無垢フローリングは、年月とともに味わいが増していく素材です。
しかし、特に濃い色で仕上げた床の場合、長く住んでいると「色あせ」が気になってくることがあります。
- 日光
- 摩耗
- 掃除
- 生活動線
こうした日常の影響によって、床は少しずつ色が薄くなっていきます。
特に濃色の床は、最初は深い色合いが魅力ですが、時間が経つと色が抜けてムラが目立つことがあります。
「もう張り替えるしかないのかな」
そう思われる方も多いのですが、実は無垢フローリングは張り替えなくても美しさを取り戻す方法があります。
今回は、エコロキアが行っているメンテナンスサービスムクリペケアによって、色あせたオークの無垢フローリングを着色メンテナンスした事例をご紹介します。
濃色の無垢フローリングはなぜ色あせる?
日常生活の中で少しずつ色が抜けていく
濃い色で塗装された無垢フローリングは、落ち着いた雰囲気や高級感を演出できるため、とても人気があります。
特に今回のオーク(ナラ / 楢)材は木目が美しく、着色することでさらに深みのある表情になります。
しかし濃色の床は、長く使う中でどうしても色あせが目立ちやすいという特徴があります。
その理由はとてもシンプルです。
床は家の中で最も頻繁に触れられる場所だからです。
- 人が歩く
- 家具を動かす
- 掃除をする
こうした日常の動作によって、表面の塗装は少しずつ摩耗していきます。特に生活動線の部分では、塗装が薄くなり、木の色が見えてくることがあります。これは無垢フローリングの欠点ではなく、自然素材ならではの変化でもあります。
ただし、この変化が気になってきた場合には、適切なメンテナンスを行うことで、床の表情を整えることができます。
日光による退色も大きな原因
もうひとつ、濃色フローリングの色あせの原因になるのが紫外線です。窓から入る日光には紫外線が含まれており、これが塗料の色を少しずつ分解していきます。特に南向きの窓や大きな掃き出し窓がある部屋では、日光の影響を強く受けることがあります。
すると、
- 窓の近くは色が薄くなる
- 家具の下は色が濃いまま残る
といった現象が起こります。このような色ムラが出てくると、床全体の印象が変わってしまうことがあります。
しかし無垢フローリングの場合、こうした状態でも塗装メンテナンスによって色味を整えることが可能です。つまり、張り替えではなく「再塗装」という選択肢があるのです。
ムクリペケアでできるフローリングメンテナンス
張り替えではなく塗装で美しさを取り戻す
今回の事例では、色あせてしまったオークの無垢フローリングに対して、ムクリペケアによる着色メンテナンスを行いました。

張り替えを行う場合、
- 家具の移動
- 既存床の撤去
- 新しい床材の施工
といった大掛かりな工事が必要になります。
しかし塗装メンテナンスであれば、既存の床を活かしながら、比較的短期間で美しさを取り戻すことができます。今回の施工では、床の状態を確認しながら、色あせている部分を中心に着色を行い、床全体の色味を整えていきました。
塗装は一度に広い面積を塗るのではなく、木目の流れを見ながら丁寧に進めていきます。こうすることで、人工的な塗りムラではなく、自然な木の表情を活かした仕上がりになります。
濃色フローリングは定期的なメンテナンスが大切
今回のような濃色フローリングは、特に定期的なメンテナンスを行うことで美しい状態を保つことができます。塗装というと「一度塗れば終わり」というイメージを持たれる方も多いのですが、実際にはそうではありません。
床は毎日使う場所なので、時間が経てば必ず変化します。しかし、その変化に合わせてメンテナンスを行えば、張り替えをせず、床を長く使い続けることができます。

無垢フローリングの魅力は、こうしたメンテナンスによって長く使えることでもあります。
床は家の中で最も大きな面積を占めるインテリアです。だからこそ、少し手をかけるだけで空間全体の印象が大きく変わります。
無垢フローリングは「育てる床」
使い捨てではなく長く使うという考え方
近年の住宅では、表面だけに木を貼った複合フローリングが多く使われています。これらの床はメンテナンスよりも交換を前提とした素材です。しかし無垢フローリングは違います。
- 削る
- 塗る
- 補修する
こうしたメンテナンスを行うことで、長く使うことができます。今回のような着色メンテナンスも、その一つの方法です。色あせてきた床も、手入れをすることで再び美しい表情を取り戻します。
そしてまた、時間とともに少しずつ表情が変わっていきます。この変化を楽しめることこそが、無垢フローリングの魅力だと思います。
床の印象が変わると空間が変わる
床は部屋の面積の多くを占めるため、色や質感が変わると空間全体の印象が大きく変わります。
例えば、床が色あせていると部屋が少し古く見える。しかし塗装を整えるだけで空間が引き締まり落ち着いた雰囲気になるという変化が生まれます。
今回の施工でも、着色を行ったことで床の色味が整い、空間全体がぐっと落ち着いた印象になりました。

無垢フローリングは、メンテナンスすることで空間をよみがえらせる床でもあるのです。
よくある質問
- Q無垢フローリングの色あせは直せますか?
- A
はい、多くの場合は塗装メンテナンスによって改善することができます。特にオイル塗装の無垢フローリングは、着色や再塗装によって色味を整えることが可能です。状態によっては部分補修や研磨が必要になることもありますが、張り替えをしなくても美しさを取り戻せるケースが多くあります。
- Q濃色フローリングは色あせやすいのでしょうか?
- A
濃色フローリングは、摩耗や紫外線による変化が視覚的に目立ちやすいため、色あせを感じやすい傾向があります。ただしこれは欠点ではなく、メンテナンスを行うことで再び色味を整えることができます。定期的に塗装を行うことで、美しい状態を長く保つことができます。
- Qフローリングの塗装メンテナンスはどのくらいの頻度で必要ですか?
- A
使用状況にもよりますが、濃色系の床の場合は3~5年に一度のメンテナンスを行うことで美しい状態を保ちやすくなります。特に日光が当たりやすい場所や、生活動線になっている部分は摩耗が早いため、早めにメンテナンスを行うと床の寿命を延ばすことにつながります。


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