施工現場には大工さん、設備屋さん、建具屋さん、水道屋さん、電気屋さん、クロス屋さん、左官屋さん、塗装屋さん、洗い屋さん…と多くの方が出入りします。
その全員が無垢フローリングの取り扱い方を知っているワケではなく、ついつい休憩のときに缶ジュースを無垢フローリングに置いたりするようです。
今回はそんな手直しのご依頼で現場へ。

この現場の無垢フローリングはマグノリア(モクレン / 木蓮)で東北地方の製材所で作って頂いたもので、それを弊社でリボス クノス 白木を塗装して納品させて頂いたところでしたが、塗装済みでもこの手の汚れは付きます。
まぁDIYで直せないダメージではありませんが、どのぐらい削って良いのか勘所も必要ですし、再塗装もあるので下手に手を出さず読んで頂けて幸いです。
もしDIYでこう云ったシミを落とす場合、どのぐらいの深さまでシミが入り込んでいるのかにもよりますが、先ずは紙やすりの#240で研磨して、ダメなら#180、#120、#80と番手を下げて削ります。
削る際は汚れのところだけを集中してするのではなく、汚れが付いている箇所から杢目に沿って前後に50cmぐらいの広さでグラデーションを意識して削り、汚れが取れたら再び#240で仕上げをします。

今回はベルトサンダーで#80を使い簡単に汚れを落とすことができました。
無垢フローリングは概ね仕上げは#240~#320あたりなので、#80で削った後は少しずつ番手を上げて仕上げ、そして再塗装すれば完成です。
このような汚れは施工中だけではなく、ご入居後も充分に起こりうるモノですし、そうなってしまっても余程深くまで染み込んでいなければ研磨で落とすことが可能ですからご安心下さいね。
非常に珍しいマグノリア(モクレン / 木蓮)の無垢フローリング、施工写真も間もなくご紹介させて頂きますのでお楽しみに。

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