エコロキアではこれまでにも何度も「アカシア無垢フローリングの魅力」について熱く語ってまいりました。何ならエコロキアのYouTube動画の第1回目も「思い入れ強めにアカシアを語る」でした。
それほどにアカシアという木には、他の樹種にはない深い味わいと個性、そして暮らしに寄り添う温もりがあります。
今回は、あらためてアカシア無垢フローリングの魅力を整理し、これから無垢材を選ばれる方にとっても参考になるよう、素材の特徴から経年変化、施工のポイント、最新トレンドまでを徹底的に解説いたします。
アカシア無垢フローリングとは?その特徴と基本情報
世界で愛される「アカシア」という樹種
アカシアは世界中に約1,300種以上が分布する広葉樹で、一部では中国産のアカシアを「アジアンウォルナット(※黒くて硬い「アジアンウォルナット」とは別)」という名前でも流通しています。
エコロキアでは主にベトナムの工場で、ベトナム、カンボジアそしてラオス産の原木を使用しています。かつてはインドネシア産も取り扱っていましたが現在は入手が難しくなり廃盤となっています。
アカシアは適度な弾力があるため、足触りが柔らかく、住宅の床材として非常にバランスの良い木材です。店舗やカフェなど人の出入りが多い場所にも耐えられる強度を持ち、見た目だけでなく機能性にも優れています。
また、広葉樹の中では比較的軽く、内部に微細な空気を含んでいるため、冬でも足元がひんやりしにくい“温かみのある素材”としても評価されています。
美しい杢目と豊かな色のグラデーション
アカシアのもうひとつの魅力は、その独特な杢目(もくめ)です。明るい白太と濃い焦げ茶のコントラストが美しく、ひとつとして同じ柄がありません。節や色の濃淡を含むラスティックグレードは、まるで自然のアート作品のよう。照明の当たり方や時間帯によっても表情を変え、空間に深みと動きを与えます。こうした“個性の強さ”こそ、アカシアが長年愛されてきた理由のひとつです。
アカシア無垢フローリングのメリット|選ばれる理由とは
高い耐久性と寸法安定性
アカシアは広葉樹で傷やへこみが目立ちにくい木材です。日常生活での摩耗にも強く、長期使用に耐えられます。また、乾湿の変化にも比較的安定しており、日本の四季に適応します。施工後の反りや割れが少ない点は、プロの現場でも高く評価されています。
コストパフォーマンスに優れた高級感
アカシアは、オークやウォルナットに比べて価格が手頃でありながら、見た目には負けない魅力があります。自然の濃淡がインテリア空間にアクセントを加え、ナチュラル・ヴィンテージ・モダンなど、どんなテイストにもマッチ。価格とデザイン性のバランスの良さから、設計士・デザイナー・一般施主まで幅広い層に選ばれています。
経年変化を楽しむ|“育てる”無垢フローリングの醍醐味
年月を経るごとに深まる色と艶
アカシアは新しい状態ではやや明るいブラウンですが、数年かけて徐々に深みのある焦げ茶色へと変化します。

これは木に含まれる天然オイル分が酸化し、光と反応して艶を増していくためです。住む人の暮らし方によっても変化の仕方が異なり、“経年美化”を感じられるのが最大の魅力。日々の暮らしがそのまま木の表情に刻まれる、そんな時間の流れを楽しめます。
メンテナンスで蘇る、再生可能な素材
無垢材は、傷や汚れがついても表面を研磨すれば新品同様に再生できます。エコロキアの「ムクリペ」サービスでは、長年使われた無垢フローリングを研磨・再塗装して蘇らせます。これは合板フローリングにはできない無垢材ならではの強み。無垢フローリングは「使い捨て」ではなく、「一緒に育てる」素材なのです。
アカシア無垢フローリングの施工と仕上げのポイント
無垢材ならではの施工注意点
アカシアは安定性が高いとはいえ、天然木ゆえの伸縮は避けられません。
施工前に数日間、現場環境に馴染ませる「順応期間」を設けることが大切です。また、湿度の高い季節や床暖房環境では、適切な下地材と接着剤の選定が不可欠です。これらを丁寧に行うことで、施工後のトラブルを最小限に抑え、長く美しい状態を保つことができます。
オイル仕上げで引き立つ自然の美
アカシアの杢目や色の濃淡を最も美しく見せるのが自然オイル仕上げです。
ウレタン塗装のように表面を覆うのではなく、木の内部に浸透することで呼吸を妨げません。リボス社の「カルデット」やプラネットカラーなど、自然由来の塗料を使用することで、手触りも心地よく、環境にもやさしい仕上がりになります。小さな傷も味わいとして楽しめるのがオイル仕上げの良さです。
トレンドと選び方|ヘリンボーンで魅せるアカシアの新しい表情
空間を格上げする「ヘリンボーン張り」
近年、アカシア無垢フローリングの人気が再燃している理由のひとつが、“ヘリンボーン張り”の広がりです。

まるでヨーロッパの邸宅やアトリエを思わせるこの張り方は、床全体にリズムと動きを与え、光の当たり方によって表情を変える美しいデザイン。濃淡のはっきりしたアカシアとの相性は抜群で、自然の模様がまるで織物のように交差し、重厚感と華やかさを両立します。
特に、カフェやリビング、エントランスなど「印象を決める空間」におすすめです。
直線張りよりも視覚的な広がりが生まれるため、限られた空間でも高級感を演出できます。ヘリンボーン張りは職人の技術が問われる施工方法ですが、その分仕上がりは格別。日常にデザイン性を取り入れたい方には、まさに理想的な選択肢です。
アカシアでしか出せない立体感と陰影
アカシアの特徴である濃淡のある色味と美しい杢目は、ヘリンボーン張りによってより一層引き立ちます。
光の方向によって板の角度が変わるため、同じフロアでも見る時間帯によってまったく違う印象に。朝は柔らかく、夜は深みを増した艶が現れ、一日の中で“変化を楽しめる床”になります。
また、節や白太を含むラスティックグレードを選ぶと、より自然でアート性の高い仕上がりになります。
シンプルな家具を合わせるだけで空間に奥行きが生まれ、木そのものの美しさを主役にしたインテリアが完成します。
アカシアの持つ温かみと個性を最大限に活かせるのが、このヘリンボーン張りなのです。
サンプルで質感と陰影を確かめよう
ヘリンボーン張りを検討する際は、ぜひ実物サンプルで色のコントラストや質感を確かめてください。
アカシアは一枚ごとに表情が異なるため、照明の種類や部屋の向きによって印象が大きく変わります。
エコロキアでは無料のカットサンプルを全国にお届けしています。自然素材の持つ深みと、ヘリンボーンならではの陰影の美しさを、ぜひ手に取って感じてみてください。
よくある質問|アカシア無垢フローリングについて
- Qアカシア無垢フローリングは他の樹種と比べてどんな特徴がありますか?
- A
アカシアは広葉樹の中でも比較的軽く、内部に空気を含むため足触りが温かいのが特徴です。また、重硬でありながら弾力性があり、住宅や店舗など人の出入りが多い空間にも適しています。白太や節を含む豊かな表情と濃淡のある色合いが魅力で、傷や汚れが目立ちにくいのも人気の理由です。
- Qアカシア無垢フローリングは床暖房に対応していますか?
- A
無垢材は天然の素材のため湿度変化による伸縮がありるため、アカシアで床暖房をご希望の場合は、床暖房対応の複合フローリングもご用意しております。表面単板2mm以上でアカシアの表情を最大限に活かした複合タイプで寸法安定性も抜群です。ただし、施工環境や湿度管理が重要です。エコロキアでは床暖房環境に合わせた適切な下地・接着剤の選定方法をアドバイスいたします。
- Qアカシア無垢フローリングは経年変化でどのように色が変わりますか?
- A
アカシアは経年とともに深みのある落ち着いたブラウンへと変化します。新しい時期は明るめですが、数年で艶と温かみが増し、ヴィンテージ感のある風合いに。これは天然木に含まれる油分やタンニンが酸化する自然現象で、「味わいが育つ木」として楽しめるのがアカシアの醍醐味です。
- Qメンテナンスはどのようにすれば良いですか?
- A
基本的なお手入れは乾拭きや固く絞った雑巾での清掃で十分です。オイル仕上げの場合は、年に1〜2回メンテナンスクリーナーを塗布することで、艶と保護力を維持できます。表面の傷や日焼けも、研磨・再塗装で新品同様に再生可能。エコロキアでは、無垢床の再生サービス「ムクリペ」も承っております。
- Q費用の目安や選び方のポイントを教えてください。
- A
アカシア無垢フローリングは、オークやウォルナットと比べて価格を抑えながら高級感を演出できる点が魅力です。空間の広さや張り方(直貼り・ヘリンボーンなど)によって費用が変動しますが、コストパフォーマンスの高い素材として人気があります。まずは無料カットサンプルで質感をお確かめいただくのがおすすめです。



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