機を過剰な圧力で使用すると、木材の繊維が削られ、表面が粗くなります。その結果、汚れが以前より付きやすくなり、防腐剤や塗料の効果も低下します。
対策: 圧力を抑えた設定(1200PSI以下)を使用し、ノズルを木材に近づけすぎないよう注意します。
塗料や防腐剤を塗らない
無処理がもたらす劣化
紫外線は木材の細胞を破壊し、色あせや表面の劣化(ささくれ)を引き起こします。また、雨水を吸収しやすくなるため、カビや腐朽菌の繁殖を促進します。ウリンやイペなどハードウッドは害虫や腐朽菌に強いため「塗装不要」という方も多いのですが、対紫外線に関しては劣化してしまうため塗装をしておく方が無難です。

対策: 屋外用の木材専用オイルや防腐剤を定期的に塗布します。特に透明塗料を選ぶ際は、紫外線カット機能の有無を確認してください。

| 商品詳細 | |
| 塗料名 | ジャラオイル(JARRAH OIL) |
| 品番 | --- |
| 色名 | ジャラ色(やや赤みのある褐色) |
| 容量 | 4L |
| 塗装回数 | 標準2回塗り |
| メーカー | Topdek |
| 用途 | 屋内木部:床、壁、天井、家具など |
| 標準塗布面積 | 約5~10平米/1リットルあたり |
| 備考 | ●ジャラなど硬質な樹種に浸透するように設計された木部保護塗料です。 ●紫外線による木材の劣化を保護します。 ●ジャラオイルとありますが水性塗料で油性塗料に比べて臭いも少なく伸びの良い塗料です。 ●段ボール梱包などがないため缶に凹みなどがあります。 |
メンテナンスを長期間放置
汚れや苔の放置によるリスク
木材表面の汚れや苔は、見た目が悪くなるだけでなく、滑りやすくなり事故の原因にもなります。さらに、苔は湿気を保持するため、木材の劣化を早めます。

対策: 定期的にデッキを掃き掃除し、湿気の多い場所では防藻剤を活用します。
環境に配慮しない扱い
化学薬品の過剰使用
強い薬品の影響
漂白剤や溶剤を過剰に使うと、木材の自然な油分や繊維を破壊し、寿命が短くなります。また、流れ出た薬品が植物や周囲の環境に悪影響を及ぼすことも。
対策: 木材用に調整された専用洗剤や環境に優しい製品を使用しましょう。
燃えやすい素材の近くで使用する
火災のリスク
バーベキューグリルやキャンプファイヤーをウッドデッキ上で行うと、火の粉や高温の炭が木材を焦がすだけでなく、火災を引き起こす危険があります。
対策: 火気を扱う際は、耐火マットを使用し、十分な距離を保ちます。
設計時のNG行為
適切な木材を選ばない
屋内向け木材の問題点
屋内用木材(例: 防腐処理されていない杉やヒノキ)は、雨や紫外線への耐性が低いため、短期間で劣化します。

対策: ハードウッド(イペ、ウリン、セランガンバツなど)や防腐処理済みのソフトウッドを選ぶこと。
湿気の多い場所に密着させる
湿気による腐食
ウッドデッキを湿気の多い場所に設置すると、木材が吸湿しやすくなり、腐敗や虫害を引き起こします。

対策: 通気性を高めるため、地面からデッキ面まで少なくとも20~30cmの空間を確保してください。
安全管理のNG行為
定期点検を怠る
劣化や破損のリスク
ネジや金具が緩むと、デッキが不安定になり、崩壊や怪我の原因になります。また、見えない部分で木材が腐敗していることも。

対策: 年に1~2回は目視点検を行い、異常があれば早期に補修を実施します。
デッキの上限荷重を無視する
荷重オーバーの危険性
設計段階で想定された荷重を超えると、木材や金具に過剰な力がかかり、破損や事故のリスクが高まります。特に大きめのプールなどを設置しようとお考えの場合は要注意。
対策: デッキの使用目的や人数に応じて適切な設計を行い、荷重制限を守りましょう。
これらのポイントを守ることで、ウッドデッキを美しく長持ちさせ、安全に使用することができます。具体的な状況や質問があれば、さらに詳しくアドバイスできますのでお知らせください!
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