イブキオーダー事例レジンテーブル・一枚板

ソルマーレ様 新店舗オープンに合わせて|海をデザインしたラウンドレジンテーブルを納品しました

サロンの窓際に配置された海をデザインしたラウンドレジンテーブル イブキ
自然光が入ることで、ブルーのレジンに奥行きが生まれます。 時間帯によって表情が変わるのも、レジンテーブルならではの魅力です。

ソルマーレ様 新店舗オープンに合わせた納品事例

ウェルネスビューティーサロンという空間背景

今回レジンテーブルを納品させていただいたのは、ウェルネスビューティーサロン「Solmare(ソルマーレ)」様の新店舗です。
Solmareという名前は、イタリア語で「太陽(Sol)」と「海(mare)」を意味する言葉。その名の通り、心と身体を整え、日常から少し離れた時間を過ごすための空間づくりが意識されたサロンでした。

ウェルネスビューティーサロンSolmareの店舗案内サインとフロア表示
ウェルネスビューティーサロン「Solmare(ソルマーレ)」様の新店舗。
海をテーマにした空間づくりに合わせ、店内に設えたレジンテーブルを納品しました。

家具単体として目立たせるのではなく、空間全体の雰囲気に自然に溶け込むこと。
今回のテーブル制作では、その点を最も重視しています。レジンテーブルというと、どうしてもインパクトや派手さが先行しがちですが、ウェルネスという文脈では「静けさ」や「余白」が重要になります。そのため、視覚的な刺激を抑えつつ、見た人の感覚に穏やかに残るデザインを目指しました。

「海」をどう表現するかというデザインの出発点

今回のテーマは明確に「海」でした。ただし、写実的な海や、装飾としての海ではありません。
あくまで空間の一部として存在する海。主張しすぎず、そこにあることで呼吸が整うような、そんなイメージです。

無垢材とブルーのレジンが重なり合う海岸線を表現したレジンテーブル天板
木の自然な輪郭を“陸”に見立て、レジンで“海”を表現。
一つとして同じ形のない、自然任せの境界線が特徴です。

そこで選んだのが、無垢材を「陸」に、レジンを「海」に見立てる表現方法でした。
木の輪郭を人為的に整えることはせず、自然がつくった形をそのまま活かすことで、人工物でありながら自然に近い印象を残しています。

木とレジンで描く、ラウンドテーブルという選択

ラウンド形状がもたらす心理的な効果

今回のテーブルは、直径のあるラウンド(円形)タイプを採用しています。
ラウンドテーブルは、角がない分、空間に与える印象が柔らかく、人の動線や視線を遮りません。特にサロンや店舗空間では、「無意識のストレスを減らす」ことが重要であり、形状の選択は想像以上に大きな意味を持ちます。

海をモチーフにしたレジンデザインのラウンドテーブルをサロン内に設置した様子
新店舗の雰囲気に合わせ、穏やかな海をイメージしたラウンドレジンテーブル。
白いペデスタル脚と組み合わせ、空間に軽やかさを持たせています。

また、円形は「集まる」「包み込む」といった象徴的な意味合いもあり、ウェルネスやリラクゼーションとの相性も良い形です。
家具としての機能以上に、空間の雰囲気を整える役割を担う存在として、この形を選びました。

白い脚部との組み合わせが生む軽やかさ

脚部には、白いペデスタルタイプを組み合わせています。
無垢材とレジンの天板は、どうしても視覚的な重さが出やすいため、脚部でバランスを取る必要があります。

白を選ぶことで床との境界が曖昧になり、テーブル全体が浮いているような軽やかな印象になります。
結果として、天板の「海」の表情だけが自然に目に入る構成となり、空間全体に余白が生まれました。

海の表現は「波」を描きすぎないこと

レジンの色味と透明感の設計

レジン部分の色味は、深海のような濃いブルーではなく、浅瀬から沖にかけての穏やかな海をイメージしています。
透明感を残しつつ、光の入り方で奥行きが変わるよう、何層にも分けてレジンを流し込んでいます。

これにより、見る角度や時間帯によって、海の表情が微妙に変化します。
固定された「完成形」ではなく、使われる空間の中で表情が育っていく、そんなテーブルを意識しました。

白い波はあくまで控えめに

白いレジンで描いた波も、あえて主張しすぎないようにしています。
波を強く描けば、確かに分かりやすい「海」にはなりますが、その分、空間の中で浮いてしまう可能性があります。

白い波を表現したレジンの質感が分かるラウンドテーブル天板のアップ
透明感のあるブルーの中に、白いレジンで波を表現。
主張しすぎず、サロン空間に自然に溶け込むデザインを意識しています。

今回は、視線を落としたときに「よく見ると波がある」と感じる程度に抑えています。
主役はあくまでサロン空間であり、テーブルはその一部として静かに存在することを大切にしました。

制作工程と、世界にひとつだけの表情

木の表情を読み取るところから始まる制作

レジンテーブル制作は、デザイン画から始まるわけではありません。
まずは、無垢材そのものと向き合い、どこを陸として残し、どこに海を流すかを考えます。

木目の流れ、色の濃淡、入り皮や瘤。
それらを無視して形を決めてしまうと、どうしても不自然な仕上がりになります。
自然の情報を読み取りながら、最小限の操作で形を決めていく。その工程自体が、仕上がりの質を大きく左右します。

同じものは二度と作れないという前提

今回のラウンドレジンテーブルも、同じものをもう一度作ることはできません。
木の形も、レジンの流れも、波の表情も、その瞬間にしか生まれないものだからです。

だからこそ、オーダーや納品事例としてのレジンテーブルには、量産家具にはない価値が宿ります。
使われる場所や人とともに、時間を重ねていく家具として存在していくことを願っています。

新しい空間に、静かに寄り添う家具として

「映える」よりも「馴染む」を選ぶ理由

近年、レジンテーブルはSNSなどで強いインパクトを持つ家具として認知されるようになりました。
しかし、すべての空間において派手さが正解とは限りません。

特にウェルネスやサロンといった空間では、「馴染むこと」「邪魔をしないこと」が重要です。
今回のテーブルは、その考えを形にした一例だと考えています。

空間の一部として時間を受け止める存在

Solmare様の新店舗において、このラウンドレジンテーブルは、
誰かが腰を掛け、視線を落とし、少し呼吸を整えるための存在になるはずです。

強く主張せず、けれど確かにそこにある。
そんな家具が、空間の質を静かに引き上げてくれると信じています。

Solmare様、この度は新店舗オープン、誠におめでとうございます。
そして、大切な空間の一部をお任せいただき、ありがとうございました。

空間に合わせたレジンテーブルを、一緒に考えませんか

エコロキアでは、レジンテーブルを「目立つ家具」としてではなく、空間の一部としてどう在るべきか、という視点から制作しています。
住宅はもちろん、店舗やサロン、商業空間においても、コンセプトや動線、光の入り方までを踏まえたご提案が可能です。
フルオーダーだけでなく、制作体験という形で「つくる過程」そのものを共有することもできます。
世界にひとつだけのレジンテーブルを空間づくりの一環として検討してみませんか。

よくある質問

Q
店舗用のレジンテーブルは強度的に問題ありませんか?
A

レジンテーブルは見た目の印象とは異なり、適切な厚み設計と下地処理を行うことで、店舗利用にも十分対応できる強度を確保できます。エコロキアでは使用用途を事前にヒアリングし、サイズや構造を調整した上で制作しています。

Q
水や薬剤がかかる場所でも使用できますか?
A

レジン部分は耐水性がありますが、無垢材部分は環境に配慮が必要です。使用場所や頻度に応じて塗装仕様を調整し、適切なメンテナンス方法もご案内しています。

Q
海以外のデザインテーマでも制作できますか?
A

はい、可能です。海以外にも、川、山、抽象的な色の流れなど、テーマに合わせたデザインをご提案できます。空間コンセプトに合わせて一緒に考えることを大切にしています。

Q
ラウンド以外の形状も対応できますか?
A

スクエア、オーバル、変形サイズなど、設置場所に応じた形状で制作可能です。動線や空間バランスを踏まえてご提案します。

Q
色味はどの程度まで指定できますか?
A

大まかな方向性(濃淡・透明感・トーン)は指定可能ですが、完全な色再現は難しい場合があります。その分、自然な揺らぎを楽しめる仕上がりになります。

Q
納期はどれくらいかかりますか?
A

サイズや仕様によりますが、フルオーダーの場合は通常1.5〜3ヶ月程度を目安としています。制作体験の場合は工程ごとに複数回来店いただく形になります。

Q
相談だけでも可能ですか?
A

もちろん可能です。具体的なイメージが固まっていなくても、空間や用途をお聞きしながら一緒に整理していきます。

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