フローリング補修のご相談と現地調査
エコロキアでは日々、無垢フローリングの補修や再生に関するご相談を多くいただきます。中でもよくあるのが「長年使ってきたフローリングを研磨して綺麗にしてほしい」というお問い合わせです。
研磨や再塗装を施すことで新品同様に蘇らせられるのが無垢フローリングの最大の魅力であり、私たちの提供する「ムクリペ」の強みでもあります。ところが、現地調査に伺うと「実は無垢ではなかった」というケースが意外と多いのです。

、経年劣化で表面が色褪せ、傷や汚れが目立つフローリングは一見すると無垢のように見えることがあります。しかし実際には、合板に薄い突板を貼った複合フローリングや、木目調の化粧シートで仕上げられた床材であることも少なくありません。
無垢ではないフローリングは研磨できない
ムクリペの適用外となるケース
無垢フローリングであれば表面を削ることで新たな木肌を出し、再度オイルや塗装を施して美しさを蘇らせることができます。しかし、複合フローリングや化粧シートの場合は表面層が極めて薄いため、研磨してしまうと基材が露出してしまい施工ができません。

私たちの「ムクリペ」はあくまで無垢フローリング専用の再生サービスであり、残念ながらこうした床材には対応できないのが現状です。そのため通常は「申し訳ありませんが対応できません」と辞退せざるを得ません。
お客様の強いご要望と「増し張り」という選択肢
「それでも綺麗にしたい」という思い
今回の現場でも同様のケースでした。当初は辞退をお伝えしたのですが、お施主様から「床を撤去するのではなく、上から新しいフローリングを貼ることはできないのか」というご相談をいただきました。
エコロキアで取り扱う無垢や複合フローリングは基本的に厚みが12mm前後。既存床に重ねて貼る「増し張り」には向きません。そこで、仲の良い工務店の担当者さんに相談したところ、パナソニックなど大手メーカーが増し張り用の薄型フローリングを展開していることを教えていただきました。
施工現場を見学して学ぶ
薄型フローリングの特徴
ご覧いただくとわかるように、増し張り用フローリングは非常に薄く設計されています。厚みを抑えることで既存床との段差を最小限に抑え、リフォーム現場でもスムーズに施工できるのが大きな特徴です。

さらに、表面の木目デザインも精巧で、施工後には自然な質感が感じられる仕上がりになります。
施工後の仕上がりとお施主様の反応
写真④のように、施工後はまるで新築時のような光沢と質感が蘇りました。無垢フローリングとは異なる性質を持つものの、今回の現場では「できるだけ手軽に綺麗にしたい」というお施主様のご要望に応えられる最適な選択肢だったといえます。
「最初は無垢じゃないとだめかと思っていたけど、ここまで綺麗になるなら満足です」
そんな言葉をいただけたことは、私たちにとっても非常に嬉しい瞬間でした。
エコロキアとしての立ち位置
私たちが提供できることと、できないこと
エコロキアは「無垢材の魅力を最大限に活かす」ことを使命としています。そのため、すべての現場に万能に対応できるわけではありません。無垢ではないフローリングの研磨依頼に関しては対応できないとお伝えしなければならないケースも多々あります。
しかし今回のように、工務店やメーカーと連携することでお施主様に最適な解決策を提案できる場合もあります。無理に自社だけで完結させるのではなく、専門性を持ったパートナーと協力することが結果的にお客様の満足度を高めることにつながるのです。
学びを次へ活かす
今回の現場調査と見学を通して学んだことは、私たちにとって大きな財産となりました。無垢フローリングに特化しているからこそ見えてくる「できること」と「できないこと」。そして、お施主様の想いに寄り添いながら、最適な選択肢を一緒に探していく姿勢の大切さです。
私たちは今後も、無垢フローリングの専門家としての強みを磨きつつ、協力業者やメーカーとの連携を深めながら、お客様にとって本当に価値のあるご提案をしていきたいと考えています。
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