施工ラッシュの終わりと産廃処理へ向かった理由
大量の廃材と資材が積み重なった現場の現実
エコロキアでは無垢フローリングの施工や研磨補修(ムクリペ)、レジンテーブル制作など、木材を扱う作業が多く、現場が重なると解体材や端材が一気に増えていきます。
今回の施工ラッシュでも、各現場で発生した古い床材、撤去した下地材、梱包材、レジン制作時の残材などが事務所前にどんどん溜まっていき、会社が見えなくなるほどに…。
見た目の問題以上に、資材管理の効率を落とし、次の現場準備を遅らせる要因になってしまいます。さらに無垢材や木質建材は湿気の影響を受けやすいため、屋外に積んだまま放置することは品質面でも安全面でも望ましくありません。だからこそ施工ラッシュが落ち着いた今、まずは徹底的に片付けようと産廃処理施設へ向かい、溜まった現場発生材を一気に整理する判断をしました。
50代の身体には片付け作業も一苦労だった理由
20〜30代、なんなら40代の頃ですら、重たい木材を持ち運んだり、廃材を積み込んだりしても翌日にはケロッとしていました。しかし50歳を超えた今では、片付けひとつにしても体中が悲鳴を上げます。
腰はコルセットなしでは立つことも座ることも痛みが走り、腱鞘炎の手首は小さな道具を持つだけでもズキッと疼くほど。今回の産廃処理も、木材の選別や積み込み作業をするたびに身体へ負荷がかかり、「若い頃とは違うな…」と痛感する場面が多くありました。
それでも、現場を整えることは次の仕事の質を上げるために欠かせない工程。痛みと戦いながらも作業を進める中で、木の仕事への愛着と、今もなお現場に立ち続けようとする自分の意地のようなものを感じました。
産廃処理施設で行った分別と搬入の工程
木材・金属・ボード類を分別する専門的な作業
エコロキアでは、産廃を持ち込む前に必ず徹底した分別を行います。無垢フローリングやウッドデッキ材の解体ゴミといっても、見た目は木材でも釘や金具が付いたままの場合があり、金属と木材を分ける作業は欠かせません。
また、石膏ボードや合板、プラスチック系の建材などは混合廃棄物として扱われるため慎重に仕分ける必要があります。分別を正しく行うことで処分費用の抑制につながるだけでなく、木材としてリサイクルできるものも増えるため、環境負荷の低減にも貢献できます。
今回も職人さんやアルバイトの皆さんに協力してもらいながら、燃えるもの・燃えないもの・再資源化できるものを丁寧に仕分けました。現場経験の豊富な仲間がいるからこそ、専門的な分別作業もスムーズに進めることができました。
重機による積み込み作業と搬入の緊張感
産廃処理施設に到着すると、計量を済ませてから重機で廃材をおろしてもらいます。巨大な油圧ショベルがトラックへ廃材を押して落とす様子は迫力がある反面、木材に金属が混在している場合は破片が飛ぶ可能性もあるため、常に緊張感を持った現場です。

重機で一気に荷下ろししてもらいながら、長い現場続きで散らかっていた資材置き場や事務所前も、ようやくスッキリと整いました。
年末らしい “片付けの一区切り” を感じる瞬間です
室内で行われるため粉じんも舞いやすく、安全に作業を進めるために声掛けや動線の確認が不可欠となります。今回もオペレーターの方の熟練した技術のおかげで、安全かつ効率的に搬入を終えることができました。ここでも改めて感じたのは、現場はひとりで成り立つものではなく、多くのプロフェッショナルの連携で進んでいくということ。エコロキアが大切にしている「現場への敬意」を改めて実感する瞬間でした。
助けてくれた仲間への感謝と、仕事が回るありがたさ
職人さんやアルバイトの協力があって成り立つ現場
今回の現場は、正直、ひとりでは到底乗り切れなかった量でした。
腰痛と腱鞘炎を抱えながらの作業は想像以上にきつく、途中で手が止まりそうになる瞬間もありましたが、職人さんやアルバイトの皆さんが率先して動いてくれたおかげで無事に完了することができました。

丸ノコを使い、下地を傷つけないよう慎重に角度と深さを調整しながら進めています。
ここから新しい無垢フローリングへと生まれ変わる、最初の大切な工程です。
誰かがいるだけで作業効率は何倍にも上がり、精神的にも「ひとりじゃない」という安心感があります。若いアルバイトスタッフの体力に助けられたり、長年の経験を持つ職人さんの判断力に頼れたりと、仲間の力に支えられていると実感しました。エコロキアの現場は、多くの人の協力と技術によって成り立っているのだと改めて感じる11月となりました。
チームで動くからこそできる“丁寧な仕事”
エコロキアが続けている無垢フローリング施工やムクリペ(研磨再生)は、ひとりでやろうとするとどうしても限界があります。フローリングの撤去、下地調整、サンディング、仕上げ塗装など、どれも繊細な仕事でありながら体力を要する工程ばかり。
今回の産廃処理のように、片付けひとつでも仲間がいることで仕事の質が上がっていきます。丁寧に分別し、現場を整えることで次のお客様の施工も丁寧に進められる。そんな“循環”が生まれるのは、間違いなくチームで動いているからです。そして、助けてくれる仲間がいるありがたさを強く感じられたのは、身体がしんどい今だからこそなのかもしれません。
50代で迎えた“体力の限界”と、それでも続ける理由
腰痛・腱鞘炎を抱えながらの作業と年齢の現実
今回の片付けでは、改めて年齢と向き合わされました。コルセットなしでは立つのもつらく、座ると腰が固まるような痛みが走り、寝転んでも楽にはならない。
腱鞘炎の手首は工具を持つだけでズキッとするし、キーボードを打つにも一苦労。それでも現場で身体を動かすたびに「まだやれるか?」と自分に問いながらの作業でした。若い頃のように身体が思い通りに動かないもどかしさはありますが、無垢材の良さを伝える仕事が好きだからこそ、なんとか踏ん張っています。
今回の産廃処理は、体力的にも精神的にもギリギリでしたが、終わった瞬間の清々しさは今も変わりません。50代の身体であっても、大好きな木の仕事を続ける理由がそこにあります。
休んだほうがいいと分かっていても現場に立ち続ける想い
身体がつらいと「無理しないほうがいい」と頭では分かっていても、現場に立つとつい動き続けてしまうのがこの仕事の性格でもあります。現場に行くと木の匂いがして、仲間がいて、お客様の家が徐々に変わっていく光景を見ると、不思議と力が湧いてくる。
痛みを抱えながらでも現場に立つのは、「木に触れていたい」という純粋な気持ちと、お客様の喜ぶ姿を見たいというプロとしての想いがあるからです。今回の片付けは、本当にしんどかった…。それでもやり切れたのは、仲間の存在と、自分自身がまだ現場でやるべきことがあると感じているからでした。
新人を迎えたい気持ちと、過去の失敗が生む迷い
新しい仲間がいれば仕事がもっと回るという実感
今回の片付けを終えて、「やっぱり新人がいてくれたら助かるだろうな…」と強く感じました。
無垢フローリングの施工もムクリペの研磨も、そしてレジンテーブルの制作も、どれも覚えれば一生食べていける技術。木の仕事に興味がある若い人が入ってきてくれたら、技術を継承できるし、現場の負担も大きく減ります。今回のような産廃処理も、若い力があればもっとスムーズに進められたかもしれません。チームとして次のステージに進むためにも、新しい仲間が必要だと強く感じた1日でした。
過去の採用の失敗がブレーキをかけてしまう現実
ただ、新人を採用することにはどうしても躊躇があります。
過去に人を入れてうまくいかなかった経験が、今も心に残っているからです。思っていた仕事観と違っていたり、こちらの想いがうまく伝わらなかったり、そのつもりはなくても傷つけてしまったこともあります。「また同じことが起きたらどうしよう」という不安が消えず、採用に踏み切れない自分がいるのも事実です。
それでも、今回のように仲間の力を借りて乗り切った経験は、「ひとりではできない仕事が増えている」という現実を突きつけてきます。採用に迷いながらも、誰かと一緒にものづくりをしていく楽しさも感じている。そんな揺れる気持ちが、今の正直な心境です。
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