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奈良県産・吉野杉の一枚板テーブル納品実績

一枚板テーブルを斜めから撮影した写真。天板の厚みと耳付き部分の自然な形状が分かる。 オーダー事例
天板の厚みや耳の残し方も用途に合わせて調整。過度な加工をせず、素材感を活かした一枚板テーブルです。

エコロキアはレジンテーブルの製作・制作体験を行っていますが同時に無垢の一枚板テーブルも用途に応じて仕入れ・仕上げ・納品しています。今回ご紹介するのは、奈良県産・吉野杉を使用した一枚板テーブルの納品実績です。

今回納品した一枚板テーブルについて

使用した樹種は奈良県産・吉野杉

今回使用したのは、日本を代表する銘木のひとつである吉野杉です。
吉野杉は、奈良県吉野地方で長い年月をかけて育てられてきた人工林材で、年輪が細かく、通直で美しい木目が特徴です。

杉というと「柔らかい」「傷がつきやすい」というイメージを持たれることもありますが、吉野杉は成長管理が行き届いているため、材質が安定しており、反りやねじれが出にくいという特性があります。
特に一枚板として仕上げた場合、その素直な木目と明るい色味は、オフィスや商業空間に柔らかさをもたらします。


オフィス利用を想定したサイズと構成

今回の一枚板テーブルは、打ち合わせ・会議用途を想定して製作しています。
複数人で囲んだ際の視線の抜けや、椅子の動線、足元のスペースを考慮し、天板サイズ・厚み・脚の位置を決定しました。

壁掛けモニター前に設置された一枚板テーブル。会議用途に合わせてサイズと厚みを調整した無垢天板。
使用人数や動線を考慮し、サイズから樹種選定まで行った一枚板テーブル。オフィス利用でも扱いやすい仕上げとしています。

エコロキアでは「板ありき」ではなく使い方ありきで板を選ぶことを大切にしています。
そのため、あらかじめ完成品を並べる在庫販売は行わず、用途に合わせて市場で一枚板を仕入れています。

エコロキアが一枚板を在庫販売しない理由

在庫を持たない=品質を落とさない

一枚板は、保管環境によって状態が大きく左右されます。
長期間倉庫に眠らせることで、乾燥ムラや反りが進行することも珍しくありません。

エコロキアでは、

  • 用途
  • サイズ
  • 設置環境

を確認した上で、その条件に合う一枚板を必要なタイミングで仕入れ、すぐに仕上げ工程へ入ります。
これにより、材のコンディションを保ったまま納品することが可能になります。


余分なコストを省き、素材に還元する

展示在庫を持たないことで、

  • 保管コスト
  • 展示スペース
  • 在庫ロス

といった間接費を抑えています。

その分、板の質・仕上げの精度・塗装工程にコストをかけることができます。
結果として、派手な装飾はなくとも、長く使える一枚板テーブルを適正価格で提供することにつながっています。

吉野杉一枚板テーブルの特徴

空間を明るくする色味と木目

吉野杉は淡く温かみのある色合いが特徴で重厚になりがちな会議室やオフィス空間をやわらかく整えてくれます。
特に今回のような一枚板仕上げでは、木目の流れが視線を自然に導き、圧迫感を軽減します。

一枚板テーブル天板の正面写真。無垢材特有の木目と自然な色ムラが分かる仕上がり。
研磨と塗装で整えつつ、木が本来持つ木目や濃淡は残す仕上げ。無垢材らしさを大切にしています。

「使える無垢材」としての実用性

無垢材はデリケートな印象を持たれがちですが、仕上げ方法と使い方次第で十分に実用に耐えます。

今回の吉野杉テーブルも日常使用を前提に、

  • 研磨工程
  • 塗装の選定
  • 角の処理

を行い、オフィス利用でも安心して使える仕上げとしています。

レジンテーブルとの違いと選び方

一枚板テーブルが向いているケース

  • 素材感をシンプルに楽しみたい
  • 落ち着いた空間をつくりたい
  • 木そのものの経年変化を味わいたい

こうした場合には、一枚板テーブルが適しています。


レジンテーブルが向いているケース

  • 空間の主役になるテーブルを置きたい
  • 色やデザインで個性を出したい
  • アート性を重視したい

エコロキアでは、用途や価値観に応じてどちらが適しているかを中立的にご提案しています。

エコロキアの一枚板テーブルづくりの立ち位置

「売り物」ではなく「道具」として

エコロキアが目指しているのは見せるためだけの一枚板ではなく、使い続けるための一枚板です。

そのため、過度な演出や流行に寄せた加工は行いません。
木の個性を見極め、用途に合う形に整えることを重視しています。

オフィスの打ち合わせスペースに納品した国産材の一枚板テーブル。無垢材の耳付き天板とスチール脚を組み合わせた実例。
レジンテーブルだけでなく、一枚板テーブルも用途に合わせて選定・仕上げしています。打ち合わせスペースに自然な存在感を与える無垢材のテーブルです。

レジンも一枚板も、同じ思想で

レジンテーブルと一枚板テーブル。
表現は異なりますが、根底にあるのは「素材を理解し、無理をさせない」という考え方です。

オフィス空間に設置された複数台の一枚板テーブル。木目や耳の表情がそれぞれ異なる無垢材天板。
同じ用途でも、板ごとの個性はさまざま。設置環境に合わせて表情のバランスを見ながら仕入れ・仕上げを行っています。

今回の吉野杉一枚板テーブルも、その延長線上にある仕事です。

用途から考える、一枚板テーブルという選択

一枚板テーブルは「見て選ぶ家具」ではなく、
「使い方から逆算してつくる道具」だとエコロキアは考えています。
在庫を並べないのは、その考え方の表れです。
レジンテーブルか、一枚板か。
どちらが正解かではなく、どちらがあなたの用途に合うかを一緒に整理するところからご相談ください。

よくある質問

Q
吉野杉は柔らかくて傷がつきやすくないですか?
A

吉野杉はナラやブラックウォルナットといった広葉樹と比べると、確かに柔らかい部類に入ります。そのため、日常使用の中で小さな傷や凹みが入る可能性はあります。ただし、それは「欠点」というよりも無垢材ならではの特性です。
エコロキアでは、使用環境を踏まえた研磨と塗装を行い、実用上支障が出にくい仕上げを施しています。また、傷がついた場合も、無垢材であれば再研磨や再塗装によって美しさを取り戻すことができます。

Q
オフィスや会議室で使っても問題ありませんか?
A

はい、問題ありません。今回の納品実績もオフィスの打ち合わせ・会議用途を想定しています。
エコロキアでは、家庭用と業務用を同一視せず、使用頻度・人数・動線を考慮した仕上げを行います。天板の厚み、角の処理、脚の位置まで含めて設計するため、オフィス利用でも安心してお使いいただけます。

Q
在庫を見ずに一枚板を選ぶのは不安です。
A

その不安はもっともだと思います。一枚板は個体差が大きく、「写真だけで決める」のは確かに難しい素材です。
エコロキアでは、まず用途・サイズ・空間の雰囲気を丁寧に伺い、その条件に合う板を市場で選定します。仕入れ前には、木目の傾向や色味、仕上がりイメージを共有し、方向性をすり合わせた上で進めています。

Q
なぜ展示在庫を持たないのですか?
A

一枚板は保管環境によって状態が変化します。長期間展示・保管することで、反りや乾燥ムラが進行するケースもあります。
エコロキアでは、必要なときに、必要な板を仕入れることで、材のコンディションを保ったまま仕上げることを重視しています。その結果、余分な在庫コストを省き、素材と仕上げに集中できる体制を取っています。

Q
一枚板テーブルのサイズはどこまで対応できますか?
A

一枚板は自然素材のため、サイズには流通上の制約があります。ただし、用途に合わせて市場から最適なサイズの板を探すことは可能です。
「この人数で使いたい」「この空間に収めたい」といった条件をもとに、現実的なサイズ提案を行います。無理に大きな板を勧めることはありません。

Q
脚のデザインや素材は選べますか?
A

はい、選べます。
今回の実例ではスチール脚を使用していますが、木製脚やデザイン違いのスチール脚など、用途に応じてご提案可能です。安定性や椅子との相性、掃除のしやすさなども含めて検討します。

Q
国産材以外の一枚板も対応していますか?
A

対応しています。
ブラックウォルナットやブビンガなどの輸入材も取り扱っています。ただし、輸入材は流通状況や価格変動が大きいため、用途と予算を踏まえた上で現実的なご提案を行います。国産材・輸入材のどちらが適しているかは中立的にお伝えします。

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