今回の施工事例について|神戸市北区のウッドデッキメンテナンス
ご依頼の背景とウッドデッキの使用状況
今回ご依頼いただいたのは、神戸市北区にある戸建住宅のウッドデッキメンテナンスです。
施工から年数が経過し、全体的に白銀化が進んだ状態で、「見た目がかなり白っぽくなってきた」「素足で歩くと少しササクレが気になる」といったお悩みをお持ちでした。

ウッドデッキ自体は日常的に使用されており、外でのくつろぎスペースとして活躍しているとのこと。屋外に設置されたウッドデッキは、雨や紫外線の影響を直接受け続けるため、定期的なメンテナンスを前提に考える必要があります。
今回は「張り替えではなく、今あるデッキをできるだけ長く使いたい」というご希望から、メンテナンスによる再生をご提案しました。
使用されていた木材と施工環境の確認
ウッドデッキに使用されていた木材は、ハードウッドとして広く知られるセランガンバツです。
耐久性に優れた木材である一方、紫外線による白銀化や表面の乾燥は避けられません。
設置場所は建物の南側で、直射日光が当たる環境でした。このような条件では、単に「耐久性が高い塗料」を選ぶだけでなく、木材の状態や周囲環境を踏まえたメンテナンス計画が重要になります。エコロキアでは、施工前に必ずこうした使用環境を確認した上で、最適なメンテナンス方法を検討しています。
施工前の状態|白銀化とササクレが示すサイン
白銀化は劣化ではなく「メンテナンス時期の目安」
施工前のウッドデッキは、全体的に白銀化が進んだ状態でした。

この白銀化は、木材表面が紫外線によって変質した結果であり、必ずしも腐食や致命的な劣化を意味するものではありません。むしろ、天然木のウッドデッキでは避けられない経年変化の一つです。
ただし、白銀化が進んでいるということは、表面の保護機能が失われ、雨水や湿気の影響を受けやすくなっているサインでもあります。この段階で適切なメンテナンスを行うことで、木材の内部まで劣化が進行するのを防ぐことができます。
細かな割れやササクレのチェック
表面を詳しく確認すると、歩行頻度の高い部分を中心に、細かなササクレや繊維の毛羽立ちが見られました。
ハードウッドであっても、乾燥と湿潤を繰り返すことで表面が荒れ、素足での使用時に違和感を感じることがあります。これらを放置すると、見た目だけでなく安全性の面でも問題が生じる可能性があります。今回は、研磨によって表面を整えた上で塗装を行うことで、見た目と触り心地の両方を改善する方針としました。
エコロキアのウッドデッキメンテナンス方針
「塗る前に考える」状態に合わせたメンテナンス
エコロキアでは、ウッドデッキメンテナンスにおいて「とりあえず塗る」という考え方はしていません。まずは現在の状態を正確に把握し、どの程度の下地処理が必要か、どの性能を優先すべきかを整理します。
白銀化の進行度、割れの有無、使用頻度などを総合的に判断し、最適なメンテナンス方法を選択します。これにより、無駄な工程を省きつつ、必要な部分にはしっかり手を入れることができます。
塗料を「使い分ける」という考え方
ウッドデッキ用塗料には多くの種類がありますが、エコロキアでは特定の塗料に限定せず、状況に応じて使い分けています。キシラデコールのような実績ある屋外木部用塗料に加え、オスモやリボス、クライデツァイトといった輸入自然塗料、U-OILや春風などの国産自然塗料、さらにはシッケンズやジャラオイルといった高耐候性塗料まで、幅広い選択肢を持っています。今回の施工でも、耐候性と仕上がりのバランスを考慮し、適した塗料を選定しました。
メンテナンス作業の流れとポイント
下地処理で仕上がりが決まる
ウッドデッキメンテナンスで最も重要なのが下地処理です。
表面の汚れや劣化した繊維を適切に処理せずに塗装してしまうと、塗料の性能を十分に発揮できません。今回は、白銀化した表面を丁寧に研磨し、ササクレを抑えた上で塗装を行いました。

この工程をしっかり行うことで、仕上がりの美しさだけでなく、塗料の持ちも大きく変わります。
木目を活かした自然な仕上がり
塗装後は、白っぽくなっていたウッドデッキが落ち着いた色味に回復し、セランガンバツ本来の表情がよみがえりました。

い塗膜で覆うのではなく、木目を活かした仕上がりとすることで、自然な風合いを損なわずに保護性能を付加しています。素足で歩いた際の感触も改善され、日常使いしやすいウッドデッキに生まれ変わりました。
施工後の変化|メンテナンスで得られる価値
見た目の改善だけではないメリット
今回のメンテナンスにより、見た目が美しくなっただけでなく、防腐・防虫・耐候性といった機能面も向上しています。

これにより、今後の劣化スピードを抑え、ウッドデッキをより長く安心して使用することが可能になります。張り替えと比べると、コストや工期の面でも負担が少なく、「今あるものを活かす」選択として非常に有効です。
ウッドデッキと長く付き合うために
ウッドデッキは、定期的なメンテナンスを行うことで、暮らしに寄り添う存在として長く使い続けることができます。白銀化を楽しむのも一つの選択ですが、「少し手を入れる」ことで快適性と安心感は大きく変わります。

エコロキアでは、施工後も「次はいつ頃メンテナンスすべきか」「次回は別の塗料を選ぶべきか」といった長期的な視点でのアドバイスも行っています。
ウッドデッキメンテナンスを検討中の方へ
張り替え前に一度ご相談ください
「色が抜けてきた」「傷みが気になる」と感じた時点で、張り替えを検討される方も多いですが、必ずしも交換が最善とは限りません。状態によっては、メンテナンスによって十分に再生できるケースも多くあります。
素材と環境に合わせた提案を大切にしています
エコロキアでは、木材の種類や設置環境、お客様の価値観に合わせたウッドデッキメンテナンスをご提案しています。画一的な方法ではなく、「そのデッキに合ったやり方」を一緒に考えることを大切にしています。
よくある質問
- Q白銀化した状態からでも塗装メンテナンスは可能ですか?
- A
可能です。白銀化したウッドデッキでも、状態に応じて研磨などの下地処理を行えば、塗装によるメンテナンスができます。ただし、放置期間が長いほど下地処理に手間がかかるため、「少し気になってきた」段階での相談がおすすめです。
- Qどのくらいの頻度でウッドデッキのメンテナンスが必要ですか?
- A
設置環境や使用状況によって異なりますが、一般的には4〜5年に一度を目安に状態確認をおすすめしています。直射日光が強い場所や雨が当たりやすい環境では、もう少し短い周期でのメンテナンスが適している場合もあります。
- QDIYで塗装するのと、プロに依頼する違いは何ですか?
- A
DIYでも塗装は可能ですが、下地処理や塗料選びを誤ると、ムラや早期劣化につながることがあります。プロに依頼することで、木材の状態に合った処理や塗料選定が行われ、仕上がりと耐久性の両方に差が出ます。
- Qメンテナンス中はウッドデッキを使えなくなりますか?
- A
塗料の種類や天候にもよりますが、作業当日は立ち入りを控えていただく場合が多いです。乾燥時間を含めたスケジュールについては、事前にしっかりご説明しますのでご安心ください。
- Q張り替えとメンテナンス、どちらが良いか分かりません
- A
状態によって異なります。表面の劣化が中心であれば、メンテナンスで十分に再生できるケースも多くあります。エコロキアでは、無理に張り替えを勧めることはせず、現状に合った選択肢をご提案しています。

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